<あらすじ>
場面はジャンボジェット機のファーストクラス内。
ここには2人の男が乗客として乗っていた。
1人は金田金助という男。もう1人はその男の執事だ。
この金田金助はファーストクラスを貸し切りにしてしまうほどの
大金持ちなのだが その大金持ちにも手に入らないものがあった。
それは「家族の愛」なのだ。その家族の愛をすぐに探しに行くようにと
執事に命令した。
ちなみにこの金田金助 機内では執事(しつじ)と羊(ひつじ)の
発音が似ている事に目を付け さんざん執事をからかうという
少々おバカっぽい人物である。
場面変わって 大空組の屋根の上。
この屋根の上にはいばり父さんと耕作君がいた。
どうやら雨漏りがするらしく 2人で修理をしている真っ最中だ。
いばり父さんはこの家を建て直したいと思ってはいるのだが
先立つものが無くあきらめ状態。そんないばり父さんを見ていた
耕作君は「日頃お世話になっているお礼に僕が建てます!」と
言ってくれた。いばり父さんは実際に建てる建てないは別にして
耕作君のこの気持ちに感動し抱きついた。
タイミング悪く屋根に登ってきたひばりくんがこの光景を見てしまい
「やらしいんだ おとうさん!」
などと言ってしまったため 怒ったいばり父さんはひばりくんを
追いかけようとするが ここは屋根の上。
いばり父さんは予想通り屋根から転げ落ち 池の中に頭からドボン!!
大怪我をしたいばり父さんは部屋の中で要安静状態。
いばり父さんのケガの原因はあなたにもあると
つぐみさんに叱られるひばりくんだった。
一方 耕作君はいばり父さんのために 打ち身に良く効くという 漢方薬を買いに行っていた。いばり父さんは耕作君の優しい気持ちが
とてもうれしいようだ。つぐみさんはいばり父さんに
「まるで本当の息子みたいね」
と言うと すかさずひばりくんは言い返した。
「それはダメ。耕作と兄弟になったら結婚できないもん」
ん〜 それ以前の問題なような気がするが・・・
その時 大空家に1人の客が来た。
それは金田金助の執事だった。この執事は耕作君に用があって
きたようだ。そしてこの執事の口からおどろくべき事実が告げられた。
それはなんと耕作君には叔父がいるという事実。しかも
かなり金持ちの。
もちろんその金持ちとは金田金助のことだ。
しかし 亡くなった母 春江さんからは叔父がいるなどと言うことは
聞いたことがなく なにがなんだか解らない耕作君は
ひとまずその叔父に会ってみる事に。
大空家上空に来ていたヘリコプターに乗って叔父の元に
ひばりくんと出かけた。
ハデな花火の歓迎におどろく耕作君とひばりくん。
そして到着したのは高級なホテル。また金にものを言わせ
そのホテルの上層部分 つまり高級な部屋をすべて
貸し切りにしていた。
そして耕作君は叔父と対面するが まだ信じられない様子。
それに春江さんが亡くなったことも知らなかった。なにかおかしい。
すると叔父の金助の額に弓矢が! しかし弓矢の先は
ゴムの吸着板だった。 その弓矢には手紙がくくりつけてあった。
その手紙は叔父の大切にしている「考える白いワニ」を
盗みに来るという怪盗マウスキッドからの予告状だった。
耕作くん達はその考える白いワニの像を盗まれないように守る事を決意
する。 するといばり父さんと政二が現れた。やはり耕作君が
心配だったため ヘリコプターの後を追いかけてきたという。
この2人も加わり倶利伽羅探偵社の名誉をかけて
像を守ることになった。
そして怪盗マウスキッドが盗みに来る午前0時が近づいてきた。
緊張が高まるが 政二やいばり父さん そして耕作君にひばりくんも
なぜかひどい眠気に襲われダウンしてしまった。原因は催眠スプレー。
誰が催眠スプレーをまいたのか?
それはなんと執事の仕業だった。執事は金助に指示されて
やったようだがこの2人 いったい何ものなのか?
なんとこの2人は怪盗マウスキッドだったのだ。マウスキッドは甥である
耕作君の腕を見るために大芝居を打ったようだ。
やはり催眠スプレーですぐにダウンしてしまうようでは後継者には
無理だと思い あきらめる。それでも怪盗マウスキッドの面目を
保つため 自分のモノである考える白いワニの像を持ち去ろうとした。
が その時ひばりくんが仕掛けておいた罠にはまり 御用となった。
ひばりくんは怪盗マウスキッドの正体を知ってビックリ!!
