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★ミ 【その39】 ・・・けずる かんな

インパク投票ランキング エンターテイメント賞
8月6位V(^○^)
7月の8位から2段階もジャンプアーーップ
みなさま御投票 ありがとう ございました。
今月もよろしく お願いします。m(__)m !!

【けずる(1)】
イベントブースビルダーの基本的な作業として うつ きる の次にくるものは
やっぱり けずる ですよねぇ〜
本来ならもっと早い時期にこの けずる をアップしなければいけなかったのですが・・
実はこの【けずる(1)】イベビルの連載をはじめてすぐ、
【うつ】をアップしていた頃に書いたものなのです。
しかーし ねぇ〜 やはり けずる って奥がとーっても深くて・・・
WWMさんも木工講座に書いていらしたし・・今さらσ(^○^)が・・なんて・・
んーーこの仕事って無垢の材料を使って作る事が少ないですし・・・
うあぁ もう 言い訳ばっかし(笑)

いやぁでもホント 削るという作業はとても時間がかかります。
ですからイベビルの仕事では、出来るだけ削らなくて済むように段取りをします。
なので・・んーーすみません はっきり言って けずる に関しては自信有りません。
きゃぁ〜(笑)

イベントブースビルダーが けずる と言ったらぁ〜
鉛筆をけずる。(笑)
あっまたごまかしてるって思っているでしょう。(汗)
でもホントなんですよぉ 鉛筆を削る事からこの仕事ってはじまりますかね。
道具箱から鉛筆を出して耳に挟む前に、必ずと言って良いくらい鉛筆を削りますね。
鉛筆を削りながら、仕事の段取りを考えるのです。
あっ たばこ も吸いながらですけど(笑)

そういえば、以前からσ(^○^)は鉛筆派でしたね。
シャーペンなんか使った事ないやぁ〜(汗)
いやこれσ(^○^)だけかもしれませんが、
どーもあのシャーペンって苦手なんですよ。

小、中、高でシャーペンを買ったのは一度しかないかなぁ〜
使ってみてどーーもσ(^○^)には合わないと思い、それからまた鉛筆です。
あっいや シャーペンが悪いっていう訳では、決して有りません。m(__)m!!

鉛筆も鉛筆削りで削ったモノよりも、やはりナイフで削った方が書き味が良いような気がしますよね。
そういえばいつもナイフを持っていたような気がします。

σ(^○^)の鉛筆の削り方は
六角でも丸でも四角と考えて、その二つの角をざっくりと削ります。
残った2つの角は面を取るくらいにしておきます。
ざっくり削った所の芯を両側から削り込み、平べったくします。
こうすると細い線が長く書けます。
2つの角の脇は木が残っていますので折れにくい。
やってみて下さい。

んーとー気を取りなおして イベントブースビルダーがけずると言ったら〜
材料は・・ 木 ベニヤ ボード 金物
道具は・・ カンナ サンドペーパー やすり カッター
電動工具は・・手押しカンナ サンダー グラインダー
動力機械は・・自動カンナ 手押しカンナ スクレッパー(超仕上げ)

んーー削ると言ったらやはりこの話をしないといけないんでしょうねぇ

『鉋 かんな(1)』
この仕事をはじめた時にオヤジに言われた事は
「とにかく この仕事は かんな だ」
「かんな が使えなければ一人前ではない」
としつこいくらいに言われました。
オヤジの言っていたこの仕事とは、木工全般の事だったのだと思います。
そして かんな を使う事とは かんな で削れる事はもちろん
刃が研げて、台が直せる、そして削る物に合わせて鉋を改良出来る技術なのです。

はじめの頃σ(^○^)はその言葉の意味が解らず、
鉋なんか使えなくたって・・・と思っていたのですが
仕事をするうえでどーーしても かんな を使わなくてはならない場面に曹禺します。
そしてその場面で、職人の腕の差がはっきりと出てしまうのです。
かんな がきちっと使える職人は かっこいい
はじめの頃は、オヤジが かんな を使う姿がかっこよく見えましたね。
シュッシュッと削って、空中でクルッと反転させて反対からシュッシュッ
いつかσ(^○^)も、そんな鉋が使える職人になるぞぉ〜と思ったのですが・・・
んーーーなかなかねぇ 
空中でクルッ パッ だけを練習してもねぇ〜(笑)

どーーしても早さを優先してしまうので
機械を使ってしまいますね。
手押しに自動にスクレッパー、これでほとんど仕上がってしまいます。
ですからぁ・・・(汗)んーーー(汗)σ(^○^)もこの仕事を始めて
16年目にはいりましたが・・・かんな とはこーーである。
なーーんて大きな声では言えません。(激汗)

オヤジにはじめに教えられた事は、刃の研ぎ方 裏押し 裏だし 台直しでした。
まずは刃の研ぎ方からいきましょうか
オヤジに教えられた かんな の研ぎ方は
砥石の前に平行に立つ事。
足は肩幅に開く事。
出来るだけ砥石の端から端まで使うロングストローク。
刃の研ぎ面をピシッと砥石に付けて前後にグラグラしないように。
研ぎながら刃を左右にずらし、全てを研ぐ。
研ぎ終わりは必ず前でやめる。
ほんの少し真ん中が膨らむ様な感じで。
刃の持ち方は、やってみてやりやすい持ち方で。
中砥でこの行程をやって刃返りが出来たら、仕上げ砥 で表面を研ぎ、裏も研ぐ。
裏は刃を横にして右手で握り、左手は真ん中辺に添える感じ。
数回表と裏研ぎを繰り返し、刃返りが無くなるようにする。
こんなとこでしたかね。
手本を見せてくれて、やってみろ。
オヤジの かんな さばきをみていると、いとも簡単にささっとやっているので、
なんだ簡単じゃないかぁ と思ったら おぉーーーーーーー間違い。
研げども研げども刃返りは出来ませんでした。(汗)
                                ではまたσ(^○^)


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