私の使っているマシンは PC-9821Cx(初代 Canbe)です。(1995/3/8 購入) CPU は i486SX という MMX や Pentium II に比べると FSB 33MHz の 1 倍設定という数字が物語るほど、それはとてもとても遅いものです。
HDD が 270MB の model/S2 もありましたが、将来を考えて 540MB の model/S3 にしました。 (今にして思えば、初心者にしてはよい選択だったと思う。) いきなり CD-ROM ドライブのトレーが閉まらないというトラブルに巻き込まれたので、 初期不良交換してもらいました。買ったばかりで何も解らなかったので、これはかなり焦りました。(^^; 私が購入したところでは、TEL 一本で迅速に対応してくれました。(当然か!?)
次のマシンを買う費用がないので、少しずつ Cx をパワーアップしてきました。 パワーアップ代をすべて足せば余裕でもう1個本体が買えるとか、そういうことはつっこみナシね。(^_^; なお、各製品の詳細を知りたい方は、リンクを張りましたのでそちらでご覧ください。 白地の部分は、以前 Cx に施した改造です。現在は違うのですが、一応載せてみました。
1989 年に発表された Intel の 32bit CISC CPU。トランジスタ数:1,185,000 (1ミクロンルール)。 i486DX から浮動小数点ユニットをのぞいた廉価モデル。
PC-9821Cx 用 Over Drive Prosessor。i486DX2 66MHz 搭載。Sold for 4000- (1998/12/1)
Cyrix 5x86 互換 CPU 採用 PC-9821Cx 用 CPU アクセラレータ。 L1 Cache 16KB (ライトバック方式)、浮動小数点演算コプロセッサ搭載。
100MHz ですが、Pentium にすれば 75MHz 相当でしょうか。 ただし、今ではメルコのカタログから姿を消している... 調べてみたら この製品のニュースリリース がありました。
この前 OVER TOP にて 4980- でありました。(T-T)
噂ではノンパリとか。70ns。
ここに下記のパリ付きの SIMM をつけてみたところ、32MB では 18,432KB 認識し、 16MB と 4MB で試したところ 3,072KB と認識されました。 ちなみにシムコンを使って 16MB * 2 をやってみましたが、エラーで起動不可でした。 ということは 18 + 32 + 32 = 82MB が上限なのでしょうか?
PC-9821 Cx 用増設 RAM ボード + 4MB Fast Page DRAM SIMM with Parity
8MB Fast Page DRAM SIMM with Parity Sold 10000- with ESE-4MY(1997/??/??)
ノーブランドのメモリを初めて買う。先につけた 4MB を外す。
ノーブランド。16MB SIMM 2 枚を シムコンバータを使って増設。
これもノーブランド。しかも中古。(メーカー製と価格の比較をするとつい手が出てしまう) 8MB と交換して増設。余った 4MB と 8MB は売却。
Cx のカタログ数値では RAM の最大搭載容量は 39.6MB とありますが、 これは NEC 純正のメモリが 16MB までしかないので、16 + 16 + 7.6 = 39.6MB というわけです。
このページを見ても解るように、私は 71.6MB 搭載しています。 しかもシムコンバータという SIMM 2 枚を 1 枚に変換?する基盤を利用して、 16MB の SIMM 2 枚を 32MB SIMM 1 枚として利用しています。 これを利用すると速度がどうの、信頼性がどうのといわれますが、 そんなことを Cx に求めてはいけません。積めるだけ積みましょう。
私は試していませんが、シムコンを利用して(32 + 32) + (32 + 32) + 7.6 = 135.6MB は可能なのかな? Cx のチップセットがなんだか私には分かりませんが、上限は 71.6MB でしょうかね。
ここまでノーブランドの SIMM を何の問題もなく利用してきましたが、 よくよく考えてみたら現在バルク品で出回っている SIMM のメモリモジュールの多くは 32Mbit チップが採用されていると思います。 つまり、基盤上のムカデ(^^;が少ない、と。 ここら辺でモジュールについて少し考えてみました。
SIMM を何度も取り外していたので SIMM スロットがゆるゆるになってしまいました。 普通に SIMM を差すと傾いて外れてしまうので、SIMM 間に厚紙を折ったのを詰めて、強引に差しています。(^^;
