東京 ことば悦覧 2008年春     home  

石川卓磨(タクマ)・木村俊介(シュンスケ)さん ことば悦覧 2008 4月8日 

 0〜1時間まで  
 0分〜12分46秒  12分46秒〜27分44秒 27分44秒 〜46分06秒 46分06秒〜1時間00分16秒
  伊藤サトルさんの 案内にて横殴りの雨がふりつづく東京中央区 新富内 ビル6階にて

 
 0分〜12分46秒 

佐藤:とちらが石川さんで木村さんだか分からなくなっちゃったので
石川:低音低い声で僕が石川です
佐藤:もらった名詞に似顔絵を描いていい
石川:両方とも眼鏡ですからね〜 伊藤わらう やややせ形

佐藤:
こういう眼鏡で、ボロボロボロと髭 石川わらう 
石川:似てる〜わらう
佐藤:これなら間違ないでしょう。自分達 ビール呑んでもいいですよ。じゃー私も呑みましょうかね。みんな大丈夫なんですか仕事とか?これからお客さん来るとか?

石川:いや僕ね〜これだけのために 会場わらい
佐藤:素晴らしい!!これは気合を入れて聞かなくっちゃー会場わらい 水なんか飲んでる場合じゃない。

石川:ビールお嫌いなんですか
佐藤:そんなことないです。酔っぱらうと あらぬ事を言ってしまうからな〜、宿へ帰れなくなっちゃうし、ここへ寝てて 朝まで喋っていると困るから。

僕の知っている二人の情報はですね・・・・おじいさんで文字が見えなくって老眼だから、自分で書いた字が見えなくなっちゃた。ちょとまってくたさい・・どこにあるのか分かんなくなっやった。 聞こうか〜石川笑う 石川さんはどんな感じで建築を始めたのでんでしょうか?

石川:いやもう あれですね、流されるままに、ここに居るっていう感じですね。志とかはあまり無いです。

佐藤:あぁない。すばらしい。でもやっていられる?

石川:建築業ってそういうもんじゃないですか。
佐藤:わからない「そうです」とも言えない「違う」とも言えないし。阿部仁史さんの処に居たのは木村さんでしたっけ?

石川:僕です
佐藤:阿部事務所内で会ったことないですね。僕は阿部事務所に遊びに行ったましたけどお会いしたこことないですね。

石川
:そうですね。何時ぐらいですか?
佐藤:年末とか、、ハウスレクチャーしゃてるじゃないですか
石川:いつぐらいですか?僕 居たの4年前ぐらいです
佐藤:そうだな〜最後に 行ったのは、忘れちゃった

伊藤:倉庫に引っ越したあと行きました
佐藤:開所祝いのパーティにも行ったし、何回か行ったけどね。何を設計しました、菅野美術館?
石川:そうです
佐藤:出来る前に辞めちゃった?
石川:そうです。最後その実施設計だけやって、金額調整だけやって終わりです。

  木村さん登場

佐藤:
そうですか。木村さんはどううい感じですか?大学卒業して
木村:大学卒業して1年間ぐらいバイトしてシーラカンスk&Aに4年ぐらい居ました。
佐藤:もうちょっと近づいて、音取れてないと。声がちっちゃい(わらう、会場わらう) このICコーダ持って、それでもいいですけどね〜。 近づいて喋っていると秘密会議をやっている感じで いいです 石川わらう 何か特別こんな事を喋りたいとか無いんですか?佐藤が来たからこれを言おうとか

石川:僕ら基本的に受け身の人間なんで(会場大笑い)
佐藤:じゃードンドン聞きます
石川:何かこっちから発したいとか、あんまり無いです。
佐藤:それじゃ仕事に成らないじゃないですか(会場わらい

石川:う〜うん だから閑なんじゃないか(会場わらい)
佐藤:わかんないけど、忙しいばっかりが良いわけでもない とは思いますけど。一度事務所 二人でやられてますよね?

  会場はい

佐藤そのあと閉所してまた再開、すまいる・・
木村:ス マ イ ル イ ススタジオ
石川:スマイルスタジオですか
佐藤:スマイルスタジオって設計事務所ですか?

石川:伊藤君説明して
木村:あれは大学の同級生で、もっとも、この三人だけじゃなくってもっと沢山、11人ぐらい
佐藤:スマイルスタジオっての何か気持ち悪い名前だね

石川:えぇ宗教ぽいですね。 佐藤ふきだす 会場おおわらい
佐藤:何かね世の中 切迫して スマイルしてる場合じゃない 会場おおわらい大変な時ときですよね〜

石川:それだけノーテンキだった
伊藤:逼迫なんかしてなかった さとうげらげら おおわらい 
佐藤:不良債権山ほどあり 銀行潰れてるし山一証券はポチャリ後でエライコッチャーになったいたけど スマイル  

石川:世界の逼迫に 全く気付無くって、社会にどうやったら自分達が出て行ったらいいのか、よく分かんなかったですよ。

佐藤:それが10人も居たの?
石川:だから
佐藤:呑気で いいね〜そうい姿勢の人間の在り方は

伊藤:それで「世界に出て行き方が分かんないから、自分たちで何かやってみよう」と。学生の時に。・僕は大学院に行ったんだけど。
石川:ほとんど学生だったんだよね。かいじょうそうそう
木村:全員でコンペやったいるようなもんだ
佐藤:みんなが集まってコンペに参加して

