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11月13日 司法試験の判定ミス

 事故だかテロだか分かりませんが、またも飛行機墜落の惨事が起きてしまい、何ともやりきれない雰囲気の世の中になってしまいました。犠牲者のご冥福をお祈りします。

 さて、本日の朝日の朝刊で見たのですが、昨年度の司法試験論文式試験である受験者を入力ミスにより不合格点と判定していたということで、司法試験管理委員会がこの受験者に謝罪し、金銭的補償すら検討しているとか。

 出題ミスと異なり、どうしてこのような事実が判明したのか経緯が全く不明なのですが、いずれにしてもこのような事実が明るみに出ること自体「時代は変わったなー」と思わされます(10月3日に書いた司法書士試験の出題ミスの判明よりさらに驚きです)。

 なんせ、新聞によれば「司法試験では、受験者間の公平を図るため、得点のばらつき具合を示す「標準偏差」を用いて採点する委員ごとの格差を調整している」とのことですが、このこと自体私は初めて知りましたもの。私が受験生のころは、択一試験の問題の持ち帰りさえ許されなかったことを思えば、司法試験のベールに隠された秘密の世界はかなりベールがはがされてきたようです。これも情報公開時代の流れと思われます。

 ま、人間にミスは付き物ですから、今までも採点ミスや判定ミスは絶対あったはずで、今後は隠すことなくこのようにリカバリーの方法を考えるしかなくなったというのは正しい方向性でしょう。

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