HDD 換装後、色々といじり倒しているうちに天に召されてしまいました。(-」-)ナム
forer Caviar series(E-IDE 5200rpm 12ms 128KB) Sold for 5000- (1999/5/25)
Cx は E-IDE をサポートしているかよく分からなかったが、繋いだら認識してくれた。 当時の 98Magazine では不可となっていたのに・・・多分ロットで違うのだろうか。 HDD が 2 台になったので、31600 を Primary Master、2540 を Primary Slaveで繋いで起動してみたが、 メモリーチェックが終了するとマシンが止まってしまうので断念。
ちなみに 31600 の 3 はディスクの枚数、1600 は容量。2540 は 2 枚で 540MB という意味らしい。 もちろん 1 枚あたりの容量が多いほど高密度なわけですからアクセスも高速ですね。31600 < 21600。
Fireball TM series(E-IDE 4500rpm 10.5-12ms 128KB)
CD-ROM のところで書きましたが、8 倍速の CD-ROM ドライブが使えなくなったので空いた Secondary Slave に HDD を内部増設しようと思っていたところ、会場で安く売っていたので買ってしまいました。 もちろん内部に増設ベイなどないので 強引に増設。 これで 1.6 + 3.2 = 4.8GB。
と、以前はこうだったのですが FreeBSD 導入を機にこれを単体で利用しています。
former Caviar series(E-IDE 5200rpm 12ms 128KB) Sold for 5000- (1999/6/7)
Cx が起動できなくなって 替わりに買ってみた HDD。WesternDigital 系は低いカリカリ音?
なお、番外編として、SCSI HDD の内部増設方法 を載せておきます。
NE とは NEC への OEM という意味かな?
ATAPI 接続の 8 倍速 CD-ROM ドライブ
香港オーシャン・オフィス・オートメーションという聞き慣れないベンダーのドライブ。
CD-ROM ドライブは、初めは内蔵の CDU55E-NE と交換して使用していました。 しかし CDR-688 のドライバがなくなってしまったので、再セットアップするときに DOS で認識されず、 その都度ドライブを交換するのが面倒でした。 そこで、片方しか使わないのももったいないと思ったので、この 8 倍速は 外に付けました。
が、やはり外に付けるとホコリなどが付くのか、動きが悪くなり、お亡くなりになってしまいました。分解でもしてみるか。(^^;(1997/9/30)
8 倍速がお亡くなりになった後、再び標準の倍速を使っていたのですが、 音楽 CD をかけている時に、やたらと音飛びが激しくなりました。
そこで、CD-ROM レンズクリーナーをかけると、 そのクリーナーの CD-DA 部分を読み込むのでさえ時間がかかり、挙げ句の果てには CD-ROM が入っているのに CD プレイヤーで「データ/ディスクがありません」と表示される始末。(-_-) そこで再び CD-ROM ドライブを購入しようと決心。
24 倍速とどちらにしようか悩んだが、16 倍速にしました。 使用した感想。CD-ROM を挿入するとキュイ〜ンという心地よい?回転音が響く。 今まで CD-ROM ドライブの回転音なんて聞こえなかったのでちょっとびっくり。 それと、トレーの出し入れが速くなったのでコレは体によい。(^^;
この MITSUMI のドライブはトレーとパネルの間(隙間)にスポンジ? が挟まってあり、これでホコリを防いでいるようだ。 Cx に内蔵するのに、ドライブのパネルを外して Cx のパネルを接着するのですが、 トレーの隙間は空いたままなので、ここに薄いスポンジを詰めて隙間を埋める。
VRAM 2MB(MAX:1024*768 256color) on Board
Trident TGUi9680 VRAM 4MB(MAX:1600*1200 256color)
DirectDraw にかなり弱いらしい。が、こっちでゲームはしないので大丈夫。 ちなみに付属のディスプレイは 1024*768 までしか表示できない。 X Window でこのボードを利用しても 256 色が限界なので今は取り外しています。
なお、C-BUS 用の最速はいまのところ(というかもう先はないか!?)、
S3 社製 Trio64V2/DX EDO DRAM を採用、のようです。
音に関しては無頓着なのでよく分かりません。 FM 音源と PCM 録音、再生機能があるようです。86 音源ってやつかな?
