岡田栄造+清水久和 トークショー記録 2010年2月6日 勝ちどき btf 

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  その02 

 プロダクトデザインに

清水:この写真ね〜 文化祭終わった後じゃないですか。これ、
岡田:これも80年代半ばの雰囲気出てますね〜 真ん中の女性の化粧と、まさに。なるほど分かりました じゃー次に行きましょう

かいじょう はははは ははははは (野球場での清水さん写真提供無し)

岡田:いきなりですけどもえーと。写真嫌いですか?
清水:あまり撮る機会なかったんで。これもう会社員 一度事務所に入って その後中途でキヤノンに入ってこの頃野球しかしなかったんで。これは野球の後ですね。

岡田:最初に入ったデザイン事務所はプロダクトですか
清水:プロダクトですね
岡田:なんで?いつのまに プロダクトに変わった!
清水:そうそう、あの〜桑沢の1年生のときにヘルメット作ったんですよ自転車用ヘルメット。それを作ったときに凄い面白いな〜と思って。平面じゃないな!と。で2年からそのプロダクト、インタストリアルデザインに。

 

岡田:それでプロダクトのデザイン事務所に入って。そこ辞めて。で、キヤノンに。何時何年に入ったですか。

清水:89年。(25才)
岡田:どういうのを最初デザインしてたんですか その頃は
清水:デザイン事務所で?
岡田:いやいや、キヤノンで

清水キヤノンではねカラー、複写機とか布貼りの。事務機ばっかり
岡田:商品化されるものやっていたんですか
清水:そうです
岡田:その当時 野球を、
清水:メインが 野球

会場ははははは

岡田
:野球もやったことなかった
清水:なかった

会場 ははははは

清水:キヤノンに入ってから。
岡田:キヤノンに入ってから野球始めた ふふふ でもそこに仕事の外に何かやりたいと 欲求が、そこに。
清水:なんでしょうね〜
岡田:色々やりたがりですね、これはこちらの愛のバットデザイン

清水:愛のバットデザインていう本作ったんです、これは文章書いてもらたりして

 清水さんとの出会い

岡田:文豪ですねこのまえここで朗読していただいんですけども。これ私も写ってますけど。私と清水さんが! 

私が清水さんを最初に知ったのはデザイン・プレミオですね。東京デザイナーズウィークの98年ですか。98年にアイスのサジ。あれをデザイされて。デザインプレミオっていう東京デザイナーズリーグウィークのオフィシャルのコンペ。デザインコンペみたいな。大賞取られた

。取ってたんですよね。で、凄いなと思って。温故知新って書いてましたよね。確かね。
清水:俺?!うそ〜
岡田:温故知新って書いてました、懐かしいですね〜

会場ははははは
 
清水
嘘でしょう
岡田:本当本当

清水:何にも書いてなかったような気がする。
岡田:後から付けたんですかね、書いてましたよ。覚えてますよ。温故知新か〜みたいに。
清水:デザインに俺!? 全然つけてね〜
岡田:いや付けてます

 かいじょう うふふふふふ

清水:パネルには書いてないでしょう?

岡田:パネルに書いてた
、その頃ってサボスタジオ(清水さんのスタジオ名) はまだ、もう在るんですか?

清水:98年(34才)に作ったので。ありましたサイトへ

岡田:
で自分でそういう活動をしようと思う切っ掛けっていうのは。どういう処に。
清水:切っ掛けはね〜やっぱり、活動自体はかなり前からやっているんでね〜。それでもなかなかプロダクトのコンペとかにも色々やっていたんですけど。全部落ちる。全部って二回ぐらいしかないんですけど

岡田:はははは。コンペ出してみたら、通らないと
清水:自信が有る やるでも通らない、2回ぐらい続いて。おかしいな〜と思って

岡田:世の中がおかしいと。
清水:絶対おかしいと。
岡田:なるほど。何か自信家は自信過ですね。
清水:そうかも知れない。
岡田:控えめだけど。
清水:うん。おとなしいけど

 (日比野克彦賞)

岡田:おとなしけど自信はあると
清水うん。でアートの方にもよく 何か出していましたね。当時パルコの色々やっていたグラフィツク系とか。アーバンアート、その辺の方が面白いかな〜と思って。やってはいたんですけど。
岡田:パルコは賞は取ってますよね
清水:そうですね

岡田:チューペットのシャンデリアで、あれ何年でしたっけ。
清水:94年。(30才)
岡田:あ、じゃーけっこう前ですね、あれは日比野克彦賞でしたっけ
清水:そうですね

 

岡田:アートして。、そうか そういう活動があって。

清水:何かデザインばっかりじゃなくって、なんか色々。当時起こっていたことに対して色々やっていたんですよね。
岡田:廻りで起こっていたこと?アートとか
清水:そうそう、昔はプロダクトのオープンコンペってあんまり無かった
岡田:それで自分の作品を世に問いたい
清水:う〜ん
岡田:認めて欲しいとか
清水:う〜んそれはもう

岡田:そのとき考えたことってどういうことなんですか、例えば、そのチューペットでシャンデリア作ろうとか。そういう
清水:まあ、でもその前に、愛のバットデザインがあったんで
岡田:バットデザインのリサーチが有って、
清水:そう、その後は、バットデザインやった後はもうやることが凄い明快になったんですね自分でね。
岡田:そういうバットデザイン

清水:やりやすくなった、その前に小さいコンペとか◎△眼鏡のコンペとか。形は良いんだけど。何かこう〜。コンペって審査員が何考えているかで、ここに合わなくって。よくなかった

