Dr.Octopusの札(ふだ)
1978年、セイカノート株式会社製

以前、「東映版5」でも紹介した、“セイカのかるた”ですが、
中身のカードを見て驚き、そして叫びました。
何故に東映版スパイダーマンにドク・オックっっ!
お前がいるんダ〜〜っ!! !
(さらにもう1枚、本国版に登場のザブー[密林の王者カイザーが飼っている牙トラ]の札あり)
もちろん両者とも劇中には登場しているはずもありませんし、
かといって当時、本国で連載中の『AMAZING SPIDER-MAN』に登場していたわけでもありません。
(仮に登場していてもやっぱり載せるのはどうかと思うが)

「向こうの悪者も少しくらい入れてみようか、子供には区別がつかないよ」
という軽いノリだったのか、それともマーベル側から何らかの要請があったのか・・・
唯一考えられるのは、
当時発売中だった光文社日本語版「スパイダーマン@」(1978年5月15日発行)
オクトパスとザブーが登場しているということです。
これは、たまたまなのかも知れません。
よくわかりませんが、とにかく色んな想像を掻き立てるカードであることは間違いありません。







CED
The Amazing Spider-Man
CBS FOX Video 1982年製

日本でも劇場公開されたTVムービーのCED版です。
他にビデオ&LD化はされていますが今のところDVD化はされていません。
大きさ縦355o×横325o


<ご参考までに>
CEDとは(Capacitance Electronic Disk)の略で、静電容量方式のビデオディスクです。
静電容量方式はLDのようにレーザー光線を当てて映像を再生するのではなく、
レコード盤のように「金属針」をディスクに接触させて再生させます。
映像を針で読み出すなんて今となっては考えられませんが(当時でもどうかと思うが)、
結局、そんな無茶な手法でしか再生できない商品が普及するはずも無く、
光方式のLDが残り、CEDはすぐに消えていってしまいました。
特に日本ではほとんど採用されなかったので、知名度は低いです。

ちなみに、このCEDの開発に最も力を入れていたのは、カラーテレビを発明したアメリカのRCA社。
RCA社はカラーテレビの開発費を上回る予算と月日を注ぎましたが、
CED事業は完全に失敗し、1985年、GE社(ゼネラル・エレクトリック)に吸収され消滅しました。




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