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人間失格

 昨日購入し(普段より早く目が覚めたので、その時間を利用して自転車を買いに行き、その自転車を整備している間の待ち時間を利用して『将棋世界』誌を購入するために本屋へ行き、そのついでに購入)早速、通勤の車中で読み始めた(僕は自宅で読む本と、通勤の時間を利用して読む本を別にしている)。
 まだ殆ど読み進めていないが、一つだけ判った事がある。
 鬱や躁鬱の気がある人間が、鬱状態にある時に読むべき本ではないと。
 僕には若干だが躁鬱の気があり、現在はやや鬱の状態なのだが、昨日、バスの中でこの本を読んでいて、涙が出そうになりましたね。
 「(挫折した人間が)忠言や激励で誰でもすぐに立ち直れるくらいなら、太宰の小説はただの世迷い言になってしまう」と書いた人がいるが、太宰の小説といえば中学の教科書で『走れメロス』を読んだだけだった僕にも、ようやくその意味が解ったような気がする。
 それにしてもこの本、一体いつ読むのが一番良いのだろうか?
 通勤の車中では仕事の前に気分が暗くなるし、かといって休日に自宅でこんなのを読んでいたら、どんどん深い鬱に堕ちていきそうだ。
 困ったなぁ。

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未承認 2013年11月07日(木)14時38分 編集・削除

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