ことば悦覧in 神奈川大学 2009年10月29〜11月01日 home 学生 小金丸信光 村上敬祐 長谷川明 坂本友里恵 杉山聖昇 社会人 丸山美紀・新田有平 本間義章 松野由夏 番外編 松田朋春 学生M1 村上敬祐さん 29日pm2時頃 神奈川大学東門傍の芝生の上にて その02 その01へ (勉強頑張ってみた) 村上:そうですね 佐藤:技術が未熟なのか頭が悪いのか どっちもいけないとか。どういうこと。時間がないってこと。 村上:要領が悪いんでしょうね、きっと。 佐藤:だから時間が無かったわけね 村上:はい。 佐藤:8年ぐらい掛ければ両方出来たと 村上:うははははは 佐藤:そういう話ね、別にいいんじゃないの。4年間で終了しなければいけないってのは、誰かが勝手に決めたルールだから。無理して合わせず時間を掛ければどっちも身につくってことだよね 村上:そうですね〜 佐藤:それでとりあえず、建築の方、勉強の方は真面目にやったわけだ。 村上:頑張りましたね〜 佐藤:少林寺拳法の方はやめて 村上:そのまま引退して、 佐藤:勉強頑張った、! 村上:そうですね。 佐藤:勉強好きだね〜 村上:一年間は本当、研究室泊まり込みましたね〜 佐藤:ここで教育テレビ2チャンネル効果が出ちゃって〜 村上:うははははは 佐藤:2チャンネル効果でずーっと続けてやっているのって好きなんだね 村上:そうですね,意外と何かこれがやりたいとか、これが好きっていうふうになると、そればっかりっていうのはありますね。 佐藤:いいね人間らしい集中力でね、ずーっと 一生そればっかりだと本当に幸せだもんね。途中で飽きるってのが、最大の難問だからさ。例えば60になっても70になっても、好きでずーっとやっている人って意外に少なくって。40以降になると若いときのような興味が無くなる人が多い。好きな女の子も50,60のオバンになると飽きちゃうとかあるじゃない。 村上:ああ そうですね 佐藤:ずーっとおばあさんになっても好きだみたなのっていいじゃん。もしかするとそのタイプかもね 村上:そうですね。たまにちょっと息抜きは 共にふうふふへへえへへへ息抜きはあるんですけどね。 佐藤:この浮気者めが〜 村上:うはははははあは 佐藤:そういう 一面はあるけれども意外にのめり込むタイプで 村上:そうですね (誰でも罹る フォルマリスト に ) 佐藤:それで学生時代はどんな建築を作っていたんですか、 村上:えーと本当学部の頃はもうフォルマリズムですね。一言で 佐藤:形大好き 村上:もうコンセプトも何も形から入る! 佐藤:形こそ命! 村上:うはははははは 佐藤:あれって切りがないじゃない、どうやって終わるの、気に入った形ってどうやって決めるの? 村上:もう自分の美学です本当に 佐藤:そんなこと言われても分からん! 村上:うははあはは 佐藤:説明してくれ、村上美学を語ってくれたまえ (絵ネットより) 村上:最初はですね、けっこうクネクネから入って来るんです、 佐藤:クネクネ、何床、壁、天井クネクネ 村上:もうガウディーみたいなもう、クネクネグニャグニャうねうねみたいなの。 佐藤:自分のウンコみたいになっちゃうね 村上:うははははは 佐藤:そこのホニョホノ ポッポ付ければ、臭いもね、何か観てクネクネなの、触っるとクネクネ 村上:見てクネクネですねはい 佐藤:堅くってもいいの軟らかくってもいいの 村上:質感はあんまり関係ないんです 佐藤:とにかくクネクネしているように見えればいいわけね 村上:クネクネが良い!! 佐藤:なまこみたいな感じね (絵ネットより) 村上:平たく言えばそうですね 佐藤:蛇みたいなクネクネね、生物的なんだ、植物的っていうよりは、植物はあんまりクネクネないよね 村上:そうですね、花みたいなイメージというか、そういうのがあって、。でそこからまあ 佐藤:芯があって周りがあって起承転結があってみたいな感じなのかな、村上美学は 村上:そこまで深く考ええれてないんですけど。 佐藤:これからの課題なんだ。とにかく形に拘って、形こそ建築であると。建築とは形である! がまたその形についてはボンヤリとしてて 説明できないと、それでいいわけだな今の処は 村上:まあまあ学部時代はそうです、今はそこからちょっと進歩して、 佐藤:それ進歩なの退歩なんじゃないの、 村上:退歩なんですかね? 佐藤:分からない わけからない。 村上:なんか 佐藤:形こそ命はなんで捨てそうなんですか 村上:さすがにこう、広島工業大学で、村上徹先生の下で学んでいる時に。それはやばいだろう。 佐藤:村上徹と親戚なの (絵ネットより) 村上:血縁関係はないです 佐藤:関係ないのね、 村上:先祖さんは一緒かもしらないけれど 佐藤:村上水軍とかあるからね。