業務日誌(2004年8月その1)

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8月15日 ハイビスカス

 昨年は10月にならないと咲かなかったハイビスカスが、猛暑のお陰でこの時期に咲きました。

 実は3株あるのですが、花が咲くまで大きくなっているのはこの一株だけで、あと2株はまだまだ小さいままです。いつになったら花が咲くやら。












8月12日 住友信託銀の交渉差止申請は認められるか(2)

  いやはや、「認められない!」と書いてしまって地裁で認められたときはけっこうびっくりしましたが、一応高裁で私の見解どおりの判断が下されたようで、個人的にはほっとしてます。

 しかし、今回の地裁決定を巡っての報道で、ずっとずれているなあ、と感じていたのは、「基本合意に法的効力が認められるかが争点」とする報道。

 法律家から見ると、これは明らかにピントがずれてます。基本合意書まで交わされている以上、法的効力がないわけがないです。問題は、その基本合意に、差止請求権を認めるほどの強い効力を認める状況か、というものです。高裁は、(報道を見る限りでは)信頼関係が破壊されているという前提論から差止請求を否定しましたが、合意の法的効力自体は認めています。

 それにしても、週刊文春の差止の件といい、今回の件といい、最近の東京地裁保全部はなかなか飛ばしてますねえ。




8月8日 3周年+

 本来のサイト開設3周年にあたる7月9日に触れるのを忘れてしまったので、日誌掲載開始3周年にあたる8月8日を期して一言御礼を。

 個人的にはまあよくも3年続いたと感心しております。世間ではblogが爆発的なヒットになっていて、私も興味を引かれるところではあるのですが、裏を返せば私の日誌自体、トラックバック機能がないことを無視すればblogの走りのような気もしますね。

 自分一人の事務処理能力がアップするわけではないところへ持ってきて、年々仕事の量は増えているため、正直言って日誌掲載を維持するのは結構負担になりつつあります。この日誌も実はオリンピックを見ながら14日深夜に書いていたりして。

 しかし、この3年の私の弁護士生活とともにあった日誌であり、なぜか楽しみにしていただいている方もけっこういらっしゃるようですので、続く限りは続けていきたいと思います。




8月3日 サマースクール


 本日は、東京弁護士会初の試みである、中高生サマースクールに参加してきました。

 といっても、中身はこれまで東弁広報委員会法教育部会が行ってきた「裁判傍聴引率」「模擬裁判指導」に、他委員会から頼んできた講師による講演を組み合わせた程度ですが、これらをパッケージとして中高生に提供したことが新しい点かと。

 でもって、私は何をしたかというと、ご覧のとおり(笑)被告人役を演じました。これってシナリオのディテールまで覚えなければならないので結構大変なのですよ。ちなみに水泳部合宿の合間で無精ひげが生えてましたので、これを利用して役作りをさせてもらい、「勾留されてやつれた哀れな被告人」を演じてみました。後輩の女性弁護士に「先生って醤油顔だと思ってたのに、ひげを生やすと濃いですね」と言われてしまいましたが、まあ無罪を獲得しましたので個人的にはよしとしましょう。




8月2日 またしても館山


 29日深夜から昨日まで、またしても館山に合宿の手伝いに行ってきました。

 東京は猛暑で身体が溶けそうですが、海沿いのボロ宿舎は朝夕心地よい涼風が吹き込んで、心の洗濯にはもってこいです。考えてみると、中一のころから今年で24年目、人生の三分の二の夏を館山で過ごしたことになります。ちょっとびっくり。

 おかげで日誌の更新がとぎれとぎれになってしまってますが、明日の夜からまた週末まで行く予定です。あしからず。