映画と原作・青木淳子の幸せ
「クロスファイア」下のカバー裏の著者のことば、「彼女の幸せは、果たしてどこにあるのでしょうか」・・・・・・
原作の青木淳子は、最初から幸せ(少なくとも、普通の感覚での幸せ)なんてあり得なかっただろうと思うのです。凶器として生きる彼女には・・・・。
映画の青木淳子は、チャンスはありました。多田と、その妹雪江との関わりです。ずっと絶って来た人との関わりを、思い切って築こうとした。しかし、雪江が惨殺されたことで、このチャンスは潰え、逆に破滅の入り口になってしまった・・・・。
それでも、映画の淳子は、少しでも幸せだったでしょう。
原作の淳子も、映画の淳子も、木戸あるいは多田との関わりの中で、幸せを感じる時があったけど、原作の幸せは、実は偽物であり、映画の幸せは本物だったと思います。原作では淳子は騙されていて、映画では、多田は最後まで約束を守ろうとしてくれたのだから・・・・。
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