＜あらすじ＞

　　この第５話は前回第４話の続きです。

　　耕作君の在籍する若葉学園ボクシング部は九十九里浜での

　　強化合宿のため列車で移動中です。

　　列車の中で、みんなは遠足気分で大騒ぎしています。

　　もちろんひばりくんも大騒ぎ。　理絵ちゃんに怒られてます。

　　そんな中　ひばりくんが窓の外を見て気づきます。

　

　　東京からず〜っと同じ車が付けてきています。

　　どうやらひばりくん達を追いかけているようです。

　　誰が付けて来ているのか・・・。

　　列車は快調に走っていますが　トンネルに入った途端

　　大地震に見舞われます。信号が赤に変わり急停車。

　　その先は地震のためトンネルが崩壊して列車の行く手を

　　塞いでいます。トンネル後方も崩壊して列車は完全に

　　閉じこめられてしまいました。そして車内は停電。

　　完全に真っ暗です。みんなは大騒ぎ。冷静なのは

　　ひばりくんと耕作君と椎名。理絵ちゃんはひばりくんに

　　抱きつき怖がっています。そこでひばりくん　マッチで

　　火を付け少し明るくしました。耕作君は理絵ちゃんに

　　勇敢な所を見せようと張り切って飛び出すが　真っ暗なため

　　ドアに当たって大転倒しています。とゆうことで車内には

　　ひばりくん　椎名　理絵ちゃんの３人しかいません。

　　そこでひばりくん　理絵ちゃんに言いました。

　　今は３人しかいないので椎名に告白するチャンスだと・・・

　　椎名は椎名で戻ってきた耕作君にこう言った。

　　俺はひばりとキスすると。あせる耕作君。

　　そして理絵ちゃんは椎名に告白すると決め　立ち上がる。

　　そしてひばりくんは理絵ちゃんを椎名の方に向かって

　　ドンと押した。しかし押したと同時に椎名はひばりくんの

　　方に来てしまった。本来、椎名が座っている所には

　　耕作君が座っていた。相変わらず車内は真っ暗なため

　　理絵ちゃんは耕作君を椎名だと勘違いして告白してしまう。

　　耕作君はその声で理絵ちゃんだと解り　耕作君は理絵ちゃんに

　　告白されたと思ってしまい天にも昇る気分です。

　　一方　椎名はひばりくんの横に座り告白するが　やはり

　　思いっきり殴られてしまい気絶しております。

　　そして車掌さんが懐中電灯を持って車内を回ってきました。

　　理絵ちゃんはその明かりで告白した相手は椎名ではなく

　　耕作君だったことを知りショック。耕作君あまりのうれしさに

　　興奮気味。ひばりくん困ってます。こりゃまずったね。

　　そして理絵ちゃん　告白相手を間違ってしまったことで

　　困ってます。やはり間違いだったことを耕作君に素直に

　　謝るべきかどうかひばりくんに相談します。

　　ひばりくんはこう言いました。

　　耕作は意外とナイーブで傷つきやすいからはっきり言わない方が

　　いいよ。私が何とかするから適当に合わせておくようにと。

　　理絵ちゃん　このひばりくんの協力的な言葉に感謝して