2人はいばり父さんや政二にボコボコされて去っていった。
最後まで催眠スプレーで寝ていた耕作君は一部始終を
まったく知らない。ようするに叔父が怪盗マウスキッドだったということに
気づいていないのだ。本当のことを言おうとしたひばりくんに
いばり父さんが口止めをする。耕作君の夢を壊さないようにと
いばり父さんのやさしい気づかいだった。
耕作君が叔父のいないことに気づいたが みんなは叔父さんが
急な仕事で帰ってしまった ということにした。
大空家に帰ってきた耕作君は唯一の肉親だと思っていた叔父に
帰られてしまい元気をなくしてしまった。
ひばりくんは本当のことを知っているだけに複雑な思いだ。
するとそこへ政二がやってきた。政二はあの叔父が本物かどうか
調べるために九州へ行っていた。そこで調べた結果 あの叔父は
まったく関係ない人で人違いだったことが判明。
耕作君はやはりこの世には自分の肉親は誰も居ないと思い
悲しい気分になってしまったが いばり父さんやつぐみさん
つばめちゃんにすずめちゃん みんな耕作君の元に集まってきて
耕作君も大空家の一員であり家族なんだと励ましてくれた。
こんないい家族に囲まれて暮らしている耕作君は幸せものですね。
☆ 感想と見どころ ☆
今回のお話はちょっと理解できないような話でしたが
見所はありました。僕が一番好きなのはラストシーンの所で
叔父に帰られてさびしい気分の耕作君に大空家のみんなが
励ましてくれるシーンはちょっと感動的でした。
それからちょっとあぶないシーンが一つありました。
金助が執事(しつじ)と羊(ひつじ)の発音が似ていることで
さんざん言葉遊びをしていたのですが
ひばりくんはこれに対抗?して
「縛り(しばり)ではありません ひばりと呼んでください!」
という場面があったのですが この時ひばりくんは全身荒縄で
縛られているのです。その縛り方がちょっとあぶないのです。
これは完全に子供向けではありません!!
それから今回 執事の声をあてていた方は先日亡くなった
はせさん治さんでした。とても特徴的な声で好きな声優さんの1人
だったのでとても残念な思いです。
mocchiから・・・
そうですね〜 今回はいろんな話が一緒くたにされていて、
確かにちょっと、すっきりとは見れない回だったように思います。
でも、この一件で耕作君と大空家のみんなとの絆が深まった
のであれば、まあ良しですね・・☆
やっぱり最後は、アットホームな大空家の良さが光ります。
耕作君は、序盤のいばり父さんとの会話や、またケガの看病などで
なかなか決めてくれました。 ですがその勇姿もそのへんまで・・(^^;
中盤以降はいつも通り、ひばりくんが皆を引っ張っていましたね。
ひばりくんの可愛いさはもちろん、行動力、頭の良さ、カンの鋭さ、
思いやり・・全てが出ていたのではないかと思います♪
しばりくん・・はもう、本当にヤバいです。ヤバすぎです・・(笑)
あれのインパクトがでか過ぎて、本編がどうでもよくなってしまうという
罠も・・(大汗) もちろんこれも挿絵には出来ませんが、
どうしても見てみたい方は・・メール頂ければ、挿絵を描いて
返信させていただきますよ・・(^^;
それから・・挿絵ではうしろ姿だけで申し訳なかったのですが、
今回登場の執事さん・・おそらくアーティストのクラウス・ノミという方が
モデルになっていると思います。髪形がそっくりなので・・
(国内のサイトでも、けっこう写真付きで紹介されていますので
興味のある方は検索してみて下さい。すぐ出てきます・・☆)
この方も、ちょうどアニメが放映されていた約20年前、
1983年に亡くなられたそうです・・
はせさん治氏とともに、ご冥福をお祈りしたいと思います・・
今回の評価
ひばりの!次回予告☆ 明日はメリーXマス!! そう、すずめちゃんの誕生日なんだ。 でも・・無邪気なすずめちゃんをよそに ボクたち4人のコンガラ状態は いよいよクライマックスへ・・!! 「耕作・・ボクは、信じてるからね」 次回 「ストップ!!ひばりくん!」 第31話 「みんな呼んでメリー誕生日!!」 お楽しみに。 |