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　　　　バッコス
Galleria degli Uffizi , Florence

　　　イサクの犠牲
Galleria degli Uffizi , Florence

　　　リュートを弾く人
The Hermitage at St. Petersburg

エジプト逃避途上の休息
Galleria Doria Pamphili, Rome

ゴリアテの首を持つダビデ
　　Galleria Borghese, Rome

　　　メドゥーサ
Galleria degli Uffizi , Florence

　　　ユディトとホロフェルネス
Galleria Nazionale dell'Arte Antica, Rome

　勝利のキューピッド
Staatliche Museen at Berlin

　１６０６年５月、ローマでカラヴァッジオは知人を刺し殺した。当時３４歳。すでに名声は高く、有力な貴族や高位聖職者の後援を受けていたが、反面、自分の感情を抑えることのない性格から次々と暴力事件を起こしていた。殺人事件以前の６年間に彼の起こした事件はローマの警察の記録に１３件残されている。
　当時のローマの法律では殺人は死刑である。カラヴァッジオはローマを逃亡し、マルタ、シチリア、ナポリと渡り歩いたが、その時でも有力者からの絵の注文が絶えなかった。１６１０年に亡くなったが、実に波乱に富んだ人生であった。