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『腰痛の原因に新しい解明が!』
10月5日放送のNHKスペシャル「病の起源」第3集腰痛の番組で、骨や椎間板には何ら異常のない人でも腰痛を抱えていることの原因を解明していました。番組では一日20km以上も歩く狩猟民族の人には腰痛で悩む人はいないという取材を紹介した上で、骨や椎間板の異常のない人に手作業をしてもらったところ腰の筋肉に負担がかかることを説明していました。さらにこの手作業に簡単な足し算をして判断をする脳の作業を加えると途端に腰痛の症状を訴える結果がでました。この番組の結果から、脳で計算をするストレスが腰痛を招いているのではという説明でした。携帯メールやパソコン作業などの頭を使いながら指先だけの手作業が腰痛の原因に充分考えられます。ぎっくり腰を起こす人の背中や肩・首の肩さに私も注目していましたが、この番組で「やはりそうか!」と納得しました。
『専門課程・集中講座行in米子』
9月5・6日及び10月4・5日の4日間にわたって専門コース・専門課程の集中講座が米子で行なわれました。米子の藤原先生、西山先生、出雲の谷先生から予科コースを修了した
方々が受講生です。集中講座は従来の上級コースでは2日間で足りたのですが、専門課程では実技の修得レベル度が高くなり、    また折田の足を直接揉んで習得度を確かめてから認定修了証を発行するために4日間必要になりました。また実技をなるべく多くの人の足で練習できるように間に1ヶ月の期間を空けました。
初日に「これまで習った足もみの方法を一旦忘れてください!」という私の言葉に受講生は一瞬戸惑いを感じたようでしたが、4日間で新しく下腿や膝周囲、足首の揉み方を順次理解していくに従って皆さんの熱気が感じるようになりました。新たにカリキュラムに入れた、コピー用紙と髪の毛を利用して髪の毛捜しをすることで、足の反射区を触ってしこりを捜すときの微妙な力具合を納得してもらいました。手の指に備わった感覚器を最大限上手に活かして、部位によって力加減を自在にする、力勝負ではない足健法の足もみを納得されたことと思います。
またふくらはぎや膝周囲の筋肉の中のスジの正体に触れて、揉みほぐす要領を理解するようになったことは足もみに対する発想の大きな転換になったことと思います。
理論的には、内臓の異常を訴える人の足もみの対応法で、五行の相乗・相侮のバランス異常の原因を理解し、その解決法として「按」と「摩」を使い分けて反射区を刺激することによって的確に正常に戻す東洋医学の勉強も学びました。
最終テストでもうひと息の方には『準』というスタンプの押された修了証になりますよという了解の下で4日間の講座が終わりましたが、難しい足根揉捻法も全員が会得できて認定修了証が渡せました。
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『愛知健康フェスティバル開催』
愛知県大府市足健会会員  荒川 栄代
今年も10月4日に「愛知健康フェスティバル」が愛知健康の森で開催され、5・6年前から縁あって「愛知健康会」という会からの依頼で健康法の一つとして足もみを広めようとこのフェスティバルに参加させて頂くようになりました。お天気もよく、県内各地よりバスをチャーターして老人クラブの方々が参加されたり、近所の方々が散歩の途中で立寄ったりで大勢参加されました。事前に経験者、初心者と様々ですが会員間で教えあうことも出来るようになり、当日は会員4・5名と私とでお客様をお迎えいたしました。
永年の悩みを話される方、ご家族に足もみをしてみたいという方、中には15〜20分も質問して話し込んでいく方も見えました。こうした方々と接し、元気で楽しく生きたいけれど具体的な方法が分らない、故障を抱えている方はどう改善していけるのかなどの相談があり、自分ではどうしようもないと思われている方が多かったと実感しました。足もみは様々な場面で症状の改善に役立つ健康法であり、自分に関心を持ち、自分で体の手入れをすることの大切さを多くの人に理解して頂けるようにこれからも努めていきたいと思いました。
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