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★ミ 【その10】 ・・・イベントブースビルダー? 設営の流れ

わぁーーい!! 10話目だぁ〜 \(^○^)/
いやぁ〜やっと目標の1/10 はぁ〜
当初の予定では、週に1話アップしようと思っていたのですけどね。
なかなか思うようには書けませんね。(汗)
んーーこのσ(^○^)の気まぐれアップで行きますと
目標としている100話までに、3年くらい掛かりそうですね。(汗)

いままでのアップを振り返ってみますとですね。
えっ?振り返るのはまだ早いですって。 きゃっ(汗)
ちょっとだけ振り返ってみますとですね。
σ(^○^)のイベントブースビルダー入門のはずだったのですが・・・。
書き始めると、どーーも基本的な事はσ(^○^)のオヤジの教えになっていまして。
オヤジの教えと言う事は=祖父の教え?になってしまうのか?
という感じで、全然σ(^○^)のイベントブースビルダー入門じゃないのでは。(汗)
きゃぁーーー こりゃまずいぞぉ〜みたいな。(笑)
んーーーでもまだ基本的な部分で書いていない事が沢山有りますので、
しばらくσ(^○^)のオヤジ、祖父のイベントブースビルダー入門続きそうですね。

知り合いのオルターの方から、イベントブースビルダー入門読んでみたけど・・・。
そもそもイベントブースビルダーって何?という質問を頂きまして。(激汗)
そうですよね、やはり全体的なというか、この仕事の概要を
始めに説明しなければダメですよね。
いきなり打つとか切るなんて。(笑)んーーー始め方が悪かったですかね。(汗)
と言うことで

【イベントブースビルダー??(1)】
イベントブースビルダーという言葉自体、σ(^○^)が思いつきで付けた物なので
解りづらいかと思いますが・・・。(汗)
σ(^○^)のやっているのはその中でも木工の造作なのですが・・・。
イベントブースビルダーという言葉は、まぁイベント、展示会のブース制作に
携わっている人の総称になればと思っています。

σ(^○^)のイベントブースビルダー入門は木工造作編という事で、
イベント、展示会のブース制作の中の木工の部分の制作マニュアルになれば
と思っているので、んーー木工のマニュアルにもなりますかね。

それでは少し、イベント・展示会について話をしたいと思います。
と言ってもσ(^○^)も余り良く解らない事が多いのでちょっとだけ。(汗)

展示会というと日本各地で毎日の様に行われているので、
きっと1度くらい見に行った経験が有るのでは?と思います。
最近では、コンピューター関連の展示会が多いですかね。
関東で展示会場と言うと 東京ビックサイト、幕張メッセ
東京国際フォーラム、サンシャイン国際展示場
平和島TOC、五反田TRC、横浜パシフィコ国際展示場
まだまだ有りますが、大きな所はこのくらいです。

展示会の開催期間は3〜4日くらい。
モーターショウの様な大きな展示会ですと1週間くらい開催します。
開催目的は、やはり新製品発表と顧客のゲットですかね。
そしてそのブースの施工期間は、やはり通常は3〜4日。
大きな展示会ですと1週間くらいですね。
短いものですと早朝から仕込みで朝から製品搬入で昼から開催。
夕方撤去なんていう忙しいのも有ります。(汗)

展示会が開催されると、各出展会社は会場の場所を借り、
その場所に製品を展示する為の装飾を施します。
この場所の事をブースと言います。
そしてこの場所の装飾その他を作る人々をイベントブースビルダー。
と、呼ばれたら良いなぁ〜とですね。(笑)希望です。

「設営の流れ(1)」
ブースを作るにあたっては、沢山の様々な業種の人々の力を必要とします。
ですがこれも・・・。σ(^○^)は木工なので他の業種の事は余り・・・。
んーー今度各業者の方にコメントを貰おうかなぁ。
さらっと簡単に流れを説明します。

(事務局がブースの小間割をします)
展示会を主催する事務局の人が、ながーーい巻尺でイベント会場の寸法を計り、
各出展会社のブースの割付をします。
糸を張り、ブースの角にチョークで印をして行きます。

(バナーを天井から吊り下げます)
*バナーー垂れ幕です
こちら何々コーナーとか、何々ゾーンとかの案内のバナーや、
出展会社の要望で、自社ブースの上に自社の宣伝のバナーを吊り下げます。
イベント会場の天井まで届く大きなバケット車で、天井からワイヤー吊りします。
イベント会場の天井ってそうとう高いので、かなり怖い作業だと思います。
会場内に何か障害物が有るとバケット車が動けなくなるので、
小間割と共に始めの作業ですね。

(基礎屋が基礎を立てます)
イベント会場の基礎の仕切専門の業者が有りまして、
ブースの基本の間仕切りパネルを立てます。
その業者を基礎屋と言います。
以前は基礎と言うと、全て木工のパネルでした。
基礎は9尺(2700)の高さが多いですね。
6尺*9尺(ろっきゅう)のパネル(1800*2700)の間に、
ベーボー(ベースの棒)を挟みベースで立てます。
作業している人達も殆どが、劇団関係っぽい感じの大工ですね。

しかし最近では、システムパネルの基礎を使う事が多くなっています。
システムの基礎パネルは、アルミの8角ユニポールの上下に
スリットの入ったアルミの部材を渡し、
その間にベニヤにダイノックシートを貼った板をはめ込んでいます。
組立も星形レンチ一本で出来るので、学生アルバイトがやっている様です。

