『クォース(QUARTH)』攻略TIPS




パズルシューティングゲーム『クォース(QUARTH)』(コナミ)の攻略TIPS。この文章を書いている時点では、web上に同ゲームのまとまった攻略記事が無いようなので(発見できず)、ここに記しておく。


基本的に1989年発売のアーケード版準拠(一部ファミコン版にも言及)。ただし、このゲーム自体はシンプルなゲームなので、攻略など読まなくても基本的にプレイしたらプレイするだけ上手くなるはず。なので、いくつかのコツのようなものだけ紹介。


基本的なルールについては割愛。wikipediaの記事なり、プレイ動画なりを見ていただきたい。クリアを目指すならあまり考え込まなくてよく、本能のおもむくままに消していけばいい爽快なパズルゲーム。



■システム面
・ステージ構成は、0/1>0/2>0/3>>>0/9>1/0>1/1>>>9/7>9/8>9/9という流れ。9/9をクリアするとエンディング後、得点持ち越しのまま2周目スタート(FC版は1周で終わり)。


・弾は最大4連射まで可能。正確に言うと、画面上に存在できる弾が4発まで。画面外に飛んでいくなりすれば、弾はその分だけ発射可能。


・AC版では四角くしたブロックは、一番左下のマスから時計回りに消える。その間、画面スクロールは止まるが自機は操作可能なので、止まっている間の動きがこのゲーム最大の鍵。



■得点計算
・得点は、(同時に消したブロックの数×消したマス目の数)×10点。ただしFC版は10倍しない。
(赤い部分がブロック、水色は弾で埋めた部分。以下同じ)

同時に消したブロック:1つ、消したマス目の数:10マス、得点は1×10×10=100点。

同時に消したブロック:2つ、消したマス目の数:28マス、得点は2×28×10=560点


・よって、自弾で大きい四角を作って得点稼ぎをする場合、同時に複数のブロックを消せる状況でないと非常に効率が悪い。


・ちなみにFC版のみ10000点毎に自機が1機増える。AC版は増えない。



■銀色ブロック
・一定数のブロックを消す毎に銀色のブロックが登場する。これを消すと画面上のブロックが全て消えるが、その際の得点は、(ブロックのある横列の数)×500点。
 
左右どちらの状態で銀色ブロックを消しても入る得点は同じなので注意。どちらもブロックのある横列は13列で同じなので6500点。


・よって、銀色ブロックを消す際は、まず通常ブロックを消せるだけ消して、どこか縦一列だけを長く伸ばしてから銀色ブロックを消す、というのが最も得点を稼げる。なお、このゲームの基本的な得点源はこの銀色ブロックである。



■金色ブロック
・0/9、1/9などの各ステージの最後には必ず金色のブロックが登場する(FC版には登場しない)。このブロックを消した時点で、画面上のブロックが全て消え、そのステージはクリア扱いになる。その際に入る得点は5000点。


・ただし、銀色ブロックでこの金色ブロックを消した場合は5000点が入らない(銀色ブロックの分の得点は入る)。


・また、得点を稼ごうとするならば、金色ブロック以外の通常ブロックを可能な限り消してから金色ブロックを消すこと。



■特殊ブロック(FC版のみ)
・FC版は金色ブロックが登場せず、また、銀色ブロックの代わりに4種類の特殊ブロックが登場する(どの種類が出るかはランダム)。


・E…AC版の銀色ブロックと同じ。消した時点で画面上のブロックが消える。その際の取得得点は未調査だが、おそらくAC版と同じ計算(列の数に応じる)。Eraseの略?


・B…消すとボーナス点。大きくして消すほど高得点(得点計算は未調査)。Bonus?


・S…消すと一定時間、画面スクロールが停止する。後半のステージでこれを引くととても楽になる。Stop?


・C…消してから一定時間、取得得点が2倍になる。ただし、消すと自機が変形するのだが、変形が終わるまで自機が操作不能になる。この操作不能時間が意外と馬鹿にならず、後半のステージでこれを引くと死に直結することもある。運が悪かったと思うしかない。Chance?



■先に進むために
・ステージが進むにつれスクロールが速くなり、放っておけばあっという間に窒息してしまう。以下、少しでも先に進むためのコツ。


・欲ばらない! …後半のステージでは、とにかく何かブロックを消してスクロールを止めること。まとめて複数のブロックを消す場合は、最小限の手順で消せるものに限ること。まとめて消そうとして形を整えている間に死ぬことが非常に多い。


・余裕に応じて消すパターンを変える。次のような頻出パターンを例にとってみよう。

余裕のある時は上のように消すことが多いだろう。得点も一番高い。だが、ここまで形を整えるのは時間がかかる。
 
よって、余裕のない時はこのような手順で消す。まず突き出ているブロックを消してスクロールを止め、その間に右端を埋めて、残りを消す。


画面上のブロックを全て消さずに、一つは次のブロックが出る直前まで残しておく。これが意外と重要。スクロールが速くなって来ると、常にブロックを消えている最中の状態にしておかねば、凄い勢いでブロックが迫ってきてしまう。理想形は、あるブロックが消え終わる瞬間に次のブロックが消え始めること(あくまで理想)。
しかし、画面上のブロックを全て消してしまうと、次のブロックが登場→自機を移動→弾を発射→着弾してブロックが消え始める、までスクロールが止まらない。なので、
 
左の状態で止めておき、右の状態になった瞬間に消えるようにする。で、画面が止まっている間に次のを消す。結果的にこの方がスクロールは抑えられる。
ただし、これを完璧に実行するのはほぼ不可能。なので、現実的な方法として、画面上の最後のブロックが消えている間に、自ら画面をスクロール(レバー上)させて次のブロックを出現させるといい。怖がらずに自ら前進した方がスクロールは抑えられる。
なお、銀色ブロックを消すと有無を言わせず画面上のブロックが全て消えるので、そこは気合いで何とかするしかない。



■結び
・このゲームは、ある程度よどみなく消せるようになれば、難しい消し方をせずとも一つ一つ消していくだけで1周クリアできるようになっている。後半のステージでひたすらブロックを捌いていく快感は、脳から変な汁が出ている気がするほどなので、上記のTIPSがどこかしら参考になれば幸い。


・でも、後半で手間のかかる横長のブロックばかり出てきたらツモ運が悪かったと思って諦めよう。それと、アーケード盤はプレイ中に何の前触れもなくリセットがかかって、全てが無に帰すことが稀にある。その場合は泣くといい。



(2010/10)



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