＜あらすじ＞

　　　その日　大空家の中からにぎやかな声が聞こえていた。

　　　おやつの時間なのだろうか　みんなおいしそうにたこ焼きを

　　　食べながら楽しい時間を過ごしていた。しかし耕作君の

　　　何気ない一言で全員凍り付いてしまった。

　　　その何気ない一言とは・・・　「お祭り」

　　　　

　　　しかし　年中この言葉を言ってはいけないという訳ではなく　

　　　寿神社のお祭りが近づいた時だけ言ってはいけないのだ。

　　　当然そんな事を知らない耕作君はお祭りという言葉を連発して　

　　　恐くなったすずめちゃんは泣き出し　いばり父さんは興奮して

　　　白いワニが・・・

　　　大空家の屋上でひばりくんが耕作君になぜ「お祭り」という言葉が

　　　いけないのか説明していた。

　　　ひばりくんの説明によると　寿神社は大空組のシマと

　　　海牛一家のシマの境界線の上のあり　毎年どっちがお祭りを

　　　仕切るかでもめているようなのだ。

　　　それに　ヤクザ同士のもめ事なので普通で済むはずがなく

　　　毎年組員から死者が出るほど激しいもめ事になっているようなのだ。

　　　したがっていばり父さんがピリピリするのも当然のことなのだ。

　　　そのいばり父さんは　全組員を道場に集めて話をしていた。

　　　するとそこへサブさんが来ていばり親分に何やら話している。

　　　その話の内容は　銭亀の親分が大至急来るようにとの事。

　　　いばり親分に緊張が走った。銭亀の親分と言えば　

　　　日本全国のヤクザを取り仕切る大親分なのだ。いばり親分は

　　　急いで向かった。

　　　銭亀の親分の所に到着すると　海牛の親分もそこにいた。

　　　そして２人は大親分に所に行き深々と頭を下げあいさつをするが

　　　大親分はふとんの中だった。大親分はかなり高齢な上　

　　　病気をわずらっており　医者からサジを投げられるほど病状が

　　　悪化しているようなのだ。

　　　その大親分の側にはカシラが寄り添っており　ほとんどしゃべることの

　　　出来ない大親分の言葉を代弁している。

　　　この大親分は大空組と海牛一家の対立のことを

　　　いつも心配しているようなのだ。

　　　そしてその対立に決着を付けさせるためにある提案をした。

　　　その提案とは「野球」だ。大空組と海牛一家で野球試合をして

　　　勝った方が寿神社を自分の所のシマにできるというもの。

　　　いばり親分と海牛の親分はあまり乗り気ではないが　

　　　大親分には絶対逆らえないので　仕方なく承諾した。

　　　早速いばり親分は組員を集め川原で練習を始めるが　

　　　野球経験のない組員ばかりでまったくサマにならない。

　　　この様子を見ていたひばりくんと耕作君は心配していた。

　　　試合まであと３日しかないのだ。

　　　一方　海牛一家の偵察に出ていたサブさんは

　　　ある情報を仕入れてきた。　なんと海牛一家は大リーグから

　　　助っ人を呼んでいたのだ。これでは勝ち目がないと

　　　あきらめかけたその時　ひばりくんや耕作君　それにつぐみさんや

　　　つばめちゃんが試合に出ると言い出し　みんなで

　　　力を合わせることになった。

　　　そして試合の時が来た。

　　　大空組のメンバーの中には椎名と梶キャプテンと天地先生もいる。

　　　野球のバイトだと聞いてやってきたらしいが周りが

　　　ヤクザばっかりなので完全にビビっている。

　　　そして試合開始！

　　　トップバッターはつぐみさんだ。相手のピッチャーは海牛一家の

　　　長男　文太だ。　つぐみさんは文太に

　　　もの凄い恨み（第６話参照）を持っているので

　　　絶対打ち返してやるという意気込みはすごい物がある。

　　　そしてつぐみさんヒット！！　２番バッターの天地先生もヒット！！

　　　３番バッターはひばりくん。バッターボックスに立つといきなり

　　　キャッチャーにおしりを触られたりして怒っているが　その後いきなり

　　　ズボンを脱ぎだしみんなをびっくりさせた。ズボンのしたには