伊藤:何か勘違いして俺ら「おもしれー」とか言って
佐藤:ああそうか自画自賛して 会場そうそう それで社会に問い掛けもなもしないで、身内だけでじゃ

伊藤:だから消えた
佐藤:自然に消滅した
伊藤:無くなってはいないけど、最近なにもやっていない 

佐藤:でも時々集まって「何かやろう」と言うのはあうるわけ、スマイル活動
石川:忘年会やるかやらないか位です
佐藤:なるほど

  社会に出てどうです 

佐藤:
社会に出てやってみて、学生時代の そのスマイルスタジオと。自分では飯喰うためにやっているんだと思うんですけども、「その違い」と言うか。あんまり無いですか?「やっぱり面白くないな〜」とか「こっちの方が面白い」とか

石川:何か無責任な、無責任と言うのも何ですけども、愉しい事は楽しいことで また在って、ちょっと社会と関わって。建築はそれはそれで面白い事があって。うん。だから別に、なんだろうな〜

佐藤:建築で 何か自分の主義主張をするとか、有名になって巨匠に成って行く〜 みたいな。そういう欲望というか、そういうのも無いんですか? 女にもてたいとかあるじゃないですか?  会場おおわらい 金持ちに成ってぶいぶい言わせたい会場爆笑 

石川:
ないですね。
佐藤:もてないよね、夜中まで仕事やって現場行っていたんじゃ、女性に会う機会もないものね。
石川:そうですね。気づいたら、もてないですね
佐藤:女性との関係が少ない世界だものね。職人さんくどいていたもしょうがないものね。みんなオジサン達だからね。女性と関わる機会はなかなか無い。欲望を転換したなと 行き詰まりますねこれは

木村:あぁなるほど かいじょうおおわらい ワイガヤワイワ
石川:状況は打開できないと

佐藤:
もてない世界に来てしまった 木村わははと笑う 同じ世代の人がファンド系に行く人が多い、建築系の大学卒業して。時々聞くんですけども、そっちは目指さなかった? アンドウさんをファンド系でこき使ってしまえ〜と。有名建築家に発注する側に立つ。そういう

石川:設計の上の職業って言うことですね?
佐藤:マネージメントしちゃう、設計を自分で考えるのではなくって、札束で有名建築家の顔をひっぱたく。側に立つみたいな。
石川:たぶんそういう考え方に成らなかったのは、学生の時の体験が大きいののではないか

佐藤:「楽しかった」と言うことですか
石川:結構しぶんでトンテンカンテンやったりする事が在って
佐藤:学生時代に自分でプロジェクト作って模型作ったり、物を作ったり、トンテンカンテンって?

石川: 何て言うんですかねまたその学祭の話になっちゃうですけど
佐藤:いいですね 学祭の話から建築に繋がる。僕は中学生の時の体験がいまだ尾を引いていると言う。わらい 会場おおわらい こないだ(2月10日)藤村龍至さん達4名が福島にやって来て「建築あそび何でやっているのですか?」と聞かれて「中学生の時土方やっていたね」みたいな話で

石川:へぇ〜
佐藤:現場って色んな人が集まるじゃないですか。建築の魅力というのは色んな人が集まって来て交通するって言うね、魅力があると僕は思っているのですよね。物として出来上がってカッコイイ〜と言うんじゃなくって。

人生観も職業も全然無関係な人達が、物を作ると言う目的で、その時だけ集まって、激しく交流するじゃない。喧嘩もするし酒も呑む、良いことだけじゃないだけども。また その体験した情報がどこかに移植されて伝わって行くみたいな処に 僕は興味があるですね。

今日のように話を聞くと言う行為も、みんな一つの処に集めてワーと会話しちゃうと、グジャグシャニなって、まとめる人が居ないじゃないですか。 それを細かく分けて僕が採取してHPなどに載せて置くと、だれかが見るだろうと。 

だから建築家の発する言葉って言うのは建築界の資源だと。だから無駄に出来ないから、共有可能なのよう加工する。

やつぱりスマイルでしたよ会場おおわらいスマイルという名詞を文字に定着しないとさ〜石川さんの頭の中ではスマイルしているんだけど、言葉にしてスマイルと言う文字を置いておかないと、スマイルの意味は何なのかな〜と。(建築界のために)フックが一杯あったほうが良いと思うんですよね。

だからフック作りという事もあるし、この様に会い僕が採取した記録を見て「石川さんこんな処でこんな事言っていましたね〜」と質問して来る人といあ居て。もしかしたら女のこに気に入られてね 伊藤わらい イイ関係が生まれるかもしれない

石川;いやそれはないですね会場おおわらい

佐藤:
記録をそういうところまで活用してもらえば良いな〜と思って、色んな所へ出掛け始めた。自分の家で(建築あそび)やると、朝から晩まで呑んだり喰ったりしたてますから。ゲストの話を聞くだけじゃなくって、話が終わった後に色んな話が沸き上がりするじゃないですか。 そうするその交通を それぞれが家に持ち帰って 交流がそこから発展し始まって。そういうのが良いと思うんですよね。

目的有りの ありがたい話を聞くんじゃなくって。建築あそびの後の番外編が。色んな事が起こるじゃないですか、インタビューの後に。起こる。

石川:番外編はアップしないんですか?

佐藤:番外編は報告して来ないのであまり分からない。ここに来たような 人間関係がになりました。建築あそび記録公開は 10年ぐらいやっているので、似たような事をやり始めているみたいなね。

藤村さんは(建築あそびをロールモデルとし)ライブ・ラウンド・アバウド・ジャーナルを行った。 この近くのイナックス銀座で人集めてレクチャーやって、それを記録して、その場で印刷物にして、手渡しするみたいなね。そう言うことをやっています。

おれだけ喋っていますね〜会場おおいわらい 何しにきたかわかんない会場笑い 

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