インドネシア

国名:インドネシア(印度尼西亜)【INDONESIA】
首都:ジャカルタ(雅加達)【JAKARTA】

 ASEAN諸国の一員。面積190.44平方キロメートル、人口1.94億人。中国が陸の大国ならば、インドネシアは海の大国。各島には各々の文化がありそう。

インドネシア出張旅行記

 国内派ビジネスマンを自負するぱんだが今回は中国側の合作相手といっしょにインドネシア出張。出張なんで「旅行」らしいことはほとんど無かったのですが、久しぶりの異国情緒にちょっとわくわくでした。
 まず2005年3月2日、広州からガルーダインドネシア航空GA899便(A330−300、機材番号PK-GPA)に搭乗。のっけからインドネシア音楽に酔う。いまどき珍しいと思うが、エコノミーでもウェルカムドリンクのオレンジジュースが配られた。15:45離陸そしてすぐにサンドイッチ+飲料。インドネシアビール(BINTANG)はちょっとドライで喉ごしすっきりな味。ハオフー。こんなもんかと思っていると、これはあくまでも軽食で、夕食時間にきちんとシーフードorチキンがやってきた。「チキンプリーズ」と、ここで空姐が「え?ほんとにチキンなの?もちろんシーフードでしょ?」。どうやらシーフードがダボツキ気味か?空姐のユーモアに乗ってシーフードとしたところ、ホタテと海老の炊き込みライス風でうまかった。あとはフルーツ(メロン、ミニトマト、ドラゴンフルーツ)、コーヒーケーキ、パン、バター、チョコ。フルーツにミニトマトが入っているところが中国謹製を思わせるが、中国系航空会社とは一味違う食事に満足。機は、インドシナ半島を突っ切り、シンガポール上空で方向を変え、ジャカルタへ。19:50着。ジャカルタ空港は木材を多用した天井が素敵。最近はやりの何処に行っても同じ形の空港と違い、プリテイである。
 中国発の便のためか、ビザオンアライバルの窓口に向かったのは私とあと2人のみ。銀行窓口でUSD25を支払い、イミグレ窓口でレシートを提出するとあっという間にビザがプリントアウトされてきたのは立派。もっとも日本からのB747が到着したら、こうは行かないかもしれないけれど。ビザを用意してきた(用意しなければならない)中国側の方にも入国審査の行列ですぐに追いつく。「インドネシアのイミグレはすぐにマネーを要求するから要注意」と言われていたが、幸いそういうこともなく無事入国。インドネシアの公司の方が迎えにきてくれている。

 久しぶりの東南アジアの風にうっとり。車は左側通行というところに意外な新鮮さを感じる。まあ、香港もそうなんだけれど。既に夜になっておりよくは解らないものの、緑に溢れる車窓にもうっとり。こうして見るとやはり昆明周辺は樹木が少ないと思う。インドネシア側で手配してくれたヒルトンジャカルタに到着。ホテル敷地入り口で車の安全検査、そしてホテル玄関では空港張りの金属探知機。中国の方が口をすっぱくして言っていた治安問題はどうやら本当らしい。これは困った異国情緒である。翌日車窓に爆弾被害のあった建物が見えたが、オーストラリア大使館とのこと。いやはやである。

 3日は会議。夕方私だけインドネシア側の方の案内でデパートのインドネシア手工芸品を見に行く。広い絵画売り場のたくさんの絵。そう言えば、インドネシア公司本社もさながら美術館のようであり、こういう文化は見習いたいもの。私以外は中国人か在インドネシア華僑の方が大半という中で、昼、夜中華料理となった。うーむ。これではまるで広州にでもいるようである。

 4日は工場見学。植物園の中の工場という雰囲気で、清潔というか美しい。お昼はインドネシア風料理を工場でご馳走になる。そして市内に戻り夕食。私の我侭が通り、インドネシア料理店となる。甘辛系の味付けは大変素敵。いっぺんで好きになりました。

 5日、あっという間の滞在もおわり。朝のGA898便で帰国。帰りもウェルカムドリンク有り。でも往路中国謹製のオレンジジュースはまさにオレンジジュースだったけれど、今度のインドネシア謹製オレンジジュースは甘味が強い。タイもそうだけれど熱帯地方の特徴だろうか。ピーナッツ(味が濃厚バリピーナッツ)をつまみに最後のBINTANGビール、そしてビーフorチキンの朝兼昼食。トマトの酸味の利いたビーフはハオツー。サラダ、ケーキ、パン。オプションに「いりますか」と聞きながら配っていったえびせん。この油で揚げると見る見る膨らむえびせん、ベトナムでも見かけるけれどインドネシアでも好かれているようで。そんな訳で広州へ戻って参りました。広州新白雲空港は確かに大きくて立派。しか〜し、昨年8月に開業して、既にショッピングエリアの半数の店がシャッターを下ろしている。香港を参考にしたのかもしれないがちょっと大きすぎると思う。チェックインカウンターも、多すぎて訳がわからん。そして…、バス搭乗なのにあんなに歩かせるとはどういうつもりだろうか。なんだか大きいことはよいことで無意味に大きくつくりすぎたのではないかと言ってみたくなる。大きくても良いけど、無意味に歩かせるのだけはやめてもらいたい。と言うわけで、この後は南方航空に続く(中国航空機搭乗記へ)。

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