ヨーゼフの犠牲と引き替えに"めがみのベル"を手に入れた一行は続いてカシュオーン城を目指す。そういえば雪原の洞窟では、ゲーム中でも屈指の便利武器"こだいのつるぎ"(基本的にどんな敵に対しても状態変化"呪い"(攻撃力と防御力を半減させる)の追加効果がある)も拾ったが、生憎、斧軍団には使うことが出来ないのでさっさと売り払った。この先、様々な優秀な武器を「斧じゃないから」の理由で売り払うことになる。
さて、大戦艦を爆破するために必要な"たいようのほのお"を手に入れるため、カシュオーン城に着いた。深い森に囲まれているこの城…国民は一体どこに住んで居るんだ?
さて、何故に"めがみのベル"が必要だったかと言うと、この城の扉は、ここの王族の肉声かこのベルの音色を聞かせないと開かないから。実は、カシュオーンの王族と言えば、アルテアの町でクサれてたゴードン王子が居るのだが、何故か彼は行方不明。なので代わりに"めがみのベル"を取りに行った次第。
"めがみのベル"を使って扉を開けると…ゴードン王子を発見。自分一人で"たいようのほのお"を取りに来たが、モンスターに阻まれて進めなくなったらしい。なので一緒に行かせてくれ、とのこと。というわけでゴードンが仲間に。
この展開だと、このままこの城に突入するべきところなのだろうが、それにしてはゴードンが弱過ぎる(最大HPが低い)。この辺りのバランスは良くないな、このゲーム。まぁ、成長させまくったおかげで主人公達が強いので、ゴードンが戦闘で死んだとしてもそのまま進められるのだが、それもかわいそうなので、少しは育成してみることにする。さて、ゴードン君の初期装備は…"スピア"。つまり槍。カシュオーン王族伝統の武器なのだろうか。
が、そんなゴードンにアイデンティティの危機が。
斧軍団「オヴァーイ(ゴードンさん、ゴードンさん、とても言い辛いことがあるのですが)」
ゴードン「ボクに?何だい?」
斧軍団「オヴァーイ…(我々の中には、斧を使うというルールがありまして…)」
ゴードン「そ、そんな。ボクはこの槍で戦いたいんだ。今度こそカシュオーン王族の誇りを見せたいんだ。」
斧軍団「オヴァーイ!(そんなこと言ったって、槍の熟練度は1じゃないか。槍も使ったことがないんだろ。そもそも、お前がこっそりアルテアを抜け出したりしなければ、"めがみのベル"は要らなかったし、ヨーゼフも死なずに済んだんだ!)」
ゴードン「な なにをする きさまらー!」
と、ヨーゼフの使っていた"バトルアクス"を強制的に装備させる。
ゴードン「やっぱりボクが悪いのか…?」
フィン北部で雑魚戦を繰り返す。ゴードンを適当に鍛えつつ、主人公達も育成しておく。ゴードンがオヴァイ語(そんなものはない)を覚え始めた辺りで、適当に切り上げて、改めてカシュオーン城に突入。
カシュオーン城もこれまでと同じくらいの規模のダンジョン。途中、"おうごんのたて"を回収。"おうごんのよろい"も回収したが、今回は胸当て系を重視しているので使わない(この鎧、防御力はある…実際の金は柔らかいはずだが)。さらに途中、"アダマンタイマイ"から"ダイヤシールド"をゲット。知らぬ間に盾が充実していく…(ちなみに、このゲームにおいて盾とは、回避率を上げる"武器"である)
城の奥でボスの"レッドソウル"を殴り倒して、"エギルのたいまつ"を入手。これに城の1回で燃えている"たいようのほのお"を移して、大戦艦を倒す準備は完了…と、カシュオーン城から出ると突然、シドの飛空船が大戦艦に追われていく光景が…初期FFながら、こういう演出は頑張っている。
町に戻って回復した後、チョコボ(カシュオーン城の南の森に生息)に乗って大戦艦へ。FF2のチョコボは見た目が白い…そして、FF2のチョコボのテーマは短いフレーズをひたすた繰り返すだけのもの…あまり長時間、聞いていると頭が壊れるので注意。
大戦艦入り口。入り口にいる兵士にバフスクで拾った"つうこうしょう"を見せると通してくれるのがマヌケだ。ちなみにここで反乱軍の合い言葉"のばら"を訊ねるとしっかり襲ってくるのが面白い(これに勝つと"つうこうしょう"無しでも通れる)。
大戦艦の中を探索していると…シド…と、何故かヒルダが捕らえられている。シドと一緒に捕まったらしい。カシュオーン城からほとんど直接、ここに来ているので事態を全然把握していなかった。んで、シド曰く、外で飛空船をスタンバイして待っているから、ちゃんと大戦艦を爆破して脱出してこい、と。危険な役目は斧軍団、ってことか。
大戦艦の中で宝箱なんかを物色しながら進む斧軍団。"アイスシールド"を守っている"ヒルギガース"が強かった(かなり頑張って育成したつもりなのに、全く直接攻撃が通らなかった…"ミスリルアクス"しか無いのが駄目だったのか。魔法で撃破したけど)。そして、エンジン部に辿り着いて…そこに"たいようのほのお"を投げ込んで脱出。
「オヴァーイ」としか話せない斧軍団が大戦艦を爆破したぜ、やったぜヒーローだ…とか思いながらアルテアに戻ると…負傷して寝込んでいた王様が危篤だとか。
王様「わしはもう駄目だ。ミンウ…伝説の魔法アルテマの封印を解いてこい。ゴードン…反乱軍の指揮をとれ。そして斧軍団…ディストに言って竜騎士の生き残りを捜してこい」
ミンウ「オ…わかりました」
ゴードン「オヴ…わかりました」
斧軍団「オヴァーイ(わかりました)」
王様「娘を…ヒルダを頼んだぞ…オヴァーイ…ガクッ」
王様死亡。王様までもがオヴァーイとか言い出したのは気にしないように。ここでゴードンとはお別れ。
王様が死んだというのにヒルダはどこへ?…探してみると、自室でつっ立っているヒルダ。話しかけても「フフフ…」としか言わない。後々のシナリオを知らない人から見ると…王様が死んだせいで壊れたとしか思えないので、「フフフ…」は止めて欲しいところだ。
「オヴァーイ…(会話はかなり適当です)」