＜あらすじ＞

　　　朝の大空家　すずめちゃんといばり父さんはラジオ体操をしている。

　　　耕作君はまだ寝ていたが　体操をしている２人の元気な声で

　　　目を覚ました。まだまだ寝ぼけ気味の耕作君の目に飛び込んで

　　　きたのは恐ろしい政二の顔！

　　　政二は何か気になることがあるようで　まったく眠れず　

　　　一晩中　耕作君の部屋にいた。そして事情を聞く耕作君は

　　　政二が手紙をもっていることに気付く。耕作君はその手紙を

　　　見せてもらおうとするが、政二はなぜが恥ずかしがっている。

　　　耕作君と政二は公園に来た。　　

　　　なんと政二宛のラブレターであった。

　　　政二は大変喜んでいるが　心配もしている。

　　　その心配の原因に一つは　差出人が誰だかまったく解らないこと。

　　　二つ目は　自分がヤクザだと知っているのかとゆう事。

　　　耕作君は大丈夫だと言っているが　やはり心配の様子。

　　　そして２人は家に戻ってきた。すると　いばり親分　サブさん

　　　組の若い衆のヤス吉　見慣れない女性の４人で話し合っていた。

　　　ヤス吉は組をやめ　かたぎになってその女性と

　　　結婚したいと言っている。いばり親分はその女性に刀を向けた！

　　　ヤス吉は命をかけてその女性を守ろうとしている。

　　　いばり親分は　その２人が本当に愛し合っているか

　　　確かめるためにわざと刀を向けたのだった。そして本当に

　　　愛し合っていることを確認し　ヤス吉が組をやめることを許した。

　　　その一部始終を見ていた耕作君はいばり父さんのカッコ良さに

　　　感動し　政二は大声で泣き出した。なぜ政二は泣いたのか・・・

　　　そしてやっとひばりくん登場。ひばりくんは耕作君と政二が

　　　こそこそ何かやっていることが気に入らず　耕作君を問いつめるが、

　　　一向に何も言わない耕作君に腹を立て　爪で顔をひっかいてしまう。

　　　政二はラブレターに書いてあった待ち合わせ場所の公園に

　　　向かっていた。政二の緊張は最高潮に達している。

　　　すると　すごい美人が政二の名を呼び走ってきた。

　　　しかしその美人は　政二の横をすり抜けていった。

　　　政二の後ろの方に違う「せいじ」さんが居たのだ。

　　　ガッカリした政二。　　

　　　耕作君は政二が心配なのかこっそりと様子を見に来ていた。

　　　真夏の炎天下の中　政二は汗だくでまだ待っている。

　　　すると後ろから声をかけられた。とうとうラブレターを出した

　　　女性が来たのだ。そして政二が後ろを振り向くと　なんと

　　　ひばりくんの学校の「いじわる４人組」の一人　花子が

　　　立っていた。花子は海水浴の時　サメに追われたひばりくんを

　　　助ける時の政二のかっこよさに惚れてしまったとゆう。

　　　この２人なかなかいい雰囲気である。

　　　この様子を見ていた耕作君は　ラブレターを出したのが

　　　花子だったと知りお腹を抱えて大爆笑している。

　　　耕作君の後を付けてきていたひばりくんは

　　　爆笑している耕作君にゲンコツ一発。

　　　とてもいい雰囲気の２人を笑うでないと言ってる。

　　　そして政二は大空家に帰ってきた。花子との事をひばりくんは

　　　みんなにしゃべってしまったらしく　大空家全員が祝って

　　　くれている。しかしいばり父さんはさびしそうだ。

　　　政二がヤス吉のように出ていってしまうのではないかと

　　　思っているのかもしれない。

　　　しかし政二はキッパリと花子との交際を断ってしまった。

　　　ワケは自分のようなヤクザモンがかたぎの女性と付き合うわけには

　　　いかない。それに育ててくれたいばり親分を置いて　自分だけ

　　　幸せになる訳にはいかないと。

　　　その頃　花子は喫茶店で泣いていた。まわりにはいつもの

　　　グループの３人が居る。リーダーのかおりは花子に向かって

　　　こう言った。　政二はひばりのことが好きだから花子をふったんだと。

　　　もちろんデタラメだが　花子はそう思いこんでしまい　ひばりくんに

　　　復讐することになった。そして花子は夜　大空家に忍び込んだ。

　　　その頃　政二は花子に手紙を書いていた。手紙の内容は

