妖怪名 |
主な国 |
解説(参考文献から抜粋) |
すな男 | ドイツ | 砂の入った大きな袋を背負った老人の姿である。 背負っている袋の中には眠気を誘う魔法の砂が詰まっており、 夜更けになると人々の目の中にこの砂を投げ込む。 すると、人々は目が開けられなくなり、眠らずにはいられなくなってしまうという。 |
死神 | ドイツ | 大鎌、もしくは小ぶりな草刈鎌を持ち、黒を基調にした傷んだローブを身にまとった人間の白骨の姿であらわれる。大鎌を一度振り上げると、振り下ろされた鎌は必ず何者かの魂を獲ると言われる。死神の鎌から逃れるためには、他の者の魂を捧げなければならないとされる。 |
メフィスト | ドイツ | ドイツの民衆本によると、錬金術師であり降霊術師でもあったゲオルク・ファウストが、己の魂と引き換えにメフィストフィレスを召喚し、自己の尽きせぬ欲望を満たそうとしたとされる伝説がある。 |
グレムリン | アルプ ス山中 |
機械に悪戯をする妖精。伝承の一つは、元々高い山の頂に暮らしていたグレムリンが、人類の高空飛行に興味を持ち、その飛行機械に乗り移り、計器に指を突っ込んで指示を狂わせる、ガソリンを勝手に飲んでしまうといった悪戯をなす。 |
海の怪物クラー ケン |
ノルウェ ー沖 |
タコやイカなど巨大な頭足類のような絵が多い。 「凪(なぎ)で船が進まず、やがて海面が泡立つなら、それはクラーケンの出現を覚悟すべき前触れである。姿を現したが最後、この怪物から逃れる事は叶わない。たとえマストによじ登ろうともデッキの底に隠れようとも、クラーケンは船を壊し転覆させ、海に落ちた人間を1人残らず喰らってしまうからである。」 との伝承が代々伝えられている。 |
ゴーゴン | ギリシャ | 髪の毛の代わりに生きている蛇が生えており、黄金の翼、青銅の手、イノシシのような牙を持つとされ、自らの翼で空を飛ぶ。ゴーゴンの顔を見た者は石化されてしまう。 |
フランケンシュ タイン |
オースト リア |
天才科学者フランケンシュタインが、科学的野心から人造人間を作り出す。しかしあまりの醜さに見捨ててしまう。人間から拒否された怪物は孤独に絶望し、やがて自分を生みだした男への復讐を誓う。 |
ドラキュラ伯爵 | ハンガ リー |
燃えるような赤い目を持ち、長身で痩せた紳士。超人的な身体能力に加え、コウモリなどの小動物を操り、雷や嵐を起こすことも出来る。 最初は白髪の老人なのが、血を吸うことで若返る。 血色のない肌色とは不釣り合いに唇だけが赤く、閉じた唇の間からは尖った犬歯が見える。 十字架や聖水、ニンニクを嫌う。 壁をトカゲのように這い、影が無く、鏡に映らない。 |
おおかみ男 | スペイ ン |
狼男は、獣人の一種で、狼または半狼半人の姿に変身したり、狼に憑依する人間の男性である。 |
人魚 | 地中海 | 上半身が人で下半身が魚類で裸のことが多く、服を着ている人魚は稀である。 世界各地にさまざまな伝承がある。 |
ミイラ男 | エジプト | ミイラ化した死体が息を吹き返したアンデッドで、包帯を巻いたミイラのイメージは古代エジプトのミイラ作成に由来する。 |
わにつき | 中央ア フリカ |
人の姿をしたワニ。 |
さまよえる幽霊 船 |
ケープ タウン 沖 |
主に夜に出現することが多いが、昼間に霧が出てその霧の中から出現するときもある。帆船であることが多く、船体の各部が著しく損傷している上に乗組員が全く乗っていない。特に危害を加えるわけではなくさまよっている。 |
マーラ | インド | 釈迦が悟りを開く禅定に入った時に、瞑想を妨げるために現れた悪魔。釈迦が悟りを開くと自身の破滅につながるため、様々な邪魔をするが、敵わず最後には敗北する。 |
コンピラ | インド | ワニの姿をした海神で、海の取り締まり役。 |
半魚人 | ニュー ギニア |
人と魚類の中間的な身体をもつ半獣人。 |
へび女 | ボルネ オ |
上半身が人で、下半身が蛇の半獣人。 |
大海坊主 | 南シナ 海 |
多くは夜間に現れ、それまで穏やかだった海面が突然盛り上がり黒い坊主頭の巨人が現れて、船を破壊する。 煙草の煙に弱い。 |
ウイブリ | ロシア | 荒野に住む吸血鬼。 |
白蛇姫 | 中国 | 白蛇の妖怪が白衣の美しい女性に化けて、若い男性に近づき、淫慾を満たしその心肝を食べる。 |
九尾の狐 | 中国 | 外形は狐のようで、尾が九本ある。鳴き声は嬰児のようで、人を食べる。 また、この獣を食べた者は蠱毒(邪気)を退ける。 |
水鬼 | 南中国 | 水辺に住む地縛霊。 人を襲い、代わりをつくることで転生する。 |
死霊使いの女 | アメリカ 東部 |
死者や霊を用いた術(ネクロマンシー)を使い、死体をアンデッドやスケルトンに変えて操る。 |
かえる人間 | アメリカ 東部 |
UMAの一種。 二足歩行ができる体長約1.2mの巨大蛙。 |
ブードゥー死神 (ゲーデ) |
カリブ 海諸島 |
古ぼけて擦り切れ、破れた黒い山高帽と燕尾服を着た男の姿をしている。死者が神々の住処に向かう途中にある「永遠の交差点」に立っているという。全ての人間の生前の出来事を知っている。賢明だが、その一方でひどく下品な態度や言葉遣いをし、非常に陽気で葉巻と酒が大好物である。人間に憑依してその口を借り、好きな事を喋らせる事ができる。 |
ゾンビ | ギニア | ブードゥー教の施術により生き返った死体。 |
首無し女 | ブラジ ル |
恨みのある兵士や役人のところに化けて出る。 |
チョンチョニー | チリ | 人間の頭の姿をしており、二枚の翼のような大きな耳で羽ばたき、奇妙な鳴き声を上げながら空を飛び回る。 病人のいる家の周辺を飛び、病人の血を吸う。 |