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名前 |
地域 |
特色 |
コラム |
ア |
アントライオン |
ヨーロッパ |
上半身がライオン、下半身がアリという幻獣。聖書の誤訳によって生みだされた。ヨーロッパでは昔、アリは草を食べると信じられていたので、このアントライオンは、上半身のライオンは肉をガツガツと食べるのに、下半身のアリはそれを消化できないとされている。いくら食べても栄養にならず、ついには餓死してしまうという、なんとも不幸な生物である。 |
なし |
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アンフィスバエナ |
ヨーロッパ |
頭が前後に二つあると信じられていた蛇の怪物。姿形はミミズに似ていて、両端とも頭のように動くとされた。古代ギリシャ人は、アンフィスバエナを殺すにはブドウの蔓を用いて打つしか手だてがないと信じていた。
なお、18世紀になり、博物学者のリンネは南アフリカ産のミミズトカゲにアンフィスバエナの属名を与えている。 |
なし |
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インキュバス |
ヨーロッパ |
一般的には「夢魔」と呼ばれる。人間の女性を誘惑して堕落させることを目的として世の中に出現する。一説によれば、人間の女性に対する官能欲求のあまりに堕落した天使だとされている。 |
なし |
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インプ |
イギリス |
インペットとも。小鬼や小悪魔と訳される。イギリスの深い森の中に住み、人間をからかったり、物をくすねてみたりすることを好む。小さな物では人間の親指くらいで、耳がとがり、鈎のついた尻尾を持ち、お腹がプクンと膨らんでいるという特徴がある。 |
なし |
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ウェンディゴ |
カナダ |
人間の骸骨のような顔をした怪物。身長は5メートルに達する。ものすごい速さで雪の中を駆けめぐることができ、吹雪の夜などにインディアンの村人などをさらって食べてしまう。 |
なし |
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ウォーター・リバー |
ウェールズ地方 |
ウェールズの沼沢地に住む。手足のないヒキガエルに長く先細りに尖ったしっぽと、2枚の発達した羽状のヒレを持った外見で、そのヒレで沼地をはね回る。身の危険を感じると大きな甲高い叫び声を挙げ、その声で死んだり、金縛りになったものを頭から飲み込むという。 |
なし |
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ヴァルキューレ |
北欧 |
オーディンの命を受け、体には鎧、頭には兜、片手には剣か槍、もう片手にはたずなを持って、全身光り輝いた姿で戦場を駆けめぐる。戦場で死すべき運命を持った勇者を見つけると、息の根を止め、オーディンの館であるヴァルホルまで運び込む。
運び込まれた勇者は再び生が与えられ、ラグナレクル(世界の終末)において神の側に立って戦うことになる。 |
なし |
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エキドナ |
ヨーロッパ |
上半身は美しい女性で、下半身はまだら模様の大蛇。一般的にはゴルゴーンのメデューサの息子クリューサオールと、オケアノスの娘カリロエの間の娘とされるが、他に色々な説がある。多くの怪物の母として知られ、エキドナの子供とされるのは、ケルベロス、ヒュドラ、キマイラ、スフィンクスなどである。 |
なし |
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オアンネス |
メソポタミア |
魚人。背面は魚の形をしているが、腹の部分から人間の形となっている。鰓の部分から顔が覗き、背鰭の辺りからは腕が、尾鰭の付け根当たりから足が生えている。
神話時代にペルシャ湾より姿を現し、シュメール人とは全く違った言葉を母国語としていて、人間の食べ物を食べることはできなかったという。彼らは昼は陸地にとどまって人間に文明を教え、夜は海に帰った。その間7日。たったその間に全ての文明を人間に授けたという。 |
検討中 |
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鬼 |
日本 |
近代では赤か青の体色をした巨漢とされ、一本または二本の角を生やしていて、手には金棒、腰には虎の皮の下着という姿が一般的だが、古くは様々な種類の鬼が語られている。
なお、中国や朝鮮では、同じ字の「鬼(き)」は、この世をさまよう霊のことである。 |
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カ |
河童 |
日本 |
川や池、沼などの水中に住むと信じられた日本独自の妖怪。体の大きさは子供ほど、手足の指は三本ずつで水掻きを持つ。また頭のてっぺんには皿があり、そこから髪がおかっぱ状に伸びている。皿の水がなくなると力がなくなるという。 |
工事中 |
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カラドリウス |
ヨーロッパ |
全身は真っ白の鳥で、人間の病気を治したり、死の宣告をする能力を持つ。