村上先生のところへ かたちこそ命ではいったら、形こそ命では駄目だって教わったんじゃないの。 村上:もう鼻であしらわれるぐらいで。 佐藤:なんだ君のは建築じゃないよウンコだよって言われるよな 村上:うはははははは 佐藤:臭うから あっちいってろって ちかよるなだね 村上:うはははは、これはまずいと。これは研究室に入るときには 佐藤:根性ないね意外に、ずーっとそれでやるんじゃないの、途中で妥協したわけだ 村上:妥協というか、色々こう書物を読みあさっている 佐藤:書物をよみあさってる〜ははははあは建築の書物ね 村上:はい、 佐藤:それは日本の書物 村上:えーとけっこう好きなのがライトなんですけど。そこから入って行くと、色々なんか海外の三大巨匠とか、そういう系に行って あんまり日本の建築を学び始めたのは本当最近で 佐藤:ライトのどんな処が好きだったの 村上:こう、最初は平面計画からはいって 佐藤:形クネクネからじゃないのね 村上:そうなんです、形から入って行ったですけど。今度はそこから、これプランがどうなるんだみたいな。平面に移って行って。こんど面白い平面を見付けようと思ったら、ライトが三角形とか6角形とか使っていて。おっ!!とか思いながら、今度はそこからミースとかに流れて行って。何か ただ友達の中に一人、コルビュジェが好きな子が居たんで。どうもコルビュジェ、あいつ好きだからな〜とか思いながら。 共にふふふふ おれはじゃーちょとライトとかミースとか見るかみたいな処も 共にふふふふ 佐藤:ライトもミースも同じか ふふふふ 村上;でまあそういう感じですね 佐藤:じゅーミースとライトの合成されたような建築フォルムが出現するってことかな 村上:そうですね、クネクネから段々こう垂直水平とか直角とかに 佐藤:クネクネしながらも垂直水平や直角があるのて、クネクネ均質空間が出来ちゃうのかな 村上:そうなんです 佐藤:それは楽しみだね 村上:うはははははは、 佐藤:今のテーマはフランクロイドライトとかミースとか、コルビュジェとか その距離を測りながら結婚させ 子供、自分のフォルムとか平面とか、それ合わせてどういうふうに自分の建築をね産むかだね 建築を設計する側のほうなのね 村上:そうですね 佐藤:私は建築家になるぞと 村上;そうなりますね (良い感じ 構内) 佐藤:5年後はどんな感じになっているでしょうかね 村上:5年後は 佐藤:まだここい居ますか 村上:いや ふふふふ 佐藤:そうだそうだここに来た理由聞いてなかった、広島からなんで来たの 村上:大学院から 佐藤:広島の大学院にもいたの 村上:大学院にはいないです 佐藤:学部で卒業してここの神奈川大学の大学院を受けて合格して来たと何で 村上:まずは関東に出たいと。 佐藤:かあちゃんとうちゃんから遠くに離れたいと 村上:うはははははは 佐藤:村上先生からも離れたいと 村上:いやいやいや、まあまあ確かに先生には、全員外に出ていけとは言われてたいんでんですけど。 佐藤:真に受けちゃった。真に受けては本当はいけないんだけど、 (絵ミカンの木あり、女学生馬なりになってあそんでいる構内 隣接して民家) 村上:親心だと信じて 佐藤:ここでは親をね 出てきたわけ 村上:はい 佐藤:まだ10ヶ月じゃないや半年ぐらいか 村上:はいそうです、6ヶ月とか7ヶ月 佐藤:どうですかこの神奈川県のここは 村上:何か本当に広島と違って面白いですよね 佐藤:どういうふうに違いますか 村上:広島その工業大学が在った所はかなり田舎とも都会ともつかないような、微妙なラインの所だったんですけど。ここ神奈川で都会というイメージで来てみたものの実際在るのは、大学の近くは民家ばっかりだとか。あるいは商店街が実は活気あったりとか。意外と何か 佐藤:白楽の駅から、裏と表の商店街は楽しいよね 村上:はい 佐藤:大学の周辺の民家も面白いよね 村上:そうなんです。意外のと緑少ないのかな〜思いきや 佐藤:周りに家族連れで遊んでいる、大学の門の傍で遊んでいるしね。広島はこうい交流はなかった 村上:こんな感じではなかった 佐藤:ちょっと微妙なラインに隔離されている 村上:ははあはっははは隔離はされていなかったんですけど、民家あるんですけど何かこう、そんなに生活が見えないというか。割と一軒一軒の敷地が広いんで、庭があっちゃう、 佐藤:近隣の人々の生活と繋がっているような気配だよね 村上:はい 佐藤:あの東北の角に夏みかんも なっているけど。 村上:どことなくヒューマンというか。 佐藤:俺もそう思った 大学と町との距離感があるところ多いじゃない、境界はうっそうと木があったり、ここはズラズラズラとあらゆる方面に融けて 繋がっていっているよね。 