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第40回(2006年1月21日 土曜日) 買い物をして、ストレスを発散させた

 なんだか気がついたら年が明けていました。毎年のことながらびっくりです。

 で、年が明けたので大きな買い物でもしてみようと思いまして、全く必要のないコンピューターの用のテレビチューナーなるものを買ってみました。買ったのは株式会社アイ・オー・データ機器GV-1394TV/M2という製品。ビデオみたいにハードディスクに録画できる代物です。なにせ、使っていないハードディスク領域は300GB以上あるため、それも有効利用できる訳です。もちろん録画すれば、ですけど。それにしても最近の製品はみんな録画できるのかな? ハイテクだなあ。

 さて、セッティングをしてテレビとして使うためのソフトウエアも起動して、テレビ番組を見てみようと思ったのですが、画面がでてくるとちょっとおかしい。映像がどうもスムーズではありません。しかも録画をして再生するとだんだん音声と映像がずれていき、そのうち「あれ・声が・遅れて・聞こえるよ」みたいな腹話術のようなことになってしまいました。この機械の実力はこんなものなのかなあ。ソフトウエアの不備か何かかなあ。と思っていたのですが、ふとテレビチューナーの外箱に書いてあるパソコンのシステム条件を読んで気がつきました。もしかしたらバス速度(FSB)が遅すぎるのかも。66MHzだものなあ。今、Macの最新最高級機種のFSBなんかは1.25GHzで、私が今使っているPowerMacintoshのCPUの周波数より速いくらいだからなあ。単純に考えても19倍くらいかあ。

 一応、テレビチューナーの外箱には必要システムとしてCPU G3 600MHz以上と書いてあるのですが、これは当然のごとく改造していないMacintoshのことを指している訳で、もともとはCPUがG3 450MHzでノーマルではバス速度100MHzだったのをCPUをG4 1GHzにしてその分バス速度を66MHzに落としている私のMacintoshでは、バス速度が足を引っ張っているのかなあ。と、考え込んでいても仕方がないので、ソフトウエアの設定で可能な限り画質を落とし、試しに録画してみました。そうすると、さっきよりは音声と映像のずれ方がマシになりました。うーん、やっぱりコンピューター本体の問題か。でも画質を落とした分、映像が見れたものではなくなってしまいました。

 画質をとるか、音声との連携をとるか、といった選択になった訳ですが、悩んだあげく全く別の選択をするこにしました。

 結局、新しいMacを買うことにしました。あれ、なんか間違っているかなあ。

 新しいMacを買えば、映像もきれいなまま、音声もズレないで聞こえる訳で、問題は一切なしです。しかし、買うためには資金が必要で、その資金をどうしようかなあ。と頭をひねって考えてみたところ、ヨドバシカメラのゴールドポイントカードがそこそこ貯まっていることに気が付きました。もともとiMacを買おうと思って貯めていたのですが、iMacを買う前にiMacがG5になって私的に引かれないデザインになってしまったので、まあいいか、と判断したのです。インテル社製のCPUを積んだMacも出始めて、PowerPCシリーズのMacはもう出ないのかなあ、だったらその前に買っておきたいなあ。という心もあります。私の場合、Macintoshはシリーズの最終型が欲しいタイプなので(そんなタイプがあるのかなあ)、その心意気です。

 実際のとこともう少しでMacが買えるくらいポイントが貯まっていたので、ちょこっと買い物をして足してからMacを買うことにしました(Macはポイントの還元率が小さいためMacを現金で買ってポイントを貯めることを考えないのです)。早速、ヨドバシカメラの新宿本店に行き「何か買うものはないかなあ」といろいろと物色していたのですが、そういえば液晶モニタが欲しいなあ、と思い立ち液晶モニターを買ってみました。一昨年にもモニターを買ったのですが、それは結局液晶テレビに落ち着きました。大画面でDVDを観るときにしか、Macintoshには繋ぎません。26インチもあるのに表示画素数もあんまり広くない(1360*768)ので、どうもモニターとしては使いづらいのです。そこで、手頃なサイズの液晶モニターを新たに欲しいなあと。
 大学生だった頃は研究室でUNIXに三菱の液晶モニターを使用していて、なかなか綺麗だなあ、と思っていたので結局値段も手頃で画面の大きさも手頃な三菱電機製のモニターを買いました。26インチの方はシャープ製なのでメーカーを変えておいた方が良いこともあって、そうしたのですが、うーん綺麗だなあ。

