和歌と俳句

畑打ち

一 二 三

畑打音やあらしのさくら麻 芭蕉

うごくとも見えで畑うつ麓かな 去来

畠うつや鳥さへ啼ぬ山かげに 蕪村

畠打の目にはなれずよ摩耶が嶽 蕪村

畑打や耳うとき身の只一人 蕪村

畑うつやうごかぬ雲もなくなりぬ 蕪村

はた打よこちの在所の鐘が鳴 蕪村

畑打や木間の寺の鐘供養 蕪村

畑打や我家も見えて暮遅し 蕪村

畑うちや法三章の札のもと 蕪村

畑打や峯の御坊の鶏のこゑ 蕪村

畑うつやいづくはあれど京の土 太祇

畠打やかざしにしたる梅の花 一茶

畠打の顔から暮るるつくば山 一茶

畠打や子が這ひ歩くつくし原 一茶