　　　超ミニのスカートをはいており　パンチラ全開のミニスカで

　　　プレーすることになった。　

　　　その後どんどん試合は進み９回の裏　得点は

　　　９対９で海牛の攻撃だが　海牛の助っ人の大リーガーと

　　　政二がケンカをはじめてしまい　そのあおりでサブさんが

　　　腕にケガをしてしまった。

　　　そこでピッチャー交代。　今度は耕作君が投げることになった。

　　　耕作君はあの名作アニメ「巨人の星」の星飛雄馬のように燃えだし　

　

　　　あの消える魔球「大リーグボール２号」を投げるが

　　　コントロールが非常に悪く　４球ともボールで結局ランナーを

　　　出してしまい満塁になってしまった。

　　　そこでまたピッチャー交代。今度はひばりくんが投げることになった。

　　　そして一球目を投げた。ひばりくんが投げた球の速さはもの凄く

　　　キャッチャーの政二は急に恐くなり逃げ出した。そして球は

　　　もろに球審に当たり、その勢いで球審は吹っ飛んでしまった。

　　　倒れ込んだ球審の側に駆け寄るとなんとその人は

　　　あの銭亀の大親分だったのだ。知らない間に

　　　すり替わっていたようなのだが　ひばりくんの豪速球が

　　　まともに当たってひん死の状態だ。

　　　ひばりくんは大親分のそばに寄り死なないように必死で話しかけるが

　　　その時　大親分がいきなりひばりくんにキスをした。突然のことで

　　　ビックリしたひばりくんだが　大親分は元気を取り戻した。

　　　この大親分　かなりひばりくんを気に入っているようだ。

　　　そして大親分は　寿神社のお祭りは自分が仕切ると言いだし

　　　みんなあきれている。

　　　お祭り当日　大親分はひばりくんにべったり寄り添っていて

　　　とても幸せそうだ。そんな場面を見ていたいばり父さんは一言

　　　「ひばりが男だとばれたら殺されちゃうだろなぁ・・・」

　　　間違いなく殺されちゃいますよ　いばり父さん。

　☆　感想と見どころ　☆　

　　　今回の一番おもしろかったところは　ピッチャーがサブさんから

　　　耕作君に交代する場面です。

　　　　　

耕作君がいきなり星飛雄馬のように 変身してしまうあたりが笑えました。 耕作君と星飛雄馬は何の共通点も ないような感じですが　ある意味 ものすごく共通点があるんですよね 、その共通点とは声です。耕作君も 星飛雄馬も古谷徹さんが声を あてているのです。

　　　それから今回はひばりくんのサービスカットも多く全体的に

　　　非常に楽しめた話でした。

　　　　　　

　☆　ＣＮＫ外来患者さんから・・☆　

　　　

　　　皆様、ちょっと嬉しいお知らせです♪

　　　このたび、ＣＮＫ外来患者さんから

　　　アニメ版に関するデータ等をお寄せいただけることになりました！

　　　そのメインはエンディングクレジットです。　他の回も順次

　　　掲載の予定ですので皆様、

　　　どうぞお楽しみに・・ですよ・・☆

　　　脚本:　土屋斗紀雄

　　　　声の出演--大空ひばり:　間嶋里美　　　　坂本耕作:　古谷徹

　　　　　　　　　　　大空いばり:　八奈見乗児　　　大空つぐみ:　平野文

　　　　　　　　　　　大空つばめ:　色川京子　　　　大空すずめ:　鈴木富子

　　　　　　　　　　　若者頭サブ:　若本紀昭　　　　子分政二:　西尾徳

　　　　　　　　　　　海牛:　青野武　　　　　　　　　　文太:　塩沢兼人

　　　　　　　　　　　ジェロニモ:　佐藤正治　　　　　仁吉:　大竹宏

　　　　　　　　　　　虎造:　青森伸

　　　協力　青二プロ　　

　　　　　　原画:　川口弘明　　尾関和彦　

　　　　　　動画:　寺村秀二　　犬飼伸二　　日多恭子　　中野恭子

　　　　　　背景:　橋爪冨紀子　　峰村るみ子

　　　　　　仕上:　塩澤泰美　　須山みどり　　田中美和

　　　　　　特殊効果:　石橋康全　　　

　　　　　　撮影:　白井久男

　　　　　　編集:　吉川泰弘(タバック)

