<あらすじ>
今回は梶キャプテンのお話です。
大空家ではパーティーが催されている。若葉学園ボクシング部が
関東地区大会の団体の部で勝利を収めたのだ。
気を良くした部員達は大騒ぎしている。その中で一番騒いでいるのが
梶キャプテンだ。いや騒いでいると言うよりも悪酔いしている様子。
大好きなつばめちゃんに絡み、止めに入った椎名を殴り、
いばり父さんにも絡んでいる。
梶くんとつばめちゃんの間をなんとか取り持とうと作戦を練るのだか、
実行係は耕作君に任せる様子。当然耕作君は乗り気ではない。
まずは直球勝負、耕作君はつばめちゃんに梶キャプテンの
恋人になってあげて欲しいと頼んだが、当然つばめちゃんは大激怒。
そこにひばりくんも入ってきて頼んでみるが、つばめちゃんには
理想の人がいるらしい。その人の名は、「沖田総司」
そう幕末の頃の剣の天才、新撰組一番の使い手と言われながら労咳(結核)に
倒れ、若くして死んだ悲劇の剣豪のあのお方だ。その話を
影で聞いていた梶キャプテンは
つばめちゃんに気に入られたいため、すっかり沖田総司になりきっている。
しかし少々空回り気味だが。
その後も調子に乗って騒ぐ梶キャプテン、大声を上げているときに
妙な細菌のような物を飲み込んだ。この細菌はいったい何なのか?
翌日、いつものようにボクシング部は練習をしていたが、
梶キャプテンがいない。つばめちゃんが言うには
どうも風邪で入院したとの事。ひばりくんと耕作君はお見舞いに行くと言うが、
つばめちゃんは渋る。しかしひばりくんの少々強引な説得により
つばめちゃんも行くことに。
一方、病室では梶キャプテンがゴホゴホと咳をしていた。
どうやら自分も沖田総司と同じように労咳に冒されていると思っているらしく、
かなり気弱な事を言っている。
ひばりくんと耕作君は一応見舞って帰ろうとするが、つばめちゃんは
夜まで看病することになってしまった。
梶キャプテンは相変わらずひどい咳をしながら暴れ回り
挙げ句の果てに窓から飛び出し、下の池に飛び込んでしまい
ずぶ濡れになってしまった。そして更に容態が悪化する。
これに責任を感じたつばめちゃんは梶キャプテンの病気が完治するまで
毎日お見舞いに行くことを決意した。
若葉学園ボクシング部では試合が近いと言うこともあり
入院中の梶キャプテンの代わりをどうするかで困り果てていた。
しかしどう考えても代わる人はおらず、梶キャプテンの回復を祈るのみだ。
梶キャプテンはつばめちゃんの献身的な介護のおかげで
かなり元気になってきたが、咳は相変わらず止まらない。
そして試合当日。
若葉学園は1回戦、2回戦は負け、3回戦めの椎名は勝利
4回戦めの耕作君も勝利し相手校とタイに。
そして運命の5回戦めでは・・ とても強そうな相手校の選手を恐れ
若葉学園の選手は腰抜け状態になってしまった。
もうダメかと思ったその時、梶キャプテンが登場した。
しかし病気は完治していない。それでも梶キャプテンは
試合に出場した。しかしいつものような精鋭がない。結局
試合には負け、また入院生活に。
ベッドに横たわる梶キャプテンのもとに看護士さんが来た。
看護士さんによると、この病気の原因は「ゴホン虫」だと言う。
ゴホン虫がノドに引っかかり、それが咳の原因だと言う。
看護士さんは梶キャプテンのみぞおちにパンチをいれ、
その勢いでゴホン虫は飛び出し、なんとそれで完治してしまった。
結局労咳でもなんでもなかったのだ。
これに喜んだ梶キャプテンはお母さんと一緒にうれしそうに
帰っていってしまった。毎日世話をしてくれたつばめちゃんに
お礼の一言も言わず・・・。
こんな無礼な梶キャプテンにひばりくんは怒るが、つばめちゃんは
怒らなかった。