PC-98 用 10BASE-T LAN アダプタ。Window95 プラグアンドプレイに対応。 本当はセカンドバス TYPEII の LA/T-98SB が欲しかったが、 どこをまわっても見つからなかったので、これで妥協。 FreeBSD(1998) では ed0 ドライバで動きます。
シングルポート高速 RS-232C 拡張ボード。COM2(MAX:230.4Kbps) Sold for 5000- (1998/12/14)
リンク先は RSA-98II/S の後継機の RSA-98III/S (MAX:921.6kbps)です。 921.6Kbps なんて何に使うのだろう?xDSL モデムかな?
Cx では通信は行わないので現在は取り外しています。はぁ、売らなきゃ良かった...
TV を見ながらパソコン、というのもいいのですが、1024*768 で 256色 しかでないのはちょっと... ということで、GA-DRV4/98 と併存もできないようなので外す。
と思っていたら、TV チューナーとグラフィックアクセラレータを共存できる方法もあるようです。 私は試していませんが、このような方法 もあるようです。
あまり使った記憶がない・・・すぐに買い換えてしまったもので。(^^;
あの独特のフォルム(笑)にあこがれて購入。持った感じもグー。 なお、表面がざらざらの OEM 用(滑らないので持った感じがさらに良い) が存在することが後に分かったが、PS/2 ポート用のみ。 アダプタでも自作しない限り PC-9800 では使えないでしょう。
インクはケチって詰め換え用のものを利用。 よくこれでヘッドが目づまりしないなぁと感心しています。 ほとんどテキスト印刷なので、レーザープリンタが欲しい今日この頃。
呼び出し音が 2 回なると勝手に電話を取ってしまうという問題があります。 対処法は 下の方 に載せます。
これを購入してまもなく、PC-VAN の WWW GATEWAY サービスを利用してインターネットに接続。
External 56,000 bps K56Flex MODEM exchange f.f.comp(MS56KEF < - > CRD-8322B + 5000) (1998/12/29)
私が利用しているプロバイダと BIGLOBE は K56flex を採用しているので、これに決定。 x2 方式と併存していますが、国内のプロバイダは若干 K56flex のほうが多いようです。 どちらに落ち着くやら...
と思っていたら V.90 という規格で統合されるようですね。 このモデムもファームウェアを書き換えることにより V.90 モデムとして利用できるようです。
これより下に記述した情報は NEC の保証書で禁じられている改造行為に該当する物があります。
よって万が一、これにより生じたいかなる損害も当方はいっさい責任を負いません。
ご自身の責任の元に行ってください。
といっても保証はとっくに切れていると思いますが、念のため。
RAM は増設 RAM ボードにある 2 つのスロットに 1 枚ずつ、計 2 枚しか差せません。 しかしスロット自体を増やせばさらに何枚か差せます。以下は私の RAM 増設方法です。
Cバスユニット | O D P |
8 M B |
シ ム コ ン (D) |
16MB | ||||||||||
8 M B |
||||||||||||||
16MB | ||||||||||||||
i486SX | ||||||||||||||
Cx の マザーボード | 増設 RAM サブボード |
現在は 下の図のように、SIMM コンバータを A タイプに取り替えて RAM ボードの空きスロットの一つに 32MB、もう一方には SIMM コンバータに 16MB を 2 枚差して、計 71.6MB にしました。 でも、フロントパネルの下部がほとんどあいているのでホコリが入りやすいです。
Cバスユニット | O D P |
16MB | シ ム コ ン (A) |
32 M B |
|||||||||
8 M B |
|||||||||||||
16MB | |||||||||||||
i486SX | |||||||||||||
Cx の マザーボード | 増設 RAM サブボード |
