物語に沿って 11
※[ ]内の数字は、「クロスファイア」公式BBSの投稿番号
中断した台詞[1896]
「私はこれ以上、何もしたくない。石津さんにお任せして・・・・」
牧原刑事が人形を投げて、中断してしまった台詞。青木淳子は、あとは石津刑事に任せて、どうするつもりだったのか?
淳子はこの時、挫折と(精神的な)疲労を感じていただろうと思います。「何も思ったようにいかない」、と。また一方で、木戸浩一、倉田かおりといった、特殊能力者と出会ったことで、それまでの孤独が幾ばくか和らいでいたとも考えられます。人と関わりを持つことを避けてきた淳子が、居場所を見つけた、というような。
だから、淳子は、小暮もその背後にあるものも追うのはやめて石津刑事に託し、理解し合える(と思った)能力者達と、でも力は封印して、静かな暮らしをしたかったのではないかと思うのです。それで、警察署を脱した後、多田を振り切り、かおりと木戸がいる筈の木戸のマンションに帰ったのではないかと思います。
結局、木戸の裏切り(木戸にしてみれば指令の執行だけど)により事態は悪い方へ動いてしまいましたが、アミューズランドで木戸と対峙した時の淳子の台詞からは、普通の生活をしたかったのではないかと感じました。特に、かおりを「かわいい女の子」として成長させたかったのではないかと。
もっとも、木戸が言ったこと(触らなくてもちょっとだけ押せる、云々)が本当なら、淳子自身の意志はそこにどれだけあったのか、ということになりますが・・・・。
強がり([2193]、[2337]より抜粋、補筆)
「私は一人で道を探して、生きて行くだけよ!」と、啖呵を切って警察署を脱した淳子。
でもこの台詞は、強がりだと思います。
孤独な淳子は、本当は、誰か心を通わすことの出来る人を求めていたと思います。
だから、この後、石津刑事から「探していた」と聞かされた多田がいるかもしれない「青山のレストラン」に、ふらふらと向かったのでしょう。
戻る
物語に沿って TOPへ戻る
次へ