ナンダコレハ…?




まぁ、なんというか未だに一応、学生というものをやっているので、最近、結構重要なテストを受けた(社会人でも試験は色々あるらしいが)。いつもテストの前や当日なんかは目一杯馬鹿なことを試みる私であるが、今回のテストは意図的に妙なネタを作ろうなどとは思ってもいなかった。


いや、そりゃ今回だって前日の夜は『風来のシレン』やってたけどさ…メガタウロスに撲殺されたりしたけどさ…そういえば、ぬすっトド系って何でレベルが上がるとみどりトド、アイアントドってなるんだ?何がみどりで何がアイアン?


それはさておき、それでも試験当日は割と緊張して、鞄に本とノートを詰めて早めに試験会場に向かったりとなかなか殊勝なことをしたはずである。試験場で試験が始まるまでにするべきことは決して『FBI心理分析官』を開いて猟奇写真を見ることではなく知識を整理することだ。そして、持ってきた勉強用のノートに考えていることをちょっとまとめてみようとノートと筆記用具を鞄から取り出す。このノートは今年度の講義内容なんかも記録してきたノートのはずだ。そしてノートを開く…


「たいした野郎だな!今度、この車の窓ガラスをブチ抜いて、お前の脳天めがけて飛んでくる弾丸は俺の銃から発射されるぜ!」



「ヨ~、ヨ~、ヨ~、調子はどうだ?調子は?俺はドクターG。街の向こうまで飛ばしてほしいんだ。」


!?


「動物園に奇妙な連中がいて人間の頭をたくさん集めているらしい。奴らを阻止できるか?」


!!??


「キャット・ギャングはなぜかグレーの乗り物が好きらしい。理由はハッキリしないが。さあ殺るぞ!殺るぞ!殺るぞ!」


あれれ…なんでナミダ…?(違)


間違えた!勉強用のノートじゃなくて『ハードロックキャブ』(バカゲー)攻略記事用のデータ収集ノートを持ってきちまった!


言っておくが、決してこんな事態を自分で引き起こそうなどとは思ってもいない。しかし、試験にハードロックキャブのノートを持ってくるというこの世界で私しか起こし得ないことを実現してしまうとは…あまりにファッキンな運命を感じる。この運命から私は逃れられないのか?


試験場 ノート開けば 「内容:棺桶に入っている気合いの入った婆ちゃん」(激しく字余り)



(2004/10)



前へ次へ
文章リスト
サイトトップ