<あらすじ>
今回は倶利伽羅探偵社のお話 第2弾です。
サブさんが手にしているビデオテープには依頼内容が 入っているらしい。しかもそのテープは3D(飛び出す映像)
仕様になっており みんな赤色と青色のサングラスをしている。
そしてそのテープを再生してみると突然おばあさんが
飛び出してきた。
そのおばあさん 何かにすごくおびえた感じで
とにかく倶利伽羅探偵社に来て欲しいと言っている。
場所は遠く離れた南の島のようなのだが なにせ大空組の家計は
火の車 そこまで行く費用が大変なのだ。
いばり父さんはどうしたものかと考え込むが
結局みんなで行くことになった。
移動中の飛行機の中でみんなは仕事のことを忘れ
どっぷり観光気分だ。
ひばりくんやすずめちゃんは水着の話、いばり父さんや政二は
フンドシ一枚になって大騒ぎだ。そんな大空組の一行をうるさがる
乗客もいた。オールバックの髪に中古のサングラスで決めた
男とその連れの男。この2人組 いったい何ものなのか。
その時 機内で悲鳴が聞こえた。乗客の1人が鋭利な刃物で
首を一突きされ死亡していたのだ。大空組の面々はそこへ慌てて
駆け寄る。先ほどの男2人組も駆けつけてきた。
この2人組は刑事だったのだ。
しかし すずめちゃんが死亡している乗客を見て
本当は死んでいないことに気づいた。この乗客
死んだ真似薬の効き目を自ら実験していたのだ。首に刺さっていた
刃物はおもちゃだった。なんとも人騒がせな乗客である。
刑事はこのバカな乗客に怒り拳銃を乱射し始めた。そのおかげで
大空組一行は機外に投げ出されるが
みんなパラシュートを装着していたおかげで何とか助かった。
そして着陸したところが今回の依頼の場所
「サルギュラス島」だった。
到着早々 ビデオテープの依頼映像の中に出てきたおばあさんが
突然現れた。やはりおびえた様子で助けを求めている。
その時 がけの上から怪しい男が大空組一行の様子をうかがって
いた。すずめちゃんはその異様な雰囲気に怖がって泣き出すし
さすがのひばりくんも恐怖を感じているようだ。
大空組一行はサルギュラス島の村長の家に案内されて
色々事情を聞いた。 なんと村長の娘3人が満月の晩
順番に消えてしまうという奇怪な事件が起きているらしい。既に
長女の花代 次女の星代が消えてしまったということだ。
最後に残った三女の雪代もあぶないとのことで今回の
依頼をしたそうだ。 そして今夜は満月
とにかく雪代ちゃんを守らねばとみんなで見張ることにした。
そして雪代ちゃんが水浴びをするために海へ向かうと
耕作君をはじめ大空組の男達(ひばりくんを除く)は
目を輝かせた。ものすごくいやらしい目で雪代ちゃんを
のぞく男達に向かってひばりくんは花火を投げつけたり
手りゅう弾を投げたりして雪代ちゃんを守っている。すると
崖の上から超巨大な岩がひばりくん達に向かって
崩れてきた。何とかその岩を避けてみんなは一命を取り留めたが
落ちてきた岩の近くに怪しい男がいた。その男を捕まえてみると
なんと梶キャプテンだった。なぜ なぜこんな所にいるんだ
梶キャプテン!
事情を聞いてみると つばめちゃんを追いかけてきただけなそうな。
まったく訳のわからない梶キャプテンである。
すると雪代ちゃんの悲鳴が聞こえた。見張っていたいばり父さん達も
雪代ちゃんを見失ってしまった。あわてる倶利伽羅探偵員。
そしていきなり大地震が起こった。みんなは海の中へ飛び込み
逃げ出した。するとサルギュラス島がなんと 怪獣サルギュラスに
なったのだ。そうサルギュラス島は怪獣サルギュラスの
背中だったのだ。 そして村長の娘達はその怪獣サルギュラスに
捕まっていたようで 結局3人とも助かったのだが
怪獣はいぜん暴れていて近くの島も怪獣に変形して
怪獣同士大暴れ!!
大空組一行は何とか逃げ延びたが 結局島はなくなってしまい
イカダで海を漂流することになってしまった。
いったいこの島はなんだったのだろうか?
