雲と水面

2001年12月2日
第1回
“カップルdeフィッシング”
辨屋大会


         “カップル釣りクラブ”みたいなものがあって、釣り大会などがあればいいなと考えていたので、初めての釣り大会が実現してワクワクしている。



愛知県、岐阜県、奈良県、大阪府から集まった参加者


  辨屋に新しく大型筏が完成することになったのを記念して、かねてから念願だった“カップルdeフィッシング”釣り大会をサブローが企画した。大阪のマー坊さんに参加を呼びかけたら快くOKのご返事を頂き、第1号の参加者決定。第2号は先回辨屋で見かけたご夫婦に声をかけたところ、その場でOKをいただいた岐阜のMさんご夫婦。その先は未定。そこで辨屋のHPの掲示板で参加者を募集するとことに。またあちこちのHPを訪問してはカップルでの参加を呼びかけた。

  一組、ふた組と応募者が集まったが、最後のあと一組が決まらなかった。やむを得ず辨屋にお願いして参加者を募集して貰い一応7組14人の参加者が決定。このあとも参加ご希望のカップルがあったが、初めてのことで要領が予測できないことと、二人で3本竿なら7組が限度という辨屋のお姉さんの助言もあって、今回は7組で行うことにした。しかし、直前になってマー坊さんの奥さんの都合が悪くなって代わりに娘さんのいずみちゃんが参加することに。しかし、このピンチヒッターがあとですごい釣果を記録することになる。

  初めてあがる5番筏。他の筏より一回り大きく筏の板敷きも幅が広くてゆったりしている。荷物をまとめるのが下手なミキコとサブローが荷物を一杯広げても、まだ人一人歩く余裕がある。背中のネット壁はまだできていない。大物をバラして、反動で後ろに落ちるなどの失敗は気を付けよう。もっとも、そんな人は今まで見たことないけど。



  釣り場はくじで決めた。参加者一人一人が最初の1匹目を狙って大会は始まった。いつもよりちょっとスタートが遅いが、向かいでタイをあげている。こちら側ではぜんぜん当たりがない。しかし!サブローの置き竿がグイッと引き込まれた。サブローとんでいったが、竿は竿受けごと水の中へドボン。竿はまだ沈んでいない。慌てて手網で竿をたぐり寄せる。セーフ!大事な竿を持って行かれるなんてとんでもない。糸の先にはワラサがついている。
  今度はミキコが竿を大きくしならせて“タモ、タモ”と叫んでいる。サブローが“青物でーす”と周りに声をかけながら手網を持って駆けつける。“ゆっくり巻いてー”とミキコを応援。立派なワラサがあがってきた。


カンパチと格闘するミキコ


  左手ではマー坊さんの愛娘“いずみちゃん”が竿を曲げている。本人よりお父さんが興奮気味。二人羽織よろしくお父さんに手伝って貰ってあげたのは立派なワラサ!いずみちゃんの釣りはこれだけでは終わらない。まもなくまたもやワラサをゲット。そして極めつけは“カンパチ”。奮闘の末の大物だった。ところがマー坊さんの竿はおとなしい。いずみちゃんの竿に当たりがでるたびに“どないなってんねん!”とマー坊お父さん。いずみちゃんはまわりの大人がびっくるするほど調子よく釣っている。


不調のマー坊さんの横でバンバン釣るいずみちゃん

  一方お父さんのマー坊さんは絶不調。筏竿に当たりをとりながらバラシが多い。“アレー”の連続だ。“ちょっと変わって”と娘と釣り場を交替。するといずみちゃん、今までマー坊さんが釣っていたところで早速竿を曲げている。“何でやー!!俺がいるときは食えへんかったでぇー!!”マー坊さんが叫ぶ。これにはみんな大笑い。(^o^)

  サブローは愛用のマダイ用リールが故障。糸を巻かないのだ。今日はマダイは諦めるほかない。青物専門で行こう。するとサブローの竿が水面まで引き込まれた。飛んでいったサブロー、できるだけおまつりを避けるために慎重かつ大胆に巻いていくと、黄色味を帯びた魚体があがって来るではないか。“カンパチだぁー”。エサは冷凍イワシ。“フフフ、安いエサで高級魚をゲットだ。”









