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2013.11.24.    岐阜基地航空祭 その1

 

天候偵察 1 ・・・ T-4 離陸
今年もT-4が担当。機番は603。予定通り、08:30に離陸しました。

プログラム上の予定時刻は08:30〜08:50.

空は灰色に写っていますが、これは逆光の為で、実際は青空が広がる快晴です。

 

天候偵察 2 ・・・ サプライズ F-15 離陸
例年ならT-4が戻ってくるまで静寂が続くのですが、今年はいきなりサプライズ。F-15(801)が離陸し、機動飛行を披露しました。プログラムでは「天候偵察」ですが、所謂「オープニング・フライト」としての位置づけのようです。思いもよらぬ「前菜」に、続くプログラムへの期待が高まります。

 

天候偵察 3 ・・・ 更に F-4 離陸
「レガシーなターボジェットエンジンのサウンドをお楽しみ下さい。」とのアナウンスと共に、F-4(327)が離陸。

模擬対地攻撃等の機動を披露しました。「航空祭らしくなってきました。」とのアナウンスが笑を誘います。アナウンスをする男性は、中々の美声の持ち主でした。例のドラマの影響で、「女性入場者が増える」との予測に基づく措置でしょうか?(笑) 一方で、いつもの「おネエさん」はどうしたのかと、心配が募ります。

 

天候偵察 4 ・・・ F-15 機動飛行
再び舞い戻ってきたF-15が8の字飛行等の機動を披露し、着陸しました。

 

天候偵察 5 ・・・ F-4 機動飛行
「F-4が何処からか進入して来ます。皆で探して下さい。」とのアナウンスの後、会場後方(北方)から進入して来ました。

会場の西方を通過したので、逆光を避けられました。これが当日の空の色です。(笑)

その後、各種機動を披露し、着陸しました。

 

天候偵察 6 ・・・ T-4 進入・着陸
F-4が着陸に向かうと同時に、滑走路上空やや高いところをT-4が通過し、着陸しました。

本来、このプログラムの主役であるはずなのに、存在感が薄れてしまいましたが、大任を見事に果たしたその雄姿に拍手を贈ります。

 

地上展示機から
上段左から時計回りに
XC-2(202)
T-2CCV(103)
RF-4(901)


08:50頃撮影。まだまだ人出は少ないようです。今年から始まった手荷物検査の影響もあるのかな?

そういえば、直前に出たオスプレイ飛来・展示の話は流れてしまいましたが、来年は見られるのかな?

 

救難団 航過飛行
08:55頃、東方に2機の機影が見えました。小牧基地・救難教育隊所属のU-125A(014)UH-60J(564)です。「UH-60Aは最高速度で、U-125Aは最低速度で飛行しています。」とのアナウンスがありました。声の主は、いつもの「おネエさん!!」お元気そうで、一安心しました。(笑) 閑話休題。

プログラム上の予定時刻は、08:55〜09:05。

滑走路上空を通過の後、着陸しました。着陸後は、いつものように地上展示機となり、出番を待ちます。

 

第1回展示飛行 1 ・・・ 離陸 その1
09:10、地元飛行開発実験団による第1回展示飛行が始まりました。先陣をきって離陸したのは、T-7(929)。離陸直後左へ急旋回。軽やかなエンジン音が会場に響き渡ります。半周して飛び去りました。(写真左)

続いて離陸したのがT-4(604)。T-7同様に左へ急旋回した後、一周して飛び去りました。共に派手さはありませんが、飛ぶことの素晴らしさを十分に味わわせてくれます。大空への夢を切り拓く練習機だからでしょうか?

プログラム上の予定時刻は09:10〜09:45。例年と比べて、ちょっと短いような・・・

 

第1回展示飛行 2 ・・・ 離陸 その2
続いてF-2(502)F-15(078)が離陸。共に離陸後急上昇し、会場を後にしました。

 

第1回展示飛行 3 ・・・ 離陸 その3
 
引き続き、F-4×2機が相次いで離陸。「レガシーなサウンド」が轟きます。初めに離陸した431(写真左)は、左へ急旋回し、後で離陸した429(同右)はそのまま真直ぐ飛び去りました。

 

第1回展示飛行 4 ・・・ 離陸 その4
そして、F-2(501)F-15(914)が相次いで離陸。両機とも離陸後、左へ急旋回の後急上昇。写真は比較のため、左上下・右上下の順で時系列です。この展示飛行のテーマの一つは、この両雄の競演にあるようです。

これで上空には、参加機計8機が揃いました。今年はどんな「飛び」を見せてくれるか、気分も高揚します。

 

第1回展示飛行 5 ・・・ 競走
岐阜の名物、T-7に率いられるジェット戦闘機。従うのは右翼F-2(502)、左翼F-15(078)。今年の趣向はF-7の上昇離脱を合図に、両雄がスピード競走をすると言うもの。結果はF-15の勝利でした。T-7は直後に着陸しました。

 