☆ 感想と見どころ ☆
この第24話ははっきりいって内容がよく解りませんでした。
いきなり怪獣が出てきたり 梶キャプテンが急に出てきたりと
何回見てもよく解りません。しかし話の最初の方に
3Dが出てきたのは笑えました。いや 笑えたと言うよりも
なんか懐かしい感じでした。片方が青色のレンズ もう片方が赤色の
レンズのサングラスって昔ありましたよね。
mocchiから・・・ はい、第24話も「ひのまる劇場」の色あいが強いストーリーと
なりました。だからなのでしょうか、
主人公たるひばりくんが、どこかゲスト的に
描かれていたような気がします。
だからひばりくん、出番はすごく多いんですけど
よく見るとそれほど活躍はしていないんですよね・・(^^;
ストーリー的にも「ひのまる」の原作を
支離滅裂にしたような感じなので
今回は深く考えず、このハチャメチャぶりを楽しんでしまうのが
良いのでしょう・・♪
では少し、この24話と「ひのまる」を比較検討してみます・・☆
・・まず、共通点ですが
立体の映像での仕事の依頼、南の島への
出発(ひのまるでは「縞馬島」<しまうまとう>で、怪獣に変身したりは
しませんが・・)、機内での出来事といった感じでしょうか。
事件の内容は、「ひのまる」では新婚の嫁が亡くなる、という
殺人事件でした。 (といっても実際は「事故」に近かったのですが・・)
なので、娘達が次々と姿を消したりとか、サルやカニの怪獣同士の
闘いなんかは新しく設定されています。
まあ、このようなストーリー自体は
それなりに楽しめるのですが・・ 気になったのが
機内での擬似?殺人事件で・・ すずめちゃん達が
遺体を見ても全く平気だったこと・・
まあこのおじさん、実際には死んでないのですが登場時は
一応死体だったわけで・・ 原作ではこのシーン、もっと
騒然としていましたよね。光国君も「うええ、おっかねーよー」って
言ってますし・・ なのでちょっと、アニメ版のこの部分には
リアリテイの無さを感じてしまいました・・(^^;
ちょっと脱線しますが、よく事件もののドラマなんかで
普通の主婦やカメラマンなんかがわりと軽いノリで
殺人事件の犯人を探すっていうのがありますが、
(しかも顔見知りの人物が被害者になるパターンが多い)
本職の刑事ならともかく、一般人のあなたたちが
なぜそうあっけらかんとしていられるんですかって
言いたくなるんですよね・・(^^; 曲がりなりにも人が
殺されているんだから、もっと事件に対するやるせなさとか
残された遺族の悲しみとか、人の死について考えてみるとか
するのが自然なのではないかと・・(^^;
まあドラマですし、いかに解決するかってのがメインなのですから
仕方ないのですけど、あまり軽く扱っちゃうと
子供達が見た場合、悪影響もあるのではetc・・
という話でした・・(^^;
さて話を戻しまして・・
逆にリアルというか、雰囲気を感じたのがこの島の家屋や
庭の情景で・・ 石垣の感じとかも、いかにも「日本の南の島」
という感じがしました。 沖縄あたりがモデルになっているんでしょうか
このへん、すごく旅情あふれる感じで楽しめました。
またこの家の3人娘の末っ子、雪代ちゃんも良かったですよ♪
あとの2人も美人なのですが、理絵ちゃん似の雪代ちゃんは
特に可愛いです。 しかも無事に戻ってくる場面では
雪代ちゃんだけがハダカ・・ う〜ん・・ちょっといいですね〜(^^;
最後に・・何か忘れているような・・・そうです!
この回にはつばめちゃん、つぐみさんが全く出てこないのです。
どうして一緒に来なかったんでしょうか、
ちょっと寂しいですよね〜(涙)
しかも次回にもほとんど出て来ないんです。出るのは
いばり父さんによる想像シーン+α くらいで
これがまた、ちょっと気の毒なシーン
なんですよね・・(^^;
<今回のオマケ> 「素人は引っ込んで!」と刑事に言われ、 機内で起こった事件に関わらせてもらえない倶利伽羅探偵の面々・・ しかしひばりくんの熱烈な視線に刑事の態度は 「コロッ」と変わるのでした・・(笑) 今回の評価
ひばりの!次回予告☆ 次のお話は今回の続きなんだ♪ 漂流したボクたちは 何とか島にたどりついたんだけど そこにいたのはボクそっくりの女の子リバヒィ! 耕作なんかもうその子に夢中!(まったくっ!) でもね、そうもうまくはいかないよきっと・・ ・・ボクの「女の鋭〜いカン」が そう言ってるんだからっ・・♪ 次回 「ストップ!!ひばりくん!」 第25話 「ヤシの木陰で恋じゃらホイ!!」 お楽しみに♪ |