　　　　　　録音:　池上信照(タバック)

　　　　　　音響効果:　原田千昭

　　　　　　選曲:　白井多美雄

　　　　　　オーディオディレクター:　本田保則

　　　　　　演出助手:　松沢正一

　　　　　　製作進行:　森田正男

　　　　　　現像:　東映化学

　　　　　　美術:　伊藤豊

　　　　　　作画監督:　西城隆詞

　　　　　　演出:　新田義方

　　ｍｏｃｃｈｉから・・・

　　　ＣＮＫ外来患者さん、お忙しい中、貴重な情報をお寄せいただきまして

　　　本当にありがとうございます〜！！　このデータは

　　　ただ掲載させていただくだけではなく、今後の考察のための

　　　重要な資料としても役立てたいと

　　　思っています・・☆

　　　・・さて、この第２６話も、原作には無いストーリーでしたね。

　　　元ネタはやはり「すすめ！！パイレーツ」でしょう。

　　　野球＆ヤクザ物の漫画といえば、これしかありません・・☆

　　　助っ人大リーガー、ジェロニモはまんま「パイレーツ」の

　　　キャラですからね・・

　　　今回は、物語の前半と後半で雰囲気が全然違うのが

　　　面白かったです。　冒頭、「お祭り」という言葉に非常に怯える

　　　大空家のみんなに始まり、ひばりくんの「毎年死人が出る」発言

　　　そして迫力の大空組組員の集合のシーン・・（この場面の見せ方は

　　　はさすがに東映さん・・♪）

　　　後半は・・野球での決着ということで、もちろんみんな真剣に

　　　プレーしているんでしょうけど、もうこの地点ではいつもの

　　　ギャグモードに戻っています（＾＾；　そういえば大空組の

　　　組員も、野球に全てをかけるなんてヤクザとして恥ずかしい、

　　　みたいなことを言ってましたね・・

　　　そしてダメ押し、最後のとどめはなんといっても

　　　ひばりくんの「お色気大作戦」、でしょう！！

　　　まささんも書かれているように「パンチラ全開」なひばりくんに

　　　なるんですよね・・　これは挿絵に出来なかったのが残念で

　　　ならないのですが、やはり一番の見所なので描けなくて・・（＾＾；

　　　アニメ版をご覧になっていない皆さん、いつの日がぜひ

　　　本物で楽しんで見て下さい・・♪

　　　それから、このひばりくんのミニスカート・・両サイドに大きな

　　　切れこみが入っているんです。　パンチラは下から見えるのも

　　　あるのですが、もう普通に走るだけで横からも見えまくって

　　　いて・・（＾＾；　そしてしまいには自分からスカートを

　　　めくり出す始末・・（この辺、パンチラの魅せ方、というものを

　　　よく心得ているな〜と感心しました・・（汗））

　　　しかし・・　ひばりくんはそんなことをしなくても

　　　持ち前の運動神経で最高のプレーが出来るはずなんですよね・・

　　　そう、これはひばりくんが、もっぱら視聴者にサービスしてくれて

　　　いるんだと思います（＾-＾）　あとは、銭亀の大親分への

　　　アピールっていう意味もあったかも・・

　　　・・・結局、「野球もこわい！！」とかいいながら、どこが恐かったのか

　　　良くわからなかったのですが、「お祭り」がこの年から

　　　雰囲気の良いものになって本当に良かったですね♪　

　　　

　　　いや・・そういえば約１名、最後まで死を覚悟する思いを

　　　させられている人物がいましたね・・（苦笑）