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6月15日 業務W杯日誌

 日本中そうだと思いますが、さすがに昨日のチュニジア戦の最中は仕事になりませんでした。と言うより業務放棄状態。

 3時半から事務所中が会議室の14インチの大画面(?)テレビの前に集合し、ときおりかかってくる無粋な電話にはブーイング(といってもちゃんと出ますよ。念のため)。

 自宅に帰っては、今度は韓国戦観戦です。

 日本も韓国も決勝リーグに進出したことは本当に喜ばしいですが、気になったのは韓国の戦いぶりです。

 サッカー素人ながら、試合前は正直言って韓国がポルトガルに勝てるとは思えず「ポルトガルが3人くらい退場すれば韓国も勝てるかも」などと軽口を叩いていました。結果はまさにポルトガルがよもやの2人退場の事態、そして韓国の勝利でした。軽口が現実になってしまった(^^;

 ご存じのとおり、アメリカがポーランドによもやのリードを許し、前半を終わった時点で韓国、ポルトガルとも引き分ければ両国がめでたく決勝リーグ進出が決まる状態でした。ポルトガルが「後半は韓国と仲良く引き分けよう」と思ったのも無理はありません。そして、韓国がヨーロッパ、アフリカ、あるいは中南米の国であれば、たぶん後半は退屈なボール回しに終始し、引き分けのまま終わっていたでしょう。

 しかし、韓国はまるで背水の陣であるかのように、2人退場した手負いのポルトガルに攻め込み、1点をもぎ取ったあげく、終盤のポルトガルの反抗にもがちがちの守りをして、ポルトガルの「仲良く決勝」の期待を裏切ってしまいました。

 訴訟で言えば「お互いの面子が立つように和解しましょう」と言う申し入れを蹴飛ばして、判決、強制執行してしまったようなものでしょうか。

 ポルトガルに調子を合わせて手を抜くのがいいのかどうか、わかりませんが、どちらかというとサッカーの世界では、ポルトガルの思考方法がメジャーだったのではないでしょうか?開催国だからと言って、つぶさなくていい相手を踏みつぶしてしまった韓国が、今後恨みを買わなければいいですが。

 要はW杯の一次リーグという特殊な状況下で、韓国、ポルトガルのどちらがスポーツマンシップに乗っ取っていたのか、と言う問題です。サッカー文化についてはまだまだ後進国の国民の目からは、判断に迷います。

一つ前へ  一つ後へ

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