＜あらすじ＞

　　　季節はやはり夏。今回は若葉学園一年生の恒例行事

　　　サマーキャンプでのお話。

　　　うだるような暑さの中　大空家は何やらもめている。

　　　いばり父さんはひばりくんと耕作君がサマーキャンプに行くのが

　　　気に入らないらしい。どうやら２人だけで行くものだと

　　　勘違いしているようだ。

　　　つばめちゃんが学校の行事だと説明するがそれでもダメだとゆう。

　　　そこでサブさんが助け船を出しなんとか

　　　いばり父さんの許しを得た。

　　　ひばりくん達は山でキャンプをするためバスで

　　　八ヶ岳方面に向かった。バスの中ではみんな大はしゃぎだ。

　　　そのバスの屋根上には若葉学園ボクシング部キャプテンの

　　　梶みつを君とその兄弟３人と飼い犬チャッピーが乗っている。

　　　梶兄弟達はキャンプに行きたいらしく強引にバスの屋根上に

　　　乗ったらしい。そしてそのバスは目的地に着いた。

　　　岩咲先生と天地先生のキャンプでの注意事項を聞きひとまず解散。

　　　生徒達はそれぞれのバンガローに入っていく。

　　　椎名と耕作君がなにやらしゃべっている。椎名はこのキャンプで

　　　ひばりくんをモノにすると言っている。耕作君はやめろと

　　　言い争う。この光景を見ているのは例のいじわる４人組だ。

前回の海水浴の時もひばりくんを 　　　いじめようとして結局撃沈されたが、 　　　今回も懲りずにひばりくんに 　　　何かしてやろうとたくらんでいる。

　　　そして生徒全員で夕食の支度が始まった。

　　　共同炊事場でひばりくんは華麗な手さばきで野菜を切っている。

　　　岩咲先生にほめられ喜ぶひばりくん。

　　　その光景を見ていた椎名は何か想像している。

　　　何を想像しているのか？

　　　それはひばりくんとの結婚生活である。初々しい新妻ひばりくんが

　　　仕事から帰ってきた椎名に抱きつき　食事？お風呂？と聞かれて

　　　幸せいっぱいの自分を想像していたのだ。

　　　そしてあのいじわる４人組がひばりくんへの嫌がらせを始めた。

　　　花子がひばりくんにわざと体当たりして

　　　せっかく切った野菜をこぼさせたり、自分達の分の野菜を

　　　ひばりくんに切らせようとしている。

　　　しかしこんなことで負けるひばりくんではない。リーダーのかおりが

　　　手に持っている大根を空中で切り刻み４人組を怖がらせている。

　　　森の中の茂みには梶兄弟が隠れている。やはりみんなの前には

　　　出にくいようだ。兄弟全員お腹を空かせている。

　　　時々流れる流星に食べ物が欲しいと願いをかけている。

　　　一体何しに来たのか？

　　　女子のバンガローではひばりくんが怪談話をしている。

　　　なんとここの便所には化け物が出るという話で、

　　　それは姉さん達から聞いたらしいのだが・・　

　　　そんな中　かおりはあることを提案する。その提案とは・・・

　　　男子と女子合同できもだめしをするとゆうこと。

　　　もちろんそのきもだめしはひばりくんに嫌がらせをするために

　　　提案したのだがそれを知らないひばりくんは乗り気である。

　　　そしてきもだめしは始まった。男女のペアで行動することになり

　　　耕作君は花子と　ひばりくんは椎名とペアになった。

　　　ひばり・椎名組は先に出発した。

　　　そしてひばりくんへの嫌がらせは始まった。

　　　木の上に潜んでいたみちこが下を通り掛かったひばりくんの

　　　ロウソクを消し真っ暗になったところでひばりくんを押し倒し

　　　テープで口を封じ、布でぐるぐる巻きにして連れ去る。

　　　この作戦は意外にうまくいった。

　　　そして拉致（らち）されたひばりくんは薄汚れた便所の個室に

　　　連れ込まれた。

　　　この便所はさっきひばりくんが話していた怪談話に

　　　出てきたところである。

　　　急に恐くなってきたかおり達はひばりくんを解放する。

　　　しかし個室の外では変なうなり声が聞こえてきた。

　　　　　　　

