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眠い・・・

 先日、八重洲ブックセンターで買ってきた『泣き虫しょったんの奇跡 完全版』(瀬川晶司 講談社文庫)を、仕事が終わって帰宅してから一気に読了。だからあまり寝ていない。

 将棋のプロ棋士を目指し奨励会入会するも年齢制限で退会→アマチュア復帰後アマ大会で活躍→プロ棋戦に参加し好成績→将棋連盟に嘆願書を提出→特例のプロ編入試験に合格、という道を歩んだ著者の半生記。
 いや、なかなか文章が上手いと思った。
 まあ、そうでなければ350ページの本を一気に読ませる事など出来ないのだが。
 将棋を知らなくてもまったく問題なく読める内容なので、お薦めの一冊です。

ダークタワー

 昨日、パソコンが使えない間は読書ばかりしていたと書いたが、その間に読了した作品の一つがキングのライフワークと言われたこれ。
 通勤途中に見える闇に聳え立つスカイツリーを、頭の中で勝手にダークタワーと呼んで、スカイツリーが完成するのと、僕が『ダークタワー』を読了するのはどっちが先なんだろうなんて思ったりしていたが、パソコンが使えないと他にする事がないんで(笑)、読み出したらあっという間だった。
 で、感想。
 あれだけの作品になると、賛否両論あっても結末はああするしかないんだろうなぁ。
 もっとも、どんな結末にしたところで賛否両論あるんだろうけど。

『人間失格』読了

 まあ、何と言いますか、ダメ人間の言い訳みたいな小説ですね。
 僕もダメ人間なので読んでいて身につまされる部分もあったけど、流石にここまでではないです。
 でも、その自分のさらに上を行くダメ人間に、ちょっと嫉妬している事に気が付いた。
 僕はどうかしているのでしょうか?
 という事で、今夜も仕事だけど、ちょっと酔っ払ってみる事にした(笑)。
 目が覚めた時に後悔しなければいいが。


 11時31分追記

 お酒を飲んでも虚しくなるだけだね。
 辛い。
 とても辛い。


 18時00分追記

 目が覚めたらまだ酔っ払ってたよ(汗)。
 メシ食って、歯を磨いて、ちょっと落ち着いたけど。
 これから仕事だってーのに、何やってんだ、僕は。

人間失格

 昨日購入し(普段より早く目が覚めたので、その時間を利用して自転車を買いに行き、その自転車を整備している間の待ち時間を利用して『将棋世界』誌を購入するために本屋へ行き、そのついでに購入)早速、通勤の車中で読み始めた(僕は自宅で読む本と、通勤の時間を利用して読む本を別にしている)。
 まだ殆ど読み進めていないが、一つだけ判った事がある。
 鬱や躁鬱の気がある人間が、鬱状態にある時に読むべき本ではないと。
 僕には若干だが躁鬱の気があり、現在はやや鬱の状態なのだが、昨日、バスの中でこの本を読んでいて、涙が出そうになりましたね。
 「(挫折した人間が)忠言や激励で誰でもすぐに立ち直れるくらいなら、太宰の小説はただの世迷い言になってしまう」と書いた人がいるが、太宰の小説といえば中学の教科書で『走れメロス』を読んだだけだった僕にも、ようやくその意味が解ったような気がする。
 それにしてもこの本、一体いつ読むのが一番良いのだろうか?
 通勤の車中では仕事の前に気分が暗くなるし、かといって休日に自宅でこんなのを読んでいたら、どんどん深い鬱に堕ちていきそうだ。
 困ったなぁ。

ダーク・タワー

 1月7日から読み始めて、まだ第三部『荒地』下巻の中程までしか読み終えていない。
 ここまでのところ、ちょっと気になる事が。
 訳者が何を基準に漢字で表記するか、あるいはひらがなにするのかを決めているのか全く判らない。
 えっ?あれを漢字にしてるのに、何でこれはひらがななの?というのがあまりにも多い。
 まあ、簡単に読める漢字でも見た感じが堅苦しくなる(例えば、僕がよく使う「○○な事」とか「△△な訳」など)からあえてひらがなにしているという部分は理解出来るのだが、いくら何でもこれをひらがなにする事はないんじゃないかという部分が多々あるのもまた事実である。
 そうかと思えば、常用漢字ではない漢字も結構使っている。もっともそれらには必ずルビがふられていますが。
 で、僕なりになぜこんなおかしな漢字使用になったのか推測してみた。
 恐らく、出版社からの要請で、ページ数の調整をせざるを得なくなり、泣く泣くこうしたのではないのかと。
 だから、あえて常用漢字でない漢字を使ったところをひらがなにしてしまうと、訳者としての腕の見せ所がなくなってしまう。仕方がないのでどこか他の文学性(キング作品の文学性の有無についてはここでは触れない)があまり損なわれない部分で何とか調整を・・・、という訳者の涙ぐましい努力なのではないのだろうか?

 まあ、僕の勝手な推測ですが。

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