12月3日 雑感(人間ドック、破産申立件数) (その1) 本日は午前中人間ドック検診を受けてきました。 生来虚弱の気があり、しょっちゅう風邪はひくは腹は壊すは花粉症にはなるわ、医者にはよくかかるのですが、その割りに人間ドックはこれまで不思議と縁がありませんでした。 というより、毎年予定は入れるのですが、直前になると忙しくて仕事の予定が入ってしまい、ドックの方をキャンセルするということを続けてきたわけです。 しかし、いくら何でもこれじゃいかんと思い、今年は意地になってようやくドックの予定を守り通し、ようやく本日となったわけです。 医者には通い慣れていて、注射くらいは何ともない私ですが、バリウムだけは苦手です。バリウムを飲んでレントゲンを撮られて、「胃腸には異常ありません」等と言われても、バリウムを飲んだおかげで今日一日お腹が張って痛くて痛くて帰って調子が悪くなりそう。 (その2) 破産申立件数が昨年をさらに上回り、全国で年間17万件、東京で1万6000件ペースだそうだか。まあ、景気がこれだけ悪いので今更驚かないという感じですが。 日経新聞の解説によれば、数の増加の背景には、東京地裁等で少額管財制度が始まり、破産申立にあたり裁判所に予納しなければならない費用が数百万円から20万円に下がったこともある、と分析していますが、これはちょっと異論がありますね。 少額管財制度が「お金がなくて破産申立さえできない」という矛盾を解決するのに大変効果的なアイデアであることは事実で、私も申立代理人として活用させてもらっています(管財人の側に立つこともあります)。 しかしながら、数字を見ると少額管財を行っていない東京以外の地域でも同様に申立件数は伸びていますし、よくよく見ると、人口比で言うと東京はむしろ全国よりも申立数が少ないような………。この理由はよく分かりませんが、提携弁護士の暗躍が破産申立に至らない債務者を増やしている(提携弁護士は破産をさせたがらないという傾向がある)のかもしれません。 |