急な入所(居)施設探し |
左の冊子は区役所で無料配布されています。 介護保険の概要が要領よくまとめてあり、これの末尾に各種各様 の入所(居)施設の名称、所在地、電話番号の一覧があります。 ある日、急に入所(居)の必要に迫られた場合は、この冊子の 一覧から「よさそうな」施設を選んで片っ端から電話を入れて、 空室のあるなしを問い合わせるのが一番確実な方法です。 ただし、特別養護老人ホームに空室はまずありません。 老人ホームを紹介・斡旋するというWebには公表情報を蒐集・掲示 しているだけのところもあり、利用には ID や PW の設定が必要で、 かえって時間と手間がかかる場合があります。 入所と入居の区別については「老人ご本人様へ」をご覧ください。 |
家族協力 | 介護品質 | 入所施設 | 表紙 |
1 今までの担当ケアマネが入所(居)になかなか親身に動いてくれない場合、 それには次の3つのわけがあります。 @ 本来の仕事ではない。 本務は在宅老人の介護支援、入所すれば在宅でなくなる、 入居すれば普通はそこのケアマネが担当する、自分は仕事を失う。 A 動いても本人や支援事業所には1円の報酬もない。 B あえて動けば自分の属する組織の中で白い目でみられる。 介護支援事業所のほとんどは大法人の運営、その法人の直営 又は系列でない施設への紹介や斡旋は歓迎されない。 |
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2 支援事業所のケアマネは、常に福祉と営業の板挟みになります。 相性の良いケアマネを見つけて懇意になっておくことです。 そのケアマネの助言を得ながらも、どんな類型のどこの施設を選ぶか は、結局、ご本人とご家族が決めることです。 日頃から家族同士で介護、末期医療、お金のことをさりげなく 話し合っておけば、いざというときに慌てなくて済みます。 特養を例外として、応分の利用料を覚悟するなら、 すぐにでも入れる入所(居)施設がたくさんできています。 |
3 選択は、その施設のパンフレットやネットの情報だけで判断せず、 面倒でも必ず現場へ足を運び、居室やトイレを見学し、臭いを嗅ぎ、 相談員や施設長などの責任者と会っておきましょう。 見学は昼食時がよろしい。献立の実物を見れば、現場で調理した ものか調理済み食品を解凍しただけのものかがわかります。 そして、夜間の職員は 入所(居)者何人に何人が配置されているのか、 それは常勤職員の交代制なのか、非常勤職員の専任制なのか、 非常勤職員なら学生なのか高齢者なのか、 高齢者なら何歳くらいでどんな資格の保有者なのか、 を聞いておくことです。 さらに、ご本人の状態は、先行き、必ず悪くなることを忘れずに、 そのときの施設の対応方針と費用を、遠慮せずに質しておきましょう。 |
4 入所(居)施設を無料で紹介・斡旋するというネットサービスがたくさん 出てきました。これを利用するとかなりの手間が省けるようですが、 紹介サービスの質と幅は会社によってさまざまのようです。 手数料は受け入れる側の入所(居)施設が払います。 最近は入所(居)施設が増えてきて、空室による収入欠損が紹介 手数料よりも大きくなってきましたから、当ホームは「みんなの介護」 というネットサービス会社に紹介を申し込んでおります。 |
5 満室であっても、入所(居)施設は、どこへでも、いくつでも申し込む ことができます。申込書さえ提出しておけば空室が出たときに、 特養以外の施設なら、他に先駆けて案内をくれると思います。 それをキャンセルしても施設に対する不義理にはなりません。 |
6 特養には、施設ごとに「入所判定委員会」というものがあって、 入所者は必要性や緊急性の高い人から選ばれます。 申し込み順ではありません。 公表されている待機者数はどこも膨大ですが、実際に待機して いる人は相部屋型特養で公表数字の1割以下、個室型特養なら 1割の1割程度でしょう。利用料が倍ほど違うからです。 所定の書類を揃えていくつかの特養に申し込み、折にふれて 実情を訴え状況を問い合わせれば、担当相談員があなたの申込み を忘れることはありません。 申込みは、要介護3以上であればだれでもできますが、書類の 要件が厳しいので普通はケアマネを介して行なわれています。 特養へ入るには新設されるところをねらうのが一番です。 一度に定員を充足しなければならないからです。 ただし、京都では個室型の特養しか新設されていません。 |