PERCY SLEDGE/WHEN A MAN LOVES A WOMAN
1. WHEN A MAN LOVES A WOMAN 2. MY ADORABLE ONE 3. PUT A LITTLE LOVIN' ON ME 4. LOVE ME ALL THE WAY
5. WHEN SHE TOUCHES ME (NOTHING ELSE MATTERS) 6. YOU'RE POURING WATER ON A DROWNING MAN
7. THIEF IN THE NIGHT 8. YOU FOOLED ME 9. LOVE MAKES THE WORLD GO ROUND
10. SUCCESS 11. LOVE ME LIKE YOU MEAN IT
ソウルミュージックの名曲の数々は映画のテーマ曲やCMなどに使用され、リヴァイバルヒットし時代を超えて今も大きな 感動を与えてくれている。テンプテーションズの「MY GIRL」、ベン・E・キングの「STAND BY ME」、メアリーウェルズの「MY GUY」 などが映画にテーマ曲としてリヴァイバルヒットしました。古き良きソウル黄金時代の名曲は今ではスタンダードなポピュラー音楽 として世代を超えて聞き継がれている。父親の世代の青春のBGMを娘や息子達が夢中になる。 良質なソウルミュージックがこのような形で残されていくのは大変喜ばしい限りです。 そのようなソウルスタンダードのなかでもっとも多くの人に歌われている曲は何か?そして最もソウルミュージックらしい曲は誰 の曲であろうか?答えはパーシー・スレッジの「WHEN A MAN LOVES A WOMAN」(邦題「男が女を愛する時」)ではないかと私は 思います。 マイケル・ボルトンが歌い映画のテーマ曲として有名になったこのソウルスタンダードが収録されたこのアルバムを紹介しよう。 この奇跡の名曲「男が女を愛する時」はいかにして生まれたか? アラバマのローカルバンドであるエスクワイアーズ・コンボで歌っていたパーシー・スレッジがあるステージで頭に浮かんだフレーズ を即興的に歌ったことに端を発する。彼はそのフレーズにメロディをつけそれを地元のDJであったクイン・アイヴィのところに持ち 込みました。それをもとにテープを作り、アトランティックを通じて発売されたのがこの曲の誕生話です。 この曲はあっという間に全米1位、R&Bチャート1位を記録する大ヒットとなりました。 振り絞るように歌いきるパーシー・スレッジの歌声にエモーショナルなバックの演奏はソウルミュージックという言葉から思い浮かぶ イメージにぴったしの名曲である。世代を超えて今でも多くの人々に感動を与え続けているスタンダードな名曲である。 パーシー・スレッジはその後も多くのアルバムを製作して活動を続けるが「男が女を愛する時」以上のヒットを生み出すことができ ませんでした。そのため一発屋の典型として語られることがありますが、パーシー・スレッジは「男が女を愛する時」のほかにも多く の素晴らしいソウルの名曲を歌ったシンガーであることは知っておいて欲しいです。 「WARM AND TENDER LOVE」、「TAKE TIME TO KNOW HER」などはぜひ聞いて見る価値のある名曲です。 南部らしい少しカントリーの影響が見られる土臭い音楽性を持ったソウルは少し地味に聞こえるかもしれませんがサザンソウルの シンガーのなかではバラードを歌わせたらそのソウルフルで温かみのある熱唱は最高峰ではないかと思います。 トラブルを抱えて悩んでいるとき、体調が悪くて寝込んでいるときなどはぜひパーシー・スレッジを聞いて癒して欲しいと思います。 |