村上:そうなんですう 佐藤:ちょっとした塀がなければ隣と直つながりになってしまう 村上:ははははは 佐藤:大学の敷地内に民家が建っているみたいな、そういう良さがあるよね。ということでじゃ5年後どうなっているでしょうか (5年後) 村上:5年後きっと何かを 佐藤:博士課程に行っている 村上:それはないですね、きっともうアトリエに今の処は行きたいんで。就職しているか、発起一念海外に出ているか 佐藤:一念発起して海外へね 海外いいね〜今日の僕のレクチャーを聞いたら海外に出るべきじゃないですか、海外に行って1日千円でくらす 村上:うははははは 佐藤:アフリカにいって一日、お金があっても使えない所へ行く 村上:うははははは (絵 渡辺菊眞さん東アフリカエコビレッジプロジェクト建築) 佐藤:食べ物は現地の人に分けてもらって食べると 佐藤:アフリカの人達のために建築を作るっていうのもいいし、東南アジアの人々にだって 地震で被災している人々に かなりの安全な建築を必要としている人々はかなり数がいるじゃない。人口だって67億ぐらいいるはずだから。近代的な暮らしをしている人は2,3割しかいなんじゃないのかな。だからそちらの建築を、都市かされてない領域などへ行ってね。そちら領域大きいからね、狭い日本で引き籠もっちゃうよりはね。おとうさんもおかあさんもアフリマまでは来ないし、先生も居ないだろうし。 共にははははは 村上:ほんとう食べれなくなったら、インド行ったときに。人間何しても生きていけるな〜と思ったんで。 佐藤:インド行ったことあるの 村上:はい 佐藤:何時 村上:えーと、学部3年の冬、2月とかに。2008年、7年。 佐藤:どのぐらいの期間行ってたの、半年ぐらい 村上:ほんとそれは1ヶ月とかですね。 佐藤:それで人間何しても くっていけるとおもっちゃったのね 村上:もう思いましたね。ほんとうにカルチャーショックもありましたけれど。かなりすごいな〜と。日本なんてほんとうチョロイというか。 佐藤:またここで M1夏休み冬休みに研究費で派遣してもらってさ、インドとかアフリカとか中近東とか 村上:ああ いいですね 佐藤:どんどん行って、そういう生活を模索したほうが、これからは楽しいかもしれないね 村上:そうですね。 佐藤:さっき おれが言ったけどNGOで派遣してもらうとか、ペシャワール会の中村先生のようの運河つくったり、医療用集会場つくったり。ああいう仕事もあるよね。アトリエ系に行くか。世界の出て行くか。二股で両方やっている かもしれない、楽しみだね 村上:もしくは放浪の旅に出ているか。色々考えるのはただなんで。色々考えて 佐藤:やるのも ただでしょう、今日は俺 丸山先生泊めてくださいと。ダダで泊まるから 村上:はははははは、たしかにそれもありかな〜と思いながら 佐藤:冷蔵庫はどこに家にもあるから 中身を喰わしてもらえるかどうか、技能の問題だからな。こいつに喰われちゃしょうがないと思わせるのも能力としては重要だよね 村上:働きますと。 佐藤:食べ物あって そこで豊かなコミュニケーションが出来て、設計が出来ればハッピーかもしれないしね。 村上:そうですね。 佐藤:それは延々と続かないかもしれないけど 。延々と続くものもないし、色々展開はあるよね。ヨーロッパとか目指さないでね、色んな領域を越境してさ、活躍するっていうことも考えて、もっとおおきな将来は建築家ですか。 村上:まあ建築家らしい建築家っていうのは、ちょっとどうしてもイメージが僕の中でちょっと堅いイメージがあるので。もうちょっとフランクな感じの、ああ面白いオッサンだな〜って思って、 佐藤:おれじゃねーかよ〜 共にははははは 村上:面白いオッサンだなと思いきや、実は凄い人みたいな 佐藤:ああそうだよね、普通の人になるってことだよね。普通の人なんだけど、自分が目指す職業領域ではかなり専門的で、専門性のある意味のあることを、出来るような人ってことですね。、なかなか普通でいいね〜。そいうのはいいんじゃないかな。ちょうど29分38秒 村上:うははは 佐藤:また何か、お父さんに感謝するとか、誰かの悪口を言っておくとか、ネットに向かって 村上:うはははは ゲラゲラ笑っている 佐藤:何かあったらどうぞ 村上:いやいや大丈夫です、 佐藤:こんなもんでいいですか 村上:はい、まあ頑張ってますの一言ぐらいで 佐藤:頑張っているじゃないですかかなり 模索してるし、ねこれらも考え続けることだからね。 どうも今日はありがとうございました 村上:はいありがとうございました 佐藤:ちょうどぴったり30分2秒です 村上:お、ぴったり!! 村上敬祐さんの記録これで終わりです。読んでいただきありがとうざいました 次回は2014年へ続きます おまちくださいませ。 記録公開日 2009年11月6日 文字起こし・文責:佐藤敏宏 |