卒業




生憎の雨模様…私が関わったからにはそれは必然だったのかも知れないが…とにかく、朝早くから降り出した雨の中、大学の卒業式に出席してきた。私はそのまま進学するので、卒業に関連する類の断絶感を感じることはないが、それでも一つの区切りにはなるだろう。と言う訳で大学を卒業した。


朝、数日前にクリーニングから帰ってきたスーツを取りだして、何ヶ月かぶりに着てみる。前に着たのは去年9月の結婚式(無論、自分のではない)だったので、ほぼ半年ぶりということになるが、それでも最近はスーツを着る機会が多いと言えるだろう。またすぐに入学式があるし。


特記事項のない卒業式が終わって、証書を受け取った後、同期や後輩の人と少しだけ集まった。雨の中だったが、大学の池の辺りで後輩が撮ってくれた記念写真があるのでupしておこう。一応、私の晴れ姿。


なんて素敵な写真だろう。うぅむ、高さはないが、飛形に関しては自画自賛せざるを得ないな、この池に向かってのフライング・ボディ・プレス(と言うかプランチャ・スイシーダだ)。


要するに雨の中でメチャメチャ寒かったが、大学の池に飛び込んでみた(スーツは脱いでから)、ということだ。奇跡的に水質良好(普段はモンスターの血液の如き緑色の液体で満たされているけども)、水量豊富(膝上ぐらいまではあった)だったのでなかなか快適なダイビングだった。ただ水が冷たかったことを除いては。


ちなみにこの池、一昨年の阪神リーグ優勝の日には熱狂的な虎ファンによって飛び込まれている。さらに言えば、最近では禁止されていて水を抜かれたりしているが、学祭の時の「池落ち」はかなりメジャーなものだったりもする。


今回の「池落ち」、ギャラリーは4名(突如もたらされた水音に驚いて振り返った人は居たらしい)。降りしきる雨と空腹によって極ローテンションのまま、「では、まぁ、皆様の迷惑にならないように入水いたします」とか言いながら全く盛り上がることなくダイブを敢行したT-KSだった。池に住んでいた蛙たちには迷惑だっただろうが。


本当にただ跳んだだけ。もっとも、事の発端は去年、私が泥酔したときに「卒業式の日に池落ちします」という誓約書を理由もなく勝手に書きだしたことにあるのだから、仕方がない。あぁ、自己完結ネタ。



(2005/03)



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