武器屋で"ミスリルアクス"を買う。ここからしばらくこれより強力な斧が出てこないので、装備的には苦しくなるが、これも斧道（剣は沢山出てくるのに）。そして、バフスクで帝国が大戦艦を建造しているとは言え、そこに潜入してどうしたらいいのだろう？…という疑問を持ちつつもバフスクへ。
バフスクで魔法と"ぎんのむねあて"、を購入。実はこの"ぎんのむねあて"は、"ミスリルアーマー"よりも値段が安いが防御力は同等、しかも後々になって発見された隠しステータスも"ミスリルアーマー"より優れている素敵防具（むねあて系は全てそう）。これでなんで値段が安いのかは不明。「みんなRPGといったら鎧だと思っているけど、本当は色々な防具があるんだよ」というスクウェアからのメッセージか？
さて、斧を振り回しながらバフスクの隠し通路を進んで、いざ大戦艦の元へ…大戦艦直前でダークナイトとやらが登場、「大戦艦は既に完成した」とか言ってやがる。お前も後で「オヴァーイ、オヴァーイ」言うことになるんだっての。
さて、ここから大戦艦を破壊するためにはどうしよう、という話になるのだが、その前に育成のためにザコ戦を繰り返す。全員の最大HPも300を超え、魔法レベルもそこそこ上がった。そして…ずっと斧を振り回していたミンウの力が20を超え…それに伴って知性が1桁になった（力が上がると知性が下がることがある）
ミンウ「オヴァ…じゃない。私はまだ人間のことばを忘れてはいないぞ。しかし、それにしても斧がこんなに楽しいものだとは思ってもいなかった。おかげで知性は下がる一方だが」
斧軍団「オヴァーイ（斧楽しい、斧楽しい）」
と、せっかく斧軍団に馴染んできたミンウだが、彼とはここでお別れ。大戦艦が各地の町、そしてアルテアにも襲撃してきたので、色々やることがあるらしい。
大戦艦を破壊するために、面倒なお使いをこなすのがここからのシナリオ。端的に書くと、
「大戦艦を破壊するために"たいようのほのお"が必要＞
"たいようのほのお"を手に入れるために"めがみのベル"が必要＞
"めがみのベル"を手に入れるために"せつじょうせん"が必要」
となる。と、言うわけで雪原に詳しいヨーゼフに会いにサラマンドへ。話をするとヨーゼフが仲間に加わる。ヨーゼフは肉体派のおっさん。初期装備はなんと素手（初期熟練度2）、そして何故か所有アイテムに"にんにく"（本来はアンデッドにダメージを与えるためのアイテムなのだが、この場合は、ヨーゼフはにんにく臭いおっさん、というイメージのために装備させられていると思われる）。
が、そんなヨーゼフにアイデンティティの危機が。
斧軍団「オヴァーイ（ヨーゼフさん、ヨーゼフさん、とても言い辛いことがあるのですが）」
ヨーゼフ「わしに？何だね？」
斧軍団「オヴァーイ…（我々の中には、斧を使うというルールがありまして…）」
ヨーゼフ「わしは武器など持たん。この拳こそが我が武器。それにプレイルールには"素手か斧"と書いてあるじゃないか」
斧軍団「オヴァーイ…（いえ、素手というのはあくまでやむを得ない状態の時だけです。我等は斧と共に生き、斧と共に死すが定め。ここに斧がある以上、従ってもらいます）」
ヨーゼフ「な なにをする きさまらー！」
と、ヨーゼフにバトルアクスを強制的にプレゼント。
ヨーゼフ「何故、わしが斧を…」
ヨーゼフは仲間になる期間が短いため、育てることなくシナリオを進めることに。もともとHPと力が高いのでそんなに困ることはない。ヨーゼフ曰く、せつじょうせんはセミテの滝の1階に隠した、ということなので再びセミテの滝へ行って"せつじょうせん"ゲット。
そのまませつじょうせんを駆って雪原の洞窟を目指す。雪の上を進む雪上船とはFFの中でもなかなかユニークだ。で、雪原の洞窟。ここも5階層と少し深めのダンジョン。こうしたダンジョンの深さと、セーブポイントが存在しないことが、冒険感を上手く煽っていると思う。「ダンジョンの底には、安らげる場所なんて存在しませんよ」というメッセージ。
雪原の洞窟、地下5階には何故かジャイアントビーバーなる謎のフカフカした生き物が群生している。これが後のモーグリの原型とかなんとか。彼らに隠し通路を教えてもらって、いざボス戦。さすがに斧軍団と言えども、"アダマンタイマイ"には刃が通らなかったので、"ブリザド"連発で屠る。って何で、こんな寒い洞窟に亀（しかも弱点は冷気）が居るんだ？とか思いつつ"めがみのベル"を入手。
帰り道、ボーゲンとかいう帝国の奴が襲ってきたが、軽く屠る。そして、雪原の洞窟から出ようとすると…巨大な岩が転がってきて絶体絶命。するとヨーゼフが主人公達の身代わりになって下敷きに…と、あまりに唐突過ぎるヨーゼフ死亡イベント。
正直な話…悲しいというよりは…あまりに脈絡がなくて、ただポカーンと。何で突然、岩が転げ落ちて来るんだ（ボーゲンが落とした説もあるが）？ちょっと強引過ぎるのは否めない。考えてみるとこれが"ポイポイとキャラを死なすFF"の始まりかもしれない。
「オヴァーイ！（ヨーゼフ！）」