第1回展示飛行 6 ・・・ 飛び散る火花
続いて、F-2(501)F-15(914)が相次いで単機で機動飛行を披露。両雄とも、ライバル心剥き出し(?)で、火花を散らします。写真は、左上中下・右上中下の順に時系列です。

 

第1回展示飛行 7 ・・・ 男の花道
これも岐阜の名物、「男の花道」。T-4に率いられ、右翼にF-4×2機、左翼にF-15(072)F-2(502)が編隊飛行します。

逆光のため、全機真っ黒に写っていますが、機種判別訓練用のシルエットとして楽しんでいます。(笑)
終盤、F-2F-15が編隊から離脱。敵愾心に燃える両雄が、「こんな奴とは組めない!」と言ったかどうかは、定かではありません。(笑)
残ったT-4F-4は仲良く編隊飛行を続けます。命名、「必殺 4の字固め」。

 

第1回展示飛行 8 ・・・ T-4 機動・着陸
再び会場に姿を現したT-4は、そのまま着陸しました。下から見たこの形に何故か、惹かれます。

 

第1回展示飛行 9 ・・・ 本当は仲良し?
東方から進入して来る2機編隊。F-2(501)F-15(914)です。今回は仲良く肩を並べて飛んでいます。
そう思うのも束の間、それぞれ「我が道を行く」とばかりに、左右に別れてしまいました。(笑) 

 

第1回展示飛行 10 ・・・ F-4編隊
続いてF-4が2機編隊で東方から進入して来ました。こちらも左右に別れて飛び去り、その後着陸しました。

 

編隊航過飛行・機動飛行 1 ・・・ サプライズ?
プログラムには「使用航空機」の欄にKC-767は含まれていません。それで、09:40〜09:55 編隊航過飛行、機動飛行(1輸空)は、C-130が2〜3機で飛ぶのかと思っていました。(今年は小牧の航空祭が無いようですし・・・)

ところが蓋を開けてみると、ここの所恒例になった「模擬空中給油」が披露されました。でも、驚きはありませんでした。地上展示機の配置が少しプログラムと違っていたし、待機旋回する姿が良く見えていたし・・・
編隊を形成するのは、KC-767(603)F-15(914)F-2(501)の3機です。 

上空の白い帯は、ブルーインパルスでは無く、高高度を西へ向かう民間機のものです。民間機が引切り無しに飛んでいました。時に4機が平行に飛行機雲を引いて飛んでいたりと、意外な発見もありました。
プログラムのこの「迷走」は、台風被害を受けたフィリピンへの援助のための機材繰りによるものかも知れません。

いずれにせよ、先の震災を経験した日本人として、自然災害は他人事ではありません。フィリピンの方々へのお見舞いを申し上げると共に、早い復興をお祈りいたします。また、この分野での自衛隊の活躍に敬意を表します。

 

編隊航過飛行・機動飛行 2 ・・・ 単機
模擬空中給油の後、各機が機動を披露し、順次着陸しました。

 

航過飛行・機動飛行 1 ・・・ 離陸・上昇
09:55頃、C-130(071)が離陸。高度をぐんぐん上げて行きます。「何か落とすのかな?」と期待しました。

会場で配布されたプログラムでは10:05〜10:30となっていましたが、事前にHPでは09:55〜10:20と訂正されていました。また、18日(月)にプログラムが発表された時は「飛実団」となっていましたが、確か翌日に「1輸空」に訂正されました。天候偵察時のサプライズは、「飛実団」の分が前倒しされたのかも知れません。

 

航過飛行・機動飛行 2 ・・・ 急降下
さて、何を落とすかと期待していると、落としたのは機体の高度でした。長時間機首を下げて降下を続ける姿は、遠景ながら「凄み」を感じるのに十分でした。
そして通常の「航空祭高度」に達すると、水平飛行に移ります。

 

航過飛行・機動飛行 3 ・・・ 機動飛行
その後、8の字飛行等の機動を披露し、不整地着陸しました。

 

膨れ上がる観衆
さて、ここで一休み。恒例の人出観察です。

上段は09:08、下段2葉は10:29撮影です。

岐阜新聞によると、当日の入場者は約15万人で、2004年に並ぶ過去最高の人出とのことです。9年前との共通点は、他基地での航空祭が悪天候に見舞われたこと。好天・荒天、悲喜交々ですね。それにしても、暖かく良い天気でした。

この人出で迷子も多かったようで、いつもの「おネエさん」も「迷子案内アナウンス」で大忙しでした。

 

今年のおまけ 1 ・・・ ゆるキャラ
広報展示会場にいた「ゆるキャラ」です。名札には、

自衛隊岐阜地方協力本部
マスコットキャラクター 「うーぴー隊」
うーぴー隊イチのモテ男 ソラ


とありました。推察すると、長良川の鵜で、他に少なくとも2ついるようですね〜。名前は「ウミ」と「リク」でしょうか。(杉下右京風に) 訂正: 「ウミ」ではなく「カイ」でした。

かなり人気で、多くの入場者が一緒に記念撮影していました。

 

 

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