　　いるが　実はひばりくん　この一件を利用してますます

　　耕作君を自分のモノにしようと何かたくらんでいるようです。

　　そして耕作君は理絵ちゃんに自分のいいところを見せるため

　　この列車の危機的状況をなんとかしようと飛び出して行きました。

　　そして何かが耕作君に向かって飛んできます。

　　それはなんと大砲の弾です。どうやら大空組の政二が

　　飛ばしたようです。そして東京から車で付けていたのも政二でした。

　　なぜ付いてきたのか。それは親分（いばり父さん）がひばりくんと

　　耕作君の間に何かあるといけないので見張り役をさせられて

　　いたようです。これにはひばりくん怒っています。

　　そしてトンネル事故のため動かない列車を降りて　ボクシング部の

　　みんなは政二が乗ってきた車（ワゴン車）で九十九里浜へ

　　向かいました。

　　その車中では耕作君が理絵ちゃんにデレデレと話しかけてます。

　　そこでひばりくんは政二にヒソヒソと何か頼んでいます。

　　そうこうしているうちに車は民宿海猫荘に到着しました。

　　着いた早々政二は耕作君を海岸に呼び出します。

　　政二はひばりくんに理絵ちゃんの告白は間違いだった事を

　　耕作君に伝えるようにと言われていたようです。

　　しかし気の優しい政二。どうしてもその事を耕作君に伝えることが

　　できませんでした。

　　そして耕作、理絵ちゃんが心配するから帰ると

　　言い出す。木陰でその様子を見ていたひばりくん、

　　その耕作の言葉に、「人の気も知らないで〜っ」と怒ってます。

　　そして宿舎に戻ります。そこで梶キャプテンはみんなに注意を

　　しています。くれぐれも女の子の部屋をのぞかないようにと。

　　しかし耕作君はある事が気に入らない様子。それは理絵ちゃんと

　　ひばりくんが同室だとゆうこと。ひばりくんは男、理絵ちゃんは

　　女。自分のことを好きだと言ってくれた理絵ちゃんと男である

　　ひばりくんが同室なのがどうしても気に入らないようだ。

　　そこでひばりくんと理絵ちゃんの部屋に怒鳴り込むが　どうしても

　　ひばりくんが男であることは言えませんでした。

　　そして夕食の時間。高校生のくせにみんなで酒盛りをしています。

　　一人だけまじめぶって酒を飲まない耕作君に政二が無理矢理

　　飲ませてしまいます。「清酒美少年」をラッパ飲みで。

　　そうしたら耕作君　めちゃくちゃ酔っぱらってしまいました。

　　ものすごく悪い酔い方でみんなにからんでます。

　　そして耕作君、みんなの前で余計なことをしゃべり出しました。

　　理絵ちゃんが自分に告白したことを言ってしまいます。

　　理絵ちゃん、泣きながら出ていってしまいました。

　　それでも耕作君　まだしゃべってます。今度はひばりくんが

　　男であることをみんなにしゃべろうとしましたが　寸前で

　　ひばりくんが一升瓶で思いっきり殴り気絶させて止めました。

         