問題は、Audio Input が M/B にあるものしか使えないので、内蔵 CD-ROM ドライブのオーディオケーブルを繋いでしまったら外付けの CD-ROM からは CD-DA を再生しても音が鳴らないことでしょうか。
いちおう外付けの CD-ROM ドライブのイヤホンジャックから Cx 背面の Line in に繋げば聞こえますが・・・
正面から見るとこんな感じです。
Cx 本体 | |
CD-ROM ドライブ |
※実はこれだけでは物理的につないだだけで、問題 がまだある。
いつも見ている HDD のアクセスランプ。他人の 98 とは違うぞ、と見せたいのなら LED を交換しましょう。
施行前 | 施行後 | ||||||||
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超高輝度 LED (普段は透明で、電気が通ると青く光る。ちなみに 530 円(^_^;)
を使用しているので実はものすごく明るい。夜中は怪しく光っています。
Cx に Windows95 を入れるとフルスクリーンでのみしか 98TV が見られません。これではTVを見ながらエディタで編集など、ながら族の醍醐味が味わえません。
また、グラフィックアクセラレータと併用も一般的には出来ないようです。しかし、ドライバ等を組み込み直せば何とかなります。 以下の方法は Cx2 以降の CanBe で確認はとれていますが、私の Cx には C バスの空きがないので確認はしていませんが、無理かも知れません。
電話のコール音が 2 回なると内蔵モデムが勝手に電話を取ってくれると言う、大変困った問題があります。これを解決するにはどうすればよいのでしょうか。
これには、CanBe 固有の問題として、BIOS の ROM バージョンが0.19以下だと発生するようです。バージョンの確認方法は、ESC と HELP とテンキーの1を押しながら起動します。するとメモリカウントと共に ROM のバージョンが表示されます。0.19 以下の場合、NEC のサービスセンターに連絡して BIOS の書き換えを依頼して下さい。
98TELFAX 等のファクシミリソフトウェアを利用して、自動着信を OFF にしても自動着信をしてしまう場合、上記サイトから Windows95 改良版「98TELFAX」Rev.2 をダウンロードして当てて下さい。
SCSI ボードなど、プラグアンドプレイモードで使用している場合にも、問題が発生するようです。
これに関してはそのボードをプラグアンドプレイで使用しなければよい、という消極的な方法しかないようです。
最後に、究極?の手段ですが、モデムボードその物を取り去るという方法もあります。(これをやるには、本体背面のカバーをCバスボードと共に外し、電源ユニットを外す必要があります。私はこれをやりました。)
内蔵のモデムは 14,400bps で、画像が多い WWW を楽しむにはやや力不足です。(もちろん画像をカットしてブラウズすれば別ですが...)で、内蔵モデムは切り離し、より高速な外付けモデムを取り付けるのです。28,800bps モデムはもう捨て値ですし、56Kモデムも規格が統一されたので、バージョンアップが可能なものを選ぶと良いでしょう。
その際、Cx の COM ポートの最大転送速度は 19,200bps までなので、外付けモデムの性能をフルに発揮するには、高速シリアルボードを導入しなければなりません。
SCSI 機器といえば HDD が真っ先にあがりますが、多くは外付けです。もちろん内部ベイに空きがあれば内蔵の物の方が場所、電源等の取り回しに苦労はしません。しかしここは Cx のページ。内部ベイなどない Cx にどう取り付けるか?
以下の方法は パワーユーザーの 毎黒仮節渡万さん が以前 PC-VAN 上で公開なさった"Cバス SCSI による内部増設"を元に作成しています。私は試していませんが、(試す腕も、道具もありません。(^^;)こういうのもあるよ、ということで。
と、まあ書くのは楽なのですが、実際私には出来るかどうか...筐体内の隙間が少ない CanBe で SCSI フラットケーブルの引き回しが出来るのか? MMX 化など出来ないのに SCSI の内部増設にこだわる必要があるのか? など課題はいくつかありますが、Cx の改造、という意味ではやりがいのある改造法の 1 つだと思います。