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★ミ 【その37】 ・・・つくる 楕円

残暑お見舞い申し上げます。
と言うところなんでしょうけど、今年の東京地方
すずしぃ〜〜〜ぃ!!お盆休みって感じしませんね。

iモード版からだと一話のデータが大きくて見えな〜〜い とか
文字が小さくて見づらい等のご意見を頂きました。
出来るだけ見やすく、解りやすくを目指したいと思います。
今回から100行くらいで一話にして、文字を大きく、
出来るだけ画像等も入れるようにしたいと思います。
これからもよろしくお願いします m(__)m !!
とーーっても間があいてしまいましたが(汗)前回のつづきです。

【つくる(15】
『楕円(3)』〔楕円の展示台(1)〕

長径1500短径900見付け100見込み100H900の展示台。
天板と見付けは化粧板仕上げの台を作ります。

材料ー小割 たる木 コンパネ 2分ベニヤ 防炎の並ベニヤ メラミン化粧板  
木工機械ー昇降盤 横切り盤 コンプレッサー

電動工具マルノコ横  マルノコ上  マルノコ下
        マルノコ ルーター

手道具ー σ(^○^)のなぐりと左手(笑) なぐり上から なぐり下から
       玄翁(なぐり)さしがね すみつぼ えんぴつ サンドペーパー 
       エアタッカー
       エアタッカー ピンタッカー

ケミカルステープル416J シリコン滑走剤
       ステープル(416)フィニッシュネール(35)
        木工用ボンド シリコン滑走剤

治具ー  分割式楕円定規
       ベニヤ打ち用直角定規 楕円定規(コンパス) マルノコ平行定規

作業の流れ
1楕円の型を出す (天板の型を出す)
2天板の型を切る
3下台の型を切る
4下台を組み立てる
5天板を組付ける
6化粧板を貼る

1楕円の型を出す
楕円を作る時、小さい物の時は別ですが、4分の1の型だけ出します。
4分の1の型を切って、反転コピーすれば楕円が出来てしまいます。
切る時にフリーハンドで切りますので、全ての墨を出して切るより、
同じラインになります。

分割式楕円定規
現在作って有る楕円定規は、支点の部分のブレが有るため
マルノコで切る事が出来ません。
ちょっとした工夫でマルノコを付ける事が出来ると思うのですけどね。
やろうやろうと思いながらなかなか出来ませんね。
この定規が出来れば一気にぐるっと切ってしまった方が早いですね。
完成したらまた報告します。

床に二分ベニヤを敷きます。
ベニヤの端に楕円定規をセットして・・・でも良いのですが、
最近はもっと簡単な方法で楕円を書いています。
仕組みは楕円定規と同じです。
かねの手の溝さえあれば、四分の1の楕円が簡単に書けてしまいます。
その溝の深さは、ベニヤ一枚分有れば良いのです。

二分ベニヤのまわりに、100幅に切った二分ベニヤをかねの手に、
釘一本分の隙間を開けて固定します。
18ミリ厚くらいのランバーを100幅に切ってそれを定規にします。
そのランバーに長径、短形の墨を出し、釘を打てばOK。

シリコン滑走剤
隙間の両脇には、滑る様に、シリコン滑走剤を吹きつけます。   

長径1500、短径900なので、その半径
750(−1.5)と450(−1.5)の所に墨をします。
−1.5はメラミンの厚み。
墨の所に釘を打ちます。
釘の先をサンダーで擦ります。
釘は、二分ベニヤ分より出ない様にします。
二本の釘を長手と妻手の溝に入れます。
ランバーの先端をゆっくり回すと楕円が書けます。
マルノコで楕円を切る時、大きな円から小さな円になって行くと、
マルノコが詰まって苦しいので、小さな円から大きな円に切れるように、
右上四分の1=左下四分の1の楕円を書きます。

2天板の型を切る
マルノコを使って型を切ります。
刃の出をうす皮残しに調整します。
マルノコの刃の先を見ながら、フリーハンドで切って行きます。
途中でアールが変わって行くので、切るのはかなり難しいかもしれませんね。
切り屑が飛んでくるので、
防塵メガネをかけた方が安全です。
墨残しくらいで切って、鉋で仕上げます。

四分の1楕円を台又は床に固定します。
二分ベニヤを上に重ね、トリマ又はルーターの目地払いでコピーします。
表側を1枚裏側を2枚コピーすると、楕円に広げた時に全て表側になります。

3下台の型を切る
天板のベニヤ四枚を楕円に合わせて台又は床に固定します。
下台の型はコンパネを使います。
天板の型よりも少し小さいコンパネを天板の型の上に重ねて止めます。
角が天板よりはみ出てしまう時には、角を落とします。
マルノコに
平行定規を付けます。

*平行定規マルノコに付属している、任意の幅に切る事が出来る定規です。
         最近の平行定規は前と後ろを固定する物になっていて、
         定規がぶれず使いやすい。

平行定規の内側にコンパネ+二分べニヤの厚み分下がるガイドを止めます。
ガイドは小割か、厚ベニヤを裂いた物を使用します。
平行定規を刃の厚みも入れて101に合わせます。
マルノコの刃の出をコンパネ一枚分(うす皮残し)に合わせます。

うおっともう100行過ぎてる(汗)
次回下台の型を切るところから続きます。


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