この鳥が病床に飛んできて、病人の顔を見つめたとき、鳥がすぐに目をそむければ病人は助からない。しかし治る見込みのある病人の場合には、病人の顔をじっと見つめ、病気を起こしている悪霊をその目で吸い取ってくれる。 |
なし |
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ガルーダ |
インド |
鷲の頭と嘴と爪と羽を持つ怪鳥で、翼は赤く、全身は金色に輝く。一説には全長は三百余里(約千二百キロメートル)にも達し、黄金の翼を持ち、頭には全ての物事をかなえるという如意宝珠をつけていて、口から火を吐くという。
ナーガ【別項参照】を食らい、鳥の王とされ、スパルナ(美しい翼を持つ物)という別名がある。仏教では八部衆の一で迦楼羅(かるら)。 |
なし |
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ガンダルヴァ |
ペルシャ・インド |
ゾロアスター教の聖典では、人々を滅ぼす魔物として描かれているが、インドに置いては神と魔物の中間に位置する妖精のような存在になっている。
姿はほぼ人間と同じだが、毛深く、人馬の姿で表されることもある。水から生まれたとされているが、後に天界に暮らすようになり、空を自由に飛び回る。
ガンダルヴァの天界における役目は、太陽を運ぶ馬の御者を勤めること、不死の霊薬ソーマを守護すること、神々を楽しませるために音楽を奏でること、の三つである。 |
なし |
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キマイラ |
ヨーロッパ |
ギリシャ神話に登場する三位一体の怪物。一般に知られている姿は、頭は獅子、体は山羊。背中からは山羊の頭が突き出ていて、尾は大蛇という姿をしているが、それ以外にも三つの首を持ち、それぞれが牡山羊、獅子、ドラゴンであるという説もある。 |
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麒麟 |
中国 |
四霊の一。形はノロジカに似て、牛の尾、馬の蹄を持つ一角の霊獣。鳴き声は音楽の音階にあっており、生きている虫や草を踏まないように注意深く歩き、群をなさず、遠出はしない。
百獣の長として、王者が仁政を行ったときに現れるとされる。 |
なし |
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キンナラ |
インド |
キンナラの男は、馬の頭に人間の体、あるいはその逆で人間の頭に馬の体をしていると伝えられているが、一説に人間の頭に鳥の体というのもある。
また、キンナラの女は天女のように美しく、その歌と踊りで人々や動物までも魅了するという。 |
なし |
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クラーケン |
北欧 |
正体不明の海の怪物。タコ、クラゲ、ヒトデ、ダイオウイカなどの説がある。ちょっと見た感じでは海草に取り囲まれた小さな島の集まりに見えるという。巨大すぎて全体像が見えないのだ。
伝説では、天地創造の際に生まれた二匹の怪魚で、この世の終わりまで生きるという。 |
なし |
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グリフィン |
インド・ヨーロッパ |
ライオンの胴体に鷲の頭と翼をもち、砂漠や山間の洞窟に住むといわれている。起源はインド地域とされ、紀元前14世紀ころにはギリシャに伝わっていたとされる。バビロニアの創世記にはティアマートの十一匹の幻獣として知られ、ギリシャ人はアポロンの聖獣と結びつけていた。 |
なし |
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ケット・シー |
ヨーロッパ |
猫の妖精。スコットランドの高地地方によく出没する。黒猫で、胸に白い斑がある。気配を押し殺すことができ、闇から闇へと移動ができ、また人間の言葉が理解できる。
普段は正体がばれないように普通の猫のふりをしているが、慌てるとうっかりして人間の言葉を喋ったり、後ろ足で立って歩いたりすることもある。 |
なし |
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ケルベロス |
ヨーロッパ |
冥府にある青銅の大門の入り口に住む番犬。三つの頭を持ち、尾は蛇で顎の周りは無数の蛇の頭が生えている。
門をくぐって冥府へ向かう者には愛想がいいが、門から後戻りをしようとする者はその牙で容赦なく懲らしめる。また生者がこの門を通らないように見張る役目もある。 |
なし |
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ケンタウロス |
ヨーロッパ |
上半身は人間で下半身は馬の半身半獣の種族。山岳地帯を住処にする。性格は粗暴で好色、世俗風物に対して無知だとされている。
ケンタウロスの一族の中でも賢者と呼ばれるのがケイロンで、博物学だけでなく、天文学、音楽、医術、狩猟、運動競技にも優れていたので、彼にあずけられて教育を受けたものも多い。 |
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コロボックル |
日本 |
アイヌの伝説にでてくる小人。雨が降るとフキの葉の下で雨宿りするといわれ、Kor‐pok‐un‐kur(フキの下にいる人)の名前はここからきている。
竪穴の住居に住むとされ、陶器を作り、漁が上手かったといわれる。ごちそうを作ったり漁で魚がとれたりしたときには、戸口の隙間から手を差し出して人の家においていくとされ、アイヌに友好的な民族であったとされる。 |
なし |