25  ヤシの木陰で恋じゃらホイ!!




   <あらすじ



   

   今回は 第24話の続きのお話です。

   前回 サルギュラス島からなんとか脱出した一同は 未だに


   海を漂流していた。みんなの体力はもはや



   限界に達していて危険な状態だった。


   そんな時 目の前に現れたのは一つの島。これで助かると



   一同大喜びだが 後ろには巨大な津波!!みんなが乗っている



   小さなイカダはその津波に飲まれてしまった。


   しかし運良く助かり さっき見えた島に全員流れ着いた。


   その島は波の音しかしない静かな島で みんなは無人島だと



   思いこんでいる。


   いばり父さんは船が通りかかるまで待つしかないと言っている。


   しかし ひばりくんはこの島から出ないと言い出した。耕作君と残って


   2人で暮らすなどと言い始め ひばりくんの妄想が始まる。





 
   無人島に残された若い男女?世界中は戦争が始まり



   第三次世界大戦に。そして人類は滅び地球上には耕作君と



   ひばりくんだけになってしまった。 耕作君とひばりくんは新世代の



   アダムとイヴになって子供をつくり・・・

   このようなひばりくんの妄想にいばり父さんは気持ち悪がっている。


   そんな時すずめちゃんが一隻の船を見つけた。救助隊だと思って


   みんなは喜ぶがちょっと違っていた。その船には



   日本のテレビ局の人が乗っていた。


   いわゆる探検番組の取材に来たようで 隊長は川鼻浩という。


   この隊長はひばりくんたちをこの島の原住民だと



   勘違いしているようだ。


   何とか取材しようと追っかけまわしていると 目の前に



   本当の原住民が現れた。





   ひばりくん達はこの原住民達に連れて行かれたようなのだが 



   少し様子がおかしい。 そして原住民たちの酋長が現れた。



   食べられてしまうのではないかと思いみんな怖がっている。



   しかしこの酋長 ひばりくん達を食べるどころかとても歓迎している



   ようなのだ。そしてこの酋長 何と日本語も話せるのだ。

   そして歓迎会が始まった。みんなの前には食べきれないほどの



   ごちそうや酒。 ひばりくんやいばり父さんは既に酒に手を出していて
  

   ひばりくんは早くも泥酔状態になっていて絡み始めている。




 そんな時 耕作君は可愛い女の子が



 いるのを見つけた。この女の子 酋長の



 娘で名前はリバヒィーという。


 このリバヒィー どこからどう見ても



 ひばりくんにそっくりなのだ。


 違いといえば肌の色ぐらいで 性格まで



 ひばりくんに似ている。耕作君は完全に



 リバヒィーが好きになってしまった。



 こんな耕作君にひばりくんはヤキモチを



 やいていた。しかし気になる点が



 一つある。このリバヒィー 自分のことを


「ボク」と言っている。まさかと思うが・・・
   

   この島に来てからひばりくん達は夢のような時間を過ごしていた。


   毎日ごちそうを食べ 好きなだけ酒を飲み 好きなだけ遊んでいた



   しかしある時 いばり父さんが浜辺で泣いていた。こんな楽しい島で


   なぜ泣くことがあるのだろうか?原因は残してきたつぐみさんや



   つばめちゃん そして大空組の子分達のことだった。



   自分達だけこんな楽しい時を過ごして残してきた家族や子分達に



   申し訳ない。そして大空家の家計はピンチなので


   食料が無いのではないかと思い 心配して泣いていたのだ。


   そしていばり父さんはみんなで東京に帰ることを決意した。


   この事を酋長に話し 帰るための船を貸して欲しいと頼んだ。


   話のわかる酋長は船どころか 自分の宝物の飛行機を貸してくれると

 