かいじょう ははははは がやがや

岡田:それで そうなんだ。私は98年(34才)ぐらいに清水さんの作品を見て、そんとき会ってはいないんですけど。ちょうどウォールペーパーって雑誌の編集者のアテンドが来てて。それでその人に薦めるのに、資料もらったんです、清水さんから。アイスのサジの。作品のね。チューペットのやつとか。素晴らしいと思って。それで愛のバットデザインも買ったし。
清水:本屋で
岡田:本屋で、ブックセンターで買って。ほいで尊敬で。憧れの

清水:ありがとうございます、ふふふふふ

 リボンプロジェクト

岡田:それで、それは98年ぐらいで。その後2003年から私がリボンプロジェクトっていうのを始めてディレクターとして。それで初年度は若いデザイナーの人とやっていたんですけど。最初から清水さんにいつか頼みたいな〜と思っていたんですよ。このプロジェクトやるからには。

それで2年目に。ちょっと1年目成功したので、2年目、清水さんにお願いして、やってくれるかも知れないなみたいな〜のところでお願いしたんですね。それでそのとき初めて会って。アイデアを見してもらって。出来たのが、後ろのリボンのリボンの鏡なんですね。で、後で話出ますけど、あれが今回の鏡の髪型の大元になっている。という意味では8年越しではないか、7年、8年越しに。7,8年越しのプロジェクトである

でこれはロンドンの100%DEZAINGという見本市で展示をして売って。みんなでですね。記念撮影して。これは京都のスフェラギャラリーでリボンプロジェクトの展覧会をやったときに、みんなで撮ったやつですね。

清水:青木さん来て
岡田:青木さん来てくださいましたね。青木健二さんに写真を撮ってもらいました。だいたいこんな感じの人達ですねっていうのが

かいじょうははははは がやがや (清水両手に華の写真)

岡田:清水さんに、あれ何の時だっけな〜ポートレート送れって言ったら。あ、日本史展だ。日本史展をするときに、プレスリリースか何かに、写真を載っけるから、写真送ってくれって言ったら。これが

かいじょうははははがややがや 浪花金融じゃん がやがや

岡田:これが、しかもこれを女性の顔が少しはいるぐらいの感じで両サイド、利用したいと。

かいじょうははははがややがや

岡田:
それで、トリミング厳禁でお願いしますって。

かいじょうははははがややがや

岡田:書いてて大変困りましたけども。  ちょっと格好いい感じで入れようと思ったんで

かいじょうははははがややがや

岡田:酔っぱらっているし。これは二次会か何かですか

清水
結婚式のあと
岡田:キヤノンの女性社員ですね これは。
清水:そうです


 (清水さんの作品) 

岡田:
まあもてますということで。っていうのが清水さんの簡単な意味ではい。これから作品を見ていこうと思うんですけど。これ何ですか

清水:
これヘルメット 桑沢で最初につくったやつ。

今見ると髪型 当時流行っていた、刈り上げのイメージで作っているんです。髪を被るイメージ

岡田:本当ですか、その時考えてたこととしては、あんまりそういうことは考えてない。

清水:覚えてない
岡田:これはどういう課題だったんですか
清水:自転車用ヘルメット
岡田: やっぱりヘルメットだった。原点かえってる〜。なるほど。
清水:これ作ったら、友達が自分の髪型みたいだと。

岡田:ああ、何を考えてデザインをしていたんですか。なんか格好いい形作ろうかなみたいな感じですかね〜
清水:う〜ん
岡田:だって機能とかあんまり関係なさそうじゃないですか。
清水:そうですね、次いこう!

かいじょう ははははがややがや

岡田:でもこれは
清水:これはデザイン事務所に入って。最初に作った物じゃないかな〜と思って。

あんまりその〜僕を皆さんに紹介するときに。

良い作品ばっかりじゃなくって。大失敗のこれ
。デザインなんですよ。

恥ずかしい作品も載せなきゃいけないかなと思って。

岡田:これ何ですか
清水:これ業務用冷蔵庫のヒンジ。
岡田:お〜お
清水:あり得ないよね
岡田:ヒンジですか〜、今の清水さん見ているとあり得るかな〜と

会場 がはははははは

清水:ちょっと。うん
岡田:そうですか。何が駄目ですか造形がだめですか
清水:造形は、ヒンジに この形はありえない ふふふふ
岡田:ヒンジなのに攻め過ぎって、
清水:う〜ん走り出しそうだ
岡田:とにかく格好いい形を。ヒンジを作れって言われても格好いい形をつくりたい
清水:そういう頭しか無かった

岡田:90年前後ですかね
清水:90年ぐらいですね


岡田:バブル真っ直中のイケイケの感じ出てます。それでこれはキヤノンに入ってからの。これは凄く格好いい。コンセプトモデル

 

清水:
そうですね。これ複写機、当時カラー複写機の外装ってプラスチックの成形してどうかな〜と思って作ってみた
岡田:なるほど、斬新ですよね、肋骨みたいな形が。このときはそういうアドバンスのデザイン、見に行ったんですか

清水:いやこれはね事務機の部署にいたときでなんか新しいことも考えなきゃいけないよ〜っていう。たぶんやったのかな〜と。
岡田:普段デザイしてた複写機っていのは
清水:プラスチックの凄く簡単な
岡田:清水さん的な造形ではない
清水:いやそうでもないですよ    30:04

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