つばめちゃんは梶キャプテンの向こうに沖田総司の姿を
追い求めていただけと冗談ぽく言うが、つばめちゃんの本当の気持ちは
誰にもわからなかった・・・。
<感想>
この第34話は作画はもう一つでしたが
話の内容が結構好きなんです。梶キャプテンはともかく
つばめちゃんの気持ちの動き方がよく解り
前半では梶キャプテンの事をすごく嫌っていたのに、
後半では少しずつ・・・ といったところが好きです。
そして梶キャプテンの病気の原因の「ゴホン虫」がちょっと笑えました。
これって確か「エヘン虫」からいただいたんでしょうね。
エヘン虫と言えば、日本ヴィックス?のテレビCMで当時有名だったんですよね。
あの三角形ののど飴です。けっこう美味しかったような記憶があります。
☆CNK外来患者さんから☆
CNK外来患者さんご提供のEDクレジットです。 (敬称略)
脚本:柳川茂 (前回 戸田博史)
声の出演 大空ひばり: 間嶋里美 坂本耕作: 古谷徹,
大空いばり: 八奈見乗児 大空つぐみ: 平野文,
大空つばめ: 色川京子 大空すずめ: 鈴木富子
梶: 塩屋浩三 椎名 : 森功至
看護婦: 頓宮恭子 梶の母: つかせのりこ
ボクシング部員: 広中雅志 小鉄高選手: 田中和美
協力 青二プロ 原画: 伊藤奈緒美 梅津泰臣 動画: 渡辺明美 森本知枝 笹原圭子 亀田真須美
背景: 橋本五月 佐藤美々子
仕上: 小椋正豊 安永陽子 高橋達雄
特殊効果: 中島正之
撮影: 菅谷英夫
編集: 吉川泰弘(タバック)
録音: 池上信照(タバック)
音響効果: 原田千昭
選曲: 白井多美雄
オーディオディレクター: 本田保則
演出助手: 江幡宏之
製作進行: 鈴木元
現像: 東映化学
美術: 峰村るみ子
作画監督: 兼森義則
演出: 久岡敬史
mocchiから・・
更新、大変お待たせいたしました〜(^^;
もう挿絵の描き方すら忘れてしまいそうなほどご無沙汰していたコンテンツでしたが
まささん、CNK外来患者さんとともに再びこのコンテンツ作りを楽しむことが出来、
本当に良かったな〜と思っています。
また、長期にわたってこのコンテンツをチェックいただいている
ゲストの皆様にも、厚くお礼申し上げます。
さて、泣いても笑ってもあと一話で「アニメ版各話紹介」、完成してしまうのですが
ここまで来ると、さすがにちょっと淋しい気持ちがありますね。
今回のお話は、本編でも明かされていない「つばめちゃんの恋愛観」というものが
少し明らかになって・・一見ドタバタなだけの回に見えるものの、かなり味わいのある
一話になっているように思いますよ〜!
つばめちゃん・・この経験を元に、将来看護士を目指したりなんかして・・☆
ひばりくんはといえば、梶キャプテンとつばめちゃんの間に入って
あれこれ考えたり、試合に勝つ方法を模索したりと大変そうでしたね。
(苦肉の策のワラ人形「案」も、面白かったです(^^;)
挿絵にもしたのですが、ボクシングの試合運びが悪くて
「もうお手上げ」、といったひばりくんの表情も良かったです。
そして、一番良かったシーンは何といっても
ラストの、夕焼けのなかで仲良く話すつばめちゃん&ひばりくんでした。
今回のオマケで〜す♪ 今回の評価
☆ひばりの!次回予告☆ みんな久しぶり〜!元気だった? さて・・ちょっとここでお話しがあります。 なんとなんと、楽しかった「ストップ!!ひばりくん!」が 次回で最終回になっちゃうんだ。 さみしいよね〜 ・・ボクだってさみしいよ。 でも、悲しんでなんかいられない! 最終回も、め〜っちゃんこ面白いんだから♪ 次回 「ストップ!!ひばりくん!」 第35話(最終回) 「超人ひばり!?時をかける!!」 お楽しみにね☆ |