 三菱電機製ものとシャープ製のものと大きさが異なるので比較してもしようがないのですが、実際問題、両方とも綺麗。ただ、Macintoshに繋いでみたときは三菱電機製の方がより見やすいですね。表示画素数も広いし(1600*1050)。画面はそこそこ(20.1型ワイド)。やっぱりシャープ製の方は大きすぎて、観づらいです。ただし、テレビとして観たときはシャープ製の方が、画像も綺麗で音も良いです。多分、三菱電機製の方がよりPC用のモニター寄りのチューニングがしてあって、シャープ製のはテレビとPCモニターのバランスを取っているのでしょう。優劣はつけがたい感じです。同じメーカー同士でも違う製品で比べれば違う結果になるだろうし。


 ヨドバシカメラの1階でモニターを買った後、2階のApple製品売り場へ移動しました。インテルマックが発表された後だったので、インテル製CPUの入ったiMacが展示されていたのですが、私の狙っていたものは展示されていませんでした。しかし、店員に聞いたところ在庫はあるとのことだったので迷わず、購入しました。

 買ったのはMac Miniです。これの最上位機種。きっとこのMacは次の改良時にインテルのCPUを積むだろうからなあ。という憶測のもとに購入してみました。スペック的にはCPUがPowerPC G4 1.42GHzなのでちょっと最新機種とは程遠いかな。しかし、私のとこでは間違いなく最新機種なので、満足(でもそのうちG5 Quadも欲しいなあ。買うかどうかは分からないけど)。  そのまま、地下へ行ってメモリーも買いました。いまいち最近のメモリーの規格を理解していないので、1時間近くじっくりと悩んで、DDRの1GBのものを購入。Mac Miniにはメモリーのスロットは1つだけなので、最大のものを買った訳です(標準は512MB)。

 その他、必要なケーブル類を購入して、そりゃもう強引に家に持って帰りました、電車で。店員さんによると液晶モニターは車で来店でない限り、持ち帰りではなく配送するのが普通なんだそうな。

 家に着いたら早速Mac Miniを分解してメモリーを換装してみました。でも、Mac Miniってユーザーの分解を許していないのです。部品構成もノートパソコンに近いもので、メモリーもハードディスクもユーザーは交換できないようになっています。困ったものです。ハードディスクなんか壊れやすいのに壊れたらどうするのでしょう(答え:メーカー修理)。具体的にいうとMac Miniの筐体表面には一切ネジはありません(モニターケーブルコネクタの雌ねじはあるけど)。Power Macの一連のシリーズの様に側面からガバッと開く訳でもないのです。まあ、それでも分解方法はインターネットで検索すればいろいろ出てくる訳で、専用の工具も売っている位です。そうでなければ交換するメモリーは買わない訳なのですけど。

 インターネットで検索すると薄い金属製のヘラのようなものを筐体の隙間に入れて底板の爪を外すとあるのですが、そんな都合の良いものも専用工具も持っていないので、包丁で開けることにしました。まさかコンピューターの内部にアクセスするのに包丁を使うとは、という感じですが、ステンレスの程よい硬さと薄さがちょうど良いのです。写真で内部の構造を確認してケーブルの位置を確認して、ケーブル類を切らないように慎重に作業したところ、なんとか筐体を外すことができました。できればハードディスクも換装したかったのですが、そこまで分解するのは大変そうだったので諦めました。まだ、1度も通電してないのに壊したくはありません。

 Mac Miniはメモリーを交換した後、筐体を取り付けて、元通りにしました。でもって、起動。うーん、感無量です。もしかしたら、完全に新品のMacを買ったのは初めてかも。で、初期設定をいろいろして、ちゃんとメモリーが認識されていくるかな、とアバウト画面を見てみたら、CPU(プロセッサ)が1.5GHzになっていることに気がつきました。変なの。Mac Miniの外箱にも1.42GHzと書いてあるし、カタログでもMac Miniの1.5GHzモデルなんて発売されていないから、ちょっと不思議です。まあ、性能が良くなっている訳だから、まあいいか。何か(例えばプロセッサの速度を設定するユニットが壊れた)とか良くないことじゃなければ良いけど。噂ではこういう(CPUがこっそり速くなっている)Mac Miniがあるというのは聞いていたような気がしますが、まさか自分が当たるとはねえ。

このMacについて  このMacについて

 そうそう、テレビチューナーはMac Miniを利用すれば無事に動きました。動きもなかなかスムーズです。よかったよかった。さらにポイントカードのポイントを貯めるために買った液晶モニターはテレビにもなるみたいで、何よりです。



 えーっと、何か間違っているような気もするけど、気にしない、気にしない。大丈夫、大丈夫……。





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