   言うのだ。 しかしこのプロペラ飛行機 かなり古いモデルで



   プロペラが壊れて無いのだ。 今夜中にプロペラを



   作ってくれると言うのだが大丈夫か。


   そして酋長が帰る前に一つニュースがあるという。


   そのニュースとは娘 リバヒィーの婚約発表なのだ。そして



   リバヒィーの婚約相手はなんと!!耕作君だった!。いばり父さんも



   これにはビックリ そして大反対。ひばりくんのヤキモチは頂点に。



   しかし耕作君はとても幸せそうだ。


   そしてその晩 一緒に来ていた梶キャプテンが



   お風呂に向かうリバヒィーを見つけた。


   梶キャプテンはリバヒィーのお風呂を覗いていた。そこに



   通りかかったのは耕作君だ。自分のフィアンセの裸を見られたくない



   耕作君は 梶キャプテンと激しく言い争っていた。そして勢いあまり



   お風呂の中に2人とも入ってしまった。


   そこで2人が見たものは リバヒィーが身につけていたブラジャー。


   このブラジャーにはヤシの実を二つ割りにしたものが入っていた。


   まさか・・・耕作君の全身に悪寒が走った。そしてリバヒィーが






   低い声で 「見たね・・・ボクの秘密を」


   そう リバヒィーは女の子ではなくおとこだったのだ。


   秘密を見られたリバヒィーは怒り 梶キャプテンと耕作君を



   追っかけまわしている。







   ひばりくんは「やっぱりね」と言う感じで笑って見ていた。



   そしてとうとう帰るときがやってきた。この島のやさしい住人達に



   別れを告げ 全員プロペラ飛行機に乗り込み 一路東京に向かい



   飛びたって行きました。








   しかし耕作君は男の子に好かれる星の元に生まれついている



   ようですね・・・。






 ☆ 感想と見どころ ☆ 





   今回のお話はかなり面白かったです。


   それにリバヒィーがとってもかわいくてよかったです。


   声もすごくキュートでひばりくんと同じぐらい良いし


   ひばりくんとうり二つという設定も好きでした。


   最後の方でリバヒィーが男の子だと解ってしまったときの



   耕作君の表情も笑えたし 最初の方のひばりくんの妄想



   「新世代のアダムとイヴ」もひばりくんらしい発想で



   おもしろかったです。

   それから だいぶ後になって気づいたのですが
 

   リバヒィーという名前はひばりくんの名前を逆に



   読んだだけなんですよね。





    



  mocchiから・・・



   今回は新キャラクター、「リバヒィー」の登場ですね・・☆

   この25話にしか出てこないので、挿絵も

   もっぱらリバヒィーがメインです。(^^; 

   まささんのおっしゃるように、ひばりくんとは容姿がうりふたつ

   なのですが、声がひばりくんとは違います。

   ただ女の子らしい声、という点だけみればリバヒィーの方が

   上かもしれませんね。その反面、声のリアリティはひばりくんが

   断然、勝っていると思いますよ♪ 皆様はどう思われますか・・?



   ちなみにリバヒィーの声をあててらっしゃるのは山本百合子さんで
   「夢戦士ウイングマン」の桃子ちゃんの声と同じなんです。

   (はい、これはまささんの受け売りでした(^^;)



   今回は、特に気付いた所や違和感も無く、僕にとっては

   素直に楽しい回でした。 もちろんひばりくんにとっては

   強力なライバル出現!な回なのですが、意外や余裕もを感じさせて

   くれます。これはひばりくんの自信からくるものなのか、

   それとも、リバヒィーの秘密を早くから見抜いていたのか・・!?



   この原住民たちの間では「ウンガ〜」という声を掛け合うのが

   習慣のようなのですが、ひばりくんはさっそくこれを見習って

   酒に酔いながら「ンガ〜ッ」って言っているのが

   なんか可愛いかったです・・(^^; 

   

   一方、東京にいるつばめちゃんとつぐみさんは・・

   食料も底をついて組員たちと覚悟を決め、最後の食事である

   おにぎり2個を「バトルロイヤルよっ!」と必死に取り合っている

   シーンが泣けました(笑)  もっともこれはいばり父さんの想像シーン

   だったのですが、実際なかなか帰って来ず、連絡も

   取れなかったでしょうから、不安と寂しさは大きかったでしょうね・・



   次回26話は冒頭から、タコ焼きを食べまくっているつばめちゃん達に

   出会えるのですが、なんか久しぶりな感じで

   ホッとしますよ〜♪



   

  今回の評価


 つばめちゃん、つぐみさんファンは   
  今回もちょっと気の毒かも 度!
 ☆☆☆☆☆



ひばりの!次回予告☆





南の島での生活を終え


やっと帰ってこれたボク達なんだけど


休む間もなく大騒動!!


こらっ耕作「お祭り」だなんて言っちゃダメッ!


毎年、血で血を洗うような海牛一家との闘いの


キーワードなんだからねっ、それは。



でも・・「野球」ってどういうことなのかなぁ・・?



次回 「ストップ!!ひばりくん!」 第26話 


「お祭りこわい!野球もこわい!!」 お楽しみに〜






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