　　　交際を断ってしまったお詫びだ。それを書いていると

　　　突然いばり父さんの悲鳴が聞こえた。政二が慌てて

　　　いばり父さんの部屋に駆け込むと黒ずくめの人間が

　　　いばり父さんを襲っていた。

　　　政二は飛び掛かり　そいつをボコボコにしている。

　　　この騒ぎに大空家全員起きてきた。

　　　この騒ぎの犯人はもちろん花子だ。ひばりくんだと勘違いして

　　　いばり父さんを襲ってしまった。慌てていた政二が落とした手紙を

　　　ひばりくんが拾い　それを花子に読ませた。

　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　花子はおおきな勘違いを

　　　していたことに気づき少しホッとした様子。

　　　そしてケガをした花子を政二がおんぶして家に送って行く。

　　　このラストシーンの２人　本当にいい雰囲気です。

　☆　感想と見どころ　☆　

　　　この回も見所いっぱいです。

　　　今回はひばりくんの出番が非常に少なく

　　　少し残念でした。しかし政二がメインのお話と

　　　ゆうのは珍しいですよ。

　　　それから　この第１５話の作画はたまにある
　

　　　劇画調のタッチで少し雰囲気が違いました。

ちょっとだけ登場した いじわる４人組のリーダーの かおりはとても大人びた感じで 描かれていて個人的にちょっと 好きだったりします。

　　

　　ｍｏｃｃｈｉから・・・

　　　今回は、「政ニのちょっと悲しい恋物語」というのがメインストーリーに

　　　なっているのですが、もう一つの見所としていばりさんの

　　　人間的な魅力もすごく感じさせる回でした。

　　　一人ぼっちになった政ニを引取って大空組で立派に育て上げたり、

　　　また政ニがケンカでピンチの時、助っ人として駆け付けるという

　　　場面も挿入されていて、それを物語っています。

　　　大空家の四姉妹が母親を亡くしながらもまっすぐに、心優しく育って

　　　いったのはやはりこのお父さんの人間性によるものなんだなと

　　　思いますね・・・

　　　そして、ひばりくんの優しさ・・　いじわるグループの一員の花子にも

　　　今回、常に優しいまなざしを向けていました。　

　　　でも、「花子の恋」という設定はやはり少々渋いものがあり・・・

　　　待ち合わせ場所で花子を見た瞬間「ウワワワーッ」と叫ぶ政ニの顔も

　　　とても印象的でした(笑)　政ニは、容姿は関係無いというような事を

　　　言っていましたが、相手が例えばつぐみさんみたいな女性だったら

　　　政ニの悩みは今回以上だったのかもしれません(＾＾；

　　　花子にはもうちょっとダイエットをして、髪型も変えてみては・・と

　　　言いたいですね（苦笑）

　　　でも、政ニが自分にこんなに惚れてくれる女性はもう現れないかも・・って

　　　思っていたとしたら、今回は大きなチャンスを逃してしまったと

　　　いうことで・・・　このモンダイの裏にある、極道の世界のキビシさ、

　　　みたいなものもひしひしと感じます・・・

　　　要するに、カタギの者（一般人）と一緒になるなら、組を去らなければ

　　　ならないということなんでしょうね。

　　　いばりさんの妻（ひばりくん達の母親）も、バリバリの

　　　極道ものだったのでしょうか・・(＾＾；

　　　いずれにしろ、一般人にはなかなか分からない世界でもありますね・・

　　　え〜、さて今回のひばりくん、悲しいことにすごく

　　　登場が遅いです。（T-T)　大体いつもは冒頭に出てくるのですが、

　　　測ってみたら、登場まで待つことおよそ７分・・でした(＾＾；

　　　７分といえば物語の約１／３を過ぎてからということで・・

　　　しかも登場後も出番は少なく・・花子のほうがよく出ていたかも

　　　しれません。　

　　　でも・・今回のいわゆる「劇画調」で描かれたひばりくん、

　　　超絶にカワイくて、この不利な状況を何とかカバーしています♪

　　　終盤の、パジャマ姿のひばりくんも良いですし、細かい部分では

　　　花子の乱入によって大騒ぎになった大空組で、大空姉妹が

　　　４人揃って集まってくるとき、ひばりくんだけが妙に可愛いしぐさを

　　　していて、もうめまいがしそうでした・・・(笑)