木工屋からの意見としては、基礎は木工の方が施工上都合が良いですね。
システムパネルですと経師(表具(紙、ビニールクロス等))が貼れませんので、
システムの基礎パネルの前に木工のパネルをダブらせて立てます。
それから木工の造作になりますので、余計な手間が掛かります。
システムの基礎パネルを挟んで反対側のブースでも木工メインの造作ですと、
両方からシステムの基礎パネルを挟んで木工のパネルを立てる様になります。
システムの基礎パネルをお互い利用しない事になり、
システムパネルを立てている円錐型のベースがただただ邪魔に感じるだけ
の場合も有ります。

(基礎の経師屋が経師をします)
基礎が木工の場合、基礎パネルに経師屋が白い紙を貼ります。
ほとんどの場合、そこにまた各出展会社の装飾業者が、様々な色の紙を貼ります。
基礎の経師そのままで、そこに文字や説明パネルを貼り付けて完成
というブースも有りますね。

(基礎の電気屋が幹線をひきます)
展示会場の床にはピットと呼ばれる溝が、何メートルかおきに有ります。
普段は鉄板によって塞がれて居ますが、中には電気の線、
電話の線、上下水道の配管等が通っています。
中に有る配電盤に、幹線と呼ばれる太い電線を繋げて各ブースまで引きます。
この時、ピットの鉄板の蓋を切り欠きの有る物と取り替え、そこから電線を出します。
サンシャインとか平和島の様に展示会場が一階ではない(ビルの中)会場では、
柱に有る配電盤から天井を這わせて各ブースまで引きます。
イベント会場の電気設備に関してはσ(^○^)なんかより
ずーーーーーーーっと英明さんが詳しいですね。
教えてぇ〜下さーーい。m(__)m !!
水道工事を必要とする展示会では、この時に水道工事もやります。

ここまでが基礎工事と呼ばれる工事です。
イベントによってまちまちすが、この基礎工事は深夜に行われる事が多いです。
そして朝から小間屋と呼ばれる各ブースの装飾業者が入ります。

*小間ーブースの事を小間とも呼びます。
      装飾業者を大きくわけて 基礎屋<>小間屋 と呼びます。

(絨毯屋がカーペットをひきます)
事務局が書いたチョークラインに沿って、ブースにカーペットをひきます。
各出展会社のブースのカーペットは、そのブースを施工する施工会社又は
広告代理店から絨毯屋に発注されます。
通路等はきっと事務局発注なのでしょうね。 

チョークライン(四隅に三角形の印)にそってまず両面テープを張り付けます。
両面テープのラインより少し外の端にカーペットの巻いた物をセットし、
始めの一敷きを転がします。
このカーペットは通称「パンチ」 ニードルパンチカーペットの略だと思います。
とにかくみんなパンチと呼んでいます。(笑)
パンチのサイズはダブル幅と呼ばれている1800幅の物を使う事が多いですね。
以降カーペットをパンチと書かせて頂きます。(笑)
転がした両端も床の両面テープよりすこし長めに切ります
長手の両面テープの裏紙を剥がしパンチを接着させます
始めに敷いたパンチに少しダブらせて二敷き目を転がします。
ダブっている二枚のパンチの丁度真ん中の床に、両面テープを貼ります。
二枚のパンチを一緒に合わせ切りします。
両面テープの裏紙をはがし、二枚のパンチを接着します。
合わせ切りする事によって、継ぎ目がほとんど目立たなくなります。
ブースの大きさによりこの作業を何度も繰り返し、パンチを敷き詰めていきます。
最後にブースからはみ出た端を切り揃えます。
そしてパンチの縁に通称「への字」(断面がへの字に似ているので)を
両面テープで接着して作業終了。

(トラス屋がトラスを立てます)
通称「トラス屋」 正式名称は?(笑)
トラス屋への発注もやはり、施工会社又は広告代理店ですね。
トラス屋というのもシステム屋同様ここ数年新しく出てきた業者です。
最近ブースにトラスを使うのが流行っています。

通称トラスとは?
4本のアルミ又はスチールのパイプに、そのパイプよりも細いパイプを
トラス状に組んで有る物です。
サイズは450角300角200角150角?100角?
の長さ1800、2400、3600といろいろ有ります。
それを縦横に組み合わせて様々な形を作ります。
角度が付く部分には、様々な角度の調整材(三角の鉄板)が有り、
それを挟んで角度を付けています。

ブースの中で使う箇所は、ステージ周りが多いのですが、
ブース全体にトラスを回すデザインのブースも有ります。
ステージ周りは、照明、スピーカー等を吊るのに便利です。
直線だけでは無くアールのトラスも有り、4本組むと円になる物など色々です。
そして柱となるトラスの下は、アンカーボルトで床に固定します。
このアンカーボルト工事がくせもので。(汗)
イベント会場によって様々な規定が有ります。
先ほど言ったピット付近は、150以上離してアンカーを打てとか、
イベント会場指定のアンカーボルトを使い、機械もイベント会場で貸出の物以外
使用禁止とか。
それでもアンカーボルトを打たせてくれるイベント会場はまだ良いです。
打ってはいけないイベント会場の場合は、トラスの下に大きな鉄板を
ボルト止めして、倒れを防いだりしています。
このアンカーボルト工事は有料で一本につき幾ら、
またボルトのサイズによっても値段が違う様です。
もーーちろん工事を行う前に、事務局の許可を貰っておく必要が有ります。

このトラス、統一規格というものが出来ていないらしく、各トラス屋によって
様々な組み方の違う物を使っています。

(木工屋が木工を立てます)
ここでやっとσ(^○^)のやっている木工屋の出番ですね。(笑)
なのですが・・・もう ちょっと あれっ きゃっ(汗)
という事で、この続きは次回「設営の流れ(2)」に続きます。(汗)
ここまで書いた流れの中で、σ(^○^)の思い違いで書いている部分等有るかも
知れません。 そこはちゃうよぉ〜等の意見有りましたら、よろしくお願いします。
                      
                                    ではまたσ(^○^)くん


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