　　そしてひばりくん　理絵ちゃんが心配になり部屋に戻ると

　　まだ泣いているように見えたが　コンタクトを外している

　　だけだった。意外にもうケロっとしてます。そして理絵ちゃん　

　　ひばりくんに一緒にお風呂へ入ろうと誘うが　ひばりくんは

　　断固断ります。裸になればひばりくんの秘密がばれてしまうから。

　　しかし理絵ちゃん　コンタクトを外すとほとんど何も見えない

　　とゆう事を知り　ひばりくんは一緒に入ります。

　　そして予想通り男子部員はのぞきにに来ますが　耕作君は

　　やはり怒ってます。男のひばりくんが理絵ちゃんと一緒にお風呂に

　　入っていることに異常に怒り　ひばりくんに出てこ〜いと

　　怒鳴っています。バスタオル一枚で出てきたひばりくん　うるさいと

　　またまた怒ってます。そして理絵ちゃんにはのぞきと勘違い

　　されて「ケイベツするわっ」と怒鳴られ　その際　理絵ちゃんは

　　椎名と間違えて告白してしまったことを言ってしまう。

　　そして理絵ちゃん耕作君にこう言い放った！

　　「本当は椎名君が好きなんだからっ」って。

　　この言葉に耕作君　相当へこんでしまいました。

　　夜更けの旅館の縁側で一人ボーッと考え込んでます。

　　そこへ椎名がやってきた。椎名はこれからひばりくんの元へ

　　夜ばいをかけに行くと言っている。

　　理絵ちゃんは理絵ちゃんで悩んでいます。耕作君を

　　傷つけてしまったこと、そして椎名のことを。

　　そんな理絵ちゃんをひばりくんはなぐさめています。

　　しかしひばりくんは内心非常によろこんでいます。

　　耕作君が理絵ちゃんにキッパリふられてしまったからです。

　　ひばりくん　理絵ちゃんになぐさめの言葉をかけながら

　　心の中でこう言ってます。

　　「と言いつつも　本当は喜んでいるボクって　おっそろしい性格」と。

　　そしてひばりくん　理絵ちゃんに椎名のとこへ夜ばいに行こうと

　　誘っている。そして椎名と耕作君はもうひばりくんと理絵ちゃんの

　　部屋の前まで来ていますがモメています。

　　そこで耕作君　椎名にはっきりいいました。

　　理絵ちゃんの好きなのは僕ではなく椎名なんだと。

　　椎名は「そんなこと知るか！！俺の好きなのはひばりだ！！」

　　と言い放つ。その椎名の言葉　理絵ちゃんはハッキリと聞いて

　　しまい　がく然とする。そして泣きながら出ていってしまいました。

　　そして椎名に突き飛ばされた耕作君　思いっきりひばりくんの上に

　　乗ってしまいました。ひばりくん色っぽく

　　「こうさくぅ〜　だめよぉ〜」なんて言ってます。

　　そして理絵ちゃん　椎名に失恋してしまい　ボクシング部の

　　マネージャーをやめてしまいました。

　　そしてボクシング部の強化合宿は終わり　みんなは列車で、

　　ひばりくんと耕作君は政二の乗ってきた車で帰りました。

　　その帰りの車の中で耕作君は考え事をしています。

　　たぶん理絵ちゃんのことでしょう。そんな耕作君に

　　ひばりくんは夏ミカンをむいて食べさせてくれてます。

　　本格的な夏を前に耕作君は理絵ちゃんに失恋してしまい

　　夏ミカンの味も余計にすっぱく感じたことでしょうね。

　　☆　感想と見どころ　☆　

　　この回の見所は　まずひばりくんと理絵ちゃんの入浴シーン。

　　特に理絵ちゃんの裸が出てました。子供向けじゃないなぁ。

　　それから　ひばりくんの心の動き。理絵ちゃんに協力的な
　　

　　事を言いながら　本当は耕作君を自分のモノにするため

　　だったり　思いっきりふられた耕作君を見て内心ホッとしたり

　　して　ひばりくんのかわいらしい意地悪さも見物です。

　　ｍｏｃｃｈｉから・・・

　　

　　今回もひばりくんのアイディアや心配りが良かったです。。

　　理絵ちゃんに好かれてると勘違いする耕作の誤解を

　　解くのにも、かなり気を遣っています。

　　そして理絵ちゃんが好きなのは椎名なのだから、

　　当然２人をくっつけようとする。この２つの作戦の同時進行でした。

　　この一連の行動をみてもひばりくんが「心は全くの女の子」ということが

　　わかります。　

　　そして・・・またまた出ました、ハダカです！

　　まささんのおっしゃるように確かに子供向きじゃない、ですね・・・(＾＾；

　　当時家族のいる部屋でＴＶを見ていた人はちょっと気まずいものが

　　あった様な・・　しかも当時はビデオデッキが無い家も多かっただろうし、

　　その場合、今見ないともう見れない、っていうのがありますよね。

　　だけど親にチャンネル変えられたりとかして・・・

　　当時の子供も人知れず苦悩したことでしょう(笑)

　　

　　そしてこの回は・・切ないストーリーでもありました。

　　能天気なのは椎名と梶先輩くらいで、ひばりくんはかなり苦労

　　してますし・・・　そして耕作と理絵ちゃんにとっては本当に

　　すっぱい想い出となりました。　この回、理絵ちゃんの笑顔の

　　場面がほとんど無かったくらいで、理絵ちゃんちょっと可哀相です。

　　前半は耕作に誤解を与えてしまい困っている理絵ちゃん、それが

　　やっと解けたと思ったら今度は椎名の衝撃的な言葉・・・　

　　

　　というわけで今回描いた絵のほうも少しシリアスなものと

　　なりました。　そんな悲しい気分を吹き飛ばすのはやはり

　　この人でしょう。　能天気に踊る梶君の場面を再現してみました(笑)