　　　ひばりくんとかおり達は恐怖で震えている。

　　　そして耕作君と行動を共にしていた花子がその便所に

　　　入ってきた。花子はそこで恐ろしい物を見たらしく、ひばりくんと

　　　かおり達が入っている個室の前で気絶して　

　　　その個室の扉を突き破り、倒れ込んできた。

　　　ひばりくん達は気絶した花子を見て死んでいると

　　　思いこんでいる。しかしすぐ花子は気を取り戻したが　その花子が

　　　再び恐ろしい物を見る。ひばりくんやかおり達が花子の見ている方に

　　　懐中電灯を当てるとそこには化け物！！！

　　　みんな一斉に逃げ出した。しかしその化け物の正体は

　　　梶兄弟達だった！

　　　ひばりくんが連れ去られた現場にたまたま居たために

　　　椎名に殴られ、森の茂みに長時間いたためヤブ蚊に刺されまくり

　　　顔が変形していて誰だか解らなくなっている。

　　　そしてこの便所にいた理由は　あまりの空腹のため

　　　共同炊事場のゴミ箱から野菜くずを拾って食べたためお腹をこわし

　　　便所でみんなうなり声をあげていたのだ。化け物と勘違いされた

　　　梶兄弟達はひばりくん達に説明しようと追いかけるが　

　　　その変形した顔では誰も聞く耳をもたない。

　　　必死の全力疾走でみんな逃げていった。

　　　第１２話はここで終わりです。

　　　　　　　　　　　　　

☆　感想と見どころ　☆　

　　　この第１２話は結構おもしろい話でした。

　　　いじわる４人組が今回も活躍？してました。

　　　いつもひばりくんに嫌がらせばかりしていますが

　　　なぜが僕的には憎めないキャラクターなんですよ。

　　　

　　ｍｏｃｃｈｉから・・・

　　　「前回は少々苦言をいいましたが、今回はすなおに楽しめる回ですね。

　　　見所もたくさんです♪　

冒頭ではキャンプ行きに反対の 　　　いばり父さんを説得するべく、 　　　サブさんがナイスフォロー 　　　するのですが、いつもクールな 　　　あのサブさんがギャグっぽく振舞う　 　　　のが結構意外で面白いです。 　　　 　　　しかし・・・ 　　　ダメ押しとしてその後 　　　いばりさんにスゴむ場面は 　　　やはり迫力あります！

　　　と、変なことを言いだし・・・　さらにそのあと、お約束の

　　　白いワニを見てぶっ倒れてしまうのでした・・(笑)

　　　それから・・そう、バスです。　このレトロなデザインのバス、

　　　描いていて結構面白かったです(＾＾；　この作品がやはり

　　　ひと昔前のもの・・ということを実感してしまう場面でもあるのですが・・

　　　ただ、今となってはこんなデザインも、ノスタルジックな雰囲気が

　　　漂っていて、個人的にはいいなぁ・・と思ってしまいました。

　　　というよりこのバス、一台欲しいかも・・

　　　・・商用旧車マニアの気持ちが少しだけわかりました。(＾＾；

　　　

　　　あと、ひばりくんの怪談の場面で、その情景を演じる

　　　架空の女の子が登場しているのですが、この子もなかなか

　　　カワイイなと・・・（オイ）　

　　　さて、この回の話・・アニメ版も良いのですが原作も

　　　とっても良いですよね。やはり原作の良さはまず作画がバツグンに

　　　安定している事・・♪　それはこの回に限らずどの回も

　　　そうなのですが、改めて原作を振りかえって見てみると

　　　やはり良いな〜と思いますね。

　　　そしてあの、「ボディースーツ姿」のひばりくんがアニメでは

　　　見ることが出来なかったのがちょっと残念でした・・(＾＾；　　　　

　　　それにしても梶兄弟、ホントに何しに来たのかって感じですよね。

　　　高速道路を走るバスにへばり付く危険をおかし、現地では

　　　暗闇に身を隠し続け、空腹に耐え、虫にさされ、そして殴られ、

　　　傷んだ食べ物でおなかをこわし・・最後には化け物扱いという・・

　　　う〜ん・・

　　　来なけりゃよかったのにね・・　ここまで悲惨だといくら梶君でも

　　　ちょっと可哀相な気も・・・(笑)