  ミキコも順調に釣果を伸ばしている。ふとスカリを覗くとマダイ1匹にカンパチ、ワラサ、ツバスと4匹も泳いでいる。自分のものを覗いたサブロー、“アレー、俺まだ2匹しか釣ってない!”沢山釣ったつもりだったけど。2匹しか釣ってない。今日は楽しいから貧果にもかかわらず気が付かなかった。もっと釣らなければ。

  9時半に場所替えしてから、上手な人はやはり場所に関係なく順調に釣り上げている。名人の所へ行ってみると針もハリスも細く、竿はチヌ竿を使っている。食いの悪いときは細目がいいみたい。今後の参考にさせて貰おう。

  釣りはシングルというよし兄さん(よしじい)も順調に釣果を伸ばしている。これで優勝は決まりかな?というくらいだ。けれどもほかにふた組のカップルも釣果を伸ばしていて、どうもこの3組の中から初のグランプリ・辨屋賞が決まりそうだ。

  まだ2匹しか釣っていないサブローは優勝なんてほど遠い。それよりもっと釣らなければ。辨屋の大将も今日は特別大サービスで放流も釣り大会特別でいつもの倍くらいの放流だ。しかし、食いが渋い。3分の1も釣っていない。この分では明日来る人を喜ばせるだけだ。と、サブローの竿に当たり。引きは強い。あがってきたのはカンパチ。エサはたっぷりと残っていた生きアジで、ただし棚は6.5mと浅くとってあった。日が高くなって棚があがってきたのだろう。やっと3匹だ。すぐに元気な生きアジを選んで付けて投入。今度は6mに沈めた。するとまたグィーンと竿が水面に引きずり込まれた。よく引く青物だ。奮闘の末あがってきたのはまたもやカンパチ。本日3匹目。ミキコと二人合わせると4匹になる。こりゃお祖母ちゃんが喜ぶぞ!サブローもニコニコ顔。(^_^)v 

  いつも時間がゆっくりとすぎる釣り堀なのに、今日はアッという間に納竿の2時。こんなに釣りを楽しんだのは初めてかもしれない。一組の残念組を除いて皆一応の釣果をあげていた。

  場所を辨屋の事務所前に変えて表彰式。初のグランプリ・辨屋賞(伊勢エビ5匹)はワラサなど青物4匹に加えてマダイ12匹を釣り上げた奈良県のYさんご夫婦。2位(ミカン10kgと伊勢エビ)は優勝候補の筆頭だった愛知県のよしじいさんご夫婦。わずか10ポイント差だった。3位(ワインと伊勢エビ)は岐阜のMさんご夫婦。

  よしじいさん賞は、今日不調だった愛知県のOさんご夫婦に。また、大奮闘したいずみちゃんにはよしじいさんから特別賞が贈られた。大物賞(ワインと生牡蠣多数)は青物の部、マダイの部ともにYさんが獲得。ちなみにサイズはワラサ77p、マダイ51pだった。
  いずみちゃんの釣果はワラサ2匹、カンパチ1匹、ハマチ1匹。対してマー坊お父さんはイサキ1匹でした。(アレッ、文字の大きさが・・・) でも、マー坊さん娘さんの釣果に、自分のことを忘れて大喜びでした。次回は頑張って下さいね。


賞品の数々。このほか参加者にはオリジナルラベル
のワインと辨屋のお姉さん手作りの可愛いカップル
人形が贈られた。


  ミキコとサブローの本日の釣果

    マダイ 41p            1尾
    カンパチ 68p 3.4sほか  4尾
    ワラサ 74p 4.8sほか   2尾
    ハマチ                1尾

  エサ
    生きアジ(ワラサ、カンパチ)
    イワシ(ワラサ、カンパチ)
    ボケ
    生きウタセ
    K団子
    本虫
    青イソメ
    
 

ご挨拶

釣り場

仕掛け&えさ

魚料理に合うワイン

食べある記

あっちこっち旅行記

掲示板

リンク集

トップ アイコン
トップ


雲と水面