ゴールデンウィークはどこに行っても人がいっぱいなので、室内に引きこもってテレビゲームをすることにしました。まあ、どこに行っても人がいっぱいな訳はないのだけれど。で、町のゲーム屋さんから中古で買ってきたのは「ファイナルファンタジーコレクション」というテレビゲームのセット。ファイナルファンタジーという大人気(であるという)RPGゲームの4作目と5作目と6作目のソフトウェアがセットになったものです(単体では販売していませんでした)。
今回、遊びたかったのは、その6作目であるファイナルファンタジーVIです。もともとスーパーファミコン版が発売されていて、それを遊んだことがあるのですが、途中でセーブしていたデータが消えてしまい、それ以降遊んでいませんでした。そこで、まあ最後まで遊んでみようという作戦(?)です。
私はもともとテレビケームをあまりせず、スーパーファミコン本体も持っていなかった(途中までファイナルファンタジーVIを遊んだのは大学のサークルの部屋)ので、あんまり懐かしみはありませんでしたが、プレイステーションの3D画面になれていると2Dの画面に「うわあファミコンぽい」と思ってしまいました。もっとも3Dと2Dの違いを私はあんまり理解していませんが。
ゲームの内容は、いやあ全く覚えていませんでした。物語は大きく前半と後半にわかれるのですが、私が以前遊んだときは後半に差し掛かり少し進んだときにデータが消えました。で、その周辺の物語は覚えているのですが、前半はすっかり抜けていました。主人公たちがどうやって出会うのかなんて、いやあびっくり。こんな展開だったのか、と改めて感心してしまいました。
という訳で、4月29日から遊び始めてクリアしたのが5月6日。まあ1週間とちょっと掛かりました。まあ5月1日〜2日は会社でまじめに仕事をしていたので、実質1週間程度でしょうか。これが早いか遅いかはわかりませんが、意識してストーリーを飛ばした部分もあります。インターネットでゲームの攻略情報を集めて、できるだけ効率よくゲームを進めてみました。飛ばした部分のストーリーは後でゆっくり遊んでみようかな。でもしないかな。
面白いと思ったのはストーリー重視でゲームを楽しもうと思ったら、途中で出てくる敵キャラとの戦闘をほとんど省略できるシステムがあることです。仕様なのかバグなのかよく知りませんが、敵キャラが出てきたときに、それがボスキャラであっても、魔法で敵の姿を消してその後で敵に即死魔法を唱えるとほぼ100%魔法が聞いてしまい、敵に勝利しまうというシステムです。これを使うとボス戦で苦戦することがなくなって、どんどん話がテンポよく進み気持ち良いです。このゲーム、ストーリーもよく作り込まれていますから、それを楽しむだけでも満足です。逆にあれ、と思ったのは後半になると主人公(達)の自由度が格段に増すのですが、その分ストーリーを飛ばしても全体に影響がでないことです。途中で仲間がバラバラになるイベントがあるのですが、その後全員を集合させなくてもクリアできてしまうのはどうも抵抗がありました。エンディングで主人公に「あいつがいたら……」なんて台詞をいわれてもなあ。もっともこのゲームでは自由に名前が付けられる主人公が14人も登場するので、やむを得ないのかな。これは好みでしょうね。正直、あんなに強い主人公が14人もいるのならば、最終ボスとの戦いのときはもっと戦略的に考えた方がよいじゃんとも思いましたが、まあゲームですからね。
ファイナルファンタジーシリーズのファンの方々からも、この「VI」は優れたゲームであると聞いていたのですが、十分納得しました。確かに面白かったです。大満足でした。
スーパーファミコンのゲームをプレイスーテションに移植したゲームなので、仕方のないことなのかも知れませんが、ゲームは処理落ちかな、と思ってしまうような部分も多々ありました。特に戦闘画面ではそれが顕著に現れました。その所為か、全体的にもったりとした印象を持ってしまいました。特にその後に発売されたプレイスーテションのファイナルファンタジーのシリースを先に遊んでしまったので、その影響があるのかもしれません。
しかし、プレイスーテション版で新しく追加したCGムービーはきれいでしたね。できればゲームの中にも追加で織り込んで欲しかったくらいです。遊んでいて、ここはCGムービーで表現したら面白いだろうなあと思ったシーンはいくつかありましたし。移植なのでこんなことを言っても意味はないのですけど。第一、ファイナルファンタジーVII以降のプレイステーション用に作られた作品では十分にムービーを織り込んでいましたからねえ。
とりあえず、ゴールデンウィークは自分的に大変有意義に過ごしたのですが、まだ休みが何日か残っていたので、たまには日光を浴びようということで外に出ようと思いました。……が、5月6日〜7日は雨でした。結局、晴耕雨読。
春の小川