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交通

空港 空港から市内へ 市内の交通 市電 ベビーカー

空港

 プラハ空港ターミナルはこじんまりしていて、中の移動距離は少なくラクです。

 到着後、入国審査の手前、階段の下のところにおむつルームがあります。従業員出入り口とドアが共用なので一瞬迷いますが、大丈夫です。中にもう一つドアがあって、閉まっていればこれも開けて入ると、左手に二つおむつルームがあります。8〜10畳ぐらいある広さで、おむつ台、ベビーベッド、親の休憩イスもあります。廊下の奥には専用トイレもあり、親子でくつろぐこともできそうです。

 私たちは行きませんでしたが、この上のフロアには、寿司屋と子どもの遊び場があるようです。遊び場には遊具があるほか、ジュースやおやつも売っているようです。

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空港から市内へ

 空港から市内へは、タクシー、空港シャトルバス、路線バス+地下鉄または市電、というルートがあります。

 路線バスは、低床の新型車ならラクですが、旧型車はドアが狭く床も高いので、ベビーカーを乗せるのはたいへんそうです。また地下鉄は後でも触れますが、ベビーカーやスーツケースを持って利用するのは非常に困難です。タクシーは信頼できる会社のタクシーを選ばないといけないようです。

 というわけで、一般には空港シャトルバスの利用が推奨されています。Cedaz社が運行する8人乗りワゴン(ミニバス)が、共和国広場(Namesti Republiky)まで運行されています。場所次第で高くなりますが頼めば主要ホテルまで直接行ってくれます。到着ゲートを出て左側にワゴンが並んでおり、係が案内していますので、その人に目的地を伝えてどの車両に乗るか指定してもらいます。係および運転手は英語が通じます。共和国広場までは30分おきの運行がたてまえですが、どうやら乗客が集まり次第出発のようです。料金は運転手に払います。渋滞にあわなければ共和国広場まで30分程度です。ガイドブックによると午前6時から午後9時まで運行とのことです。

 ベビーカーは後部の荷物スペースに載せてくれます。ただ、大型のものは入るかどうかわかりません。座席をはねあげて車室の中に入れることはできそうですが、この場合はたぶんそのスペースぶんの運賃を払う必要があると思います。なお、ワゴンには冷房がないようです。

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市内の交通

 ほとんどの観光スポットには市電でアクセスします。詳しくは次項を参照してください。

 地下鉄は、都心および観光スポットそばの駅にはほとんどエレベーターがないようです。エスカレーターはありますが、急角度・深い・速いというわけで、ベビーカーはそのままでは無理です。だっこして乗るのも怖いと思います。基本的に使えないと考えたほうがよさそうです。
 バスはあまり観光スポットには縁がありません。かなり新型のワイドドア低床車が導入されていますが、空港線をはじめ旧型車もまだみかけます。

 タクシーは、ガイドブックなどによると流し、客待ちの車両は避けるようにいわれています。電話で英語での呼び出しが可能なタクシー会社もあり、そこなら安心なようなので、ガイドブックを参照してください。高級ホテルならホテル専用タクシーを配車してくれるようです。

 欧米の大手レンタカーもあるようですが、プラハ市内中心に動く場合は、旧市街の道も狭く、市電とアクロバット的な離合もしなければならないので、よほど欧州での運転に慣れた方でなければお薦めできません。実際、旧市街周辺では居住者以外の車はあまり入っていないように見えました。

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市電

 主な観光スポットのほとんどは市電でアクセスできます。路線図は案内所(空港のほか都心部では地下鉄Mustek、Museum駅にあり)でもらえるはずです。ただし、2002年の水害からの復旧が続いていることもあり、日常的に路線変更がされています(後述)ので注意してください。

チケット: 運賃はゾーン制で、片道普通乗車券の場合広いゾーンのものを買うと有効時間が長くなります。一番安い券は20分有効、ほかに75分、120分などがあるようです。

 片道普通乗車券は乗り場付近のキオスクで買えます。キオスクでは英語・独語が通じないことも多いですが、「トラム、チケット」でなんとかなりそうです。
 いくつかの乗り場および地下鉄の駅には黄色い自動券売機があり、英語表記があって24時間チケットも買えます。ただし、20kまでのコインしか使えないうえ、しばしば壊れているので、あてにできません。

 片道普通乗車券のほか、24時間・72時間・1週間チケットなどがあります。主に市電で観光するなら、24時間・72時間などのチケットを買うほうがお得です。これらのチケットにも都心だけのものと市内全域のものと二通りあります。

 乗り場近くにキオスクも券売機もないこともあり、また日曜日にはキオスクが閉まることもあるので、こうしたチケットを買ったほうが無難です。運転手から切符は買えません。ただ乗りが見つかると理由の如何に関わらず高額の罰金をとられるのは欧州の他国と同じです。

 72時間以上のチケットは、上記の案内所でないと買えないようです。旧市街などにある民営のインフォメーションやホテルではチケットを買うことができませんでした。

 これらのチケットはいずれも範囲内であれば地下鉄、市電、バスに共通して使えます。

車両:  旧型の床が高い車両がほとんどですが、たいていの場合各車両の最後尾にベビーカースペースがあり、そこのドアは仕切りがなくて大型のベビーカーでも出し入れすることができます。上げ下ろしはたいていまわりの人が手伝ってくれるでしょう。

乗り場:  基本的には道路のまんなかにホームがありますが、道が狭い場合などは路肩や歩道で待っていて、電車が来てから道路のまんなかに出て行くことがあります。自動車に注意してください。

 乗り場には表示があり、停車する系統の番号が大きく掲示されています。また、分岐点の手前の乗り場では直進、右折、左折などの矢印の表記があり、どの系統の電車がどちらへむかうのかが一目瞭然になっていて、便利です。

 その表示の下には時刻表が貼ってあります。各系統ごとに発車時刻と、停車するすべての停留所の名前が出ているので、自分の降りるところがわかっていれば簡単です。

路線変更:  路線変更で、その停留所をとおらない系統については、表記の系統番号に斜線がひいてあります。

 時刻表が黄色い紙で貼ってある系統はなんらかの変更がある系統なので、停車駅などに注意が必要です。

その他:  市電は非常にスリが多いそうです。私たちは幸い無事でしたが、お気をつけください。

 91系統は戦前のレトロな車両で春から秋の土日祝・観光シーズンに一時間に一往復運転されています。共和国広場(Namesti Republiky)、Mustek、Stromesteka、プラハ城といった観光名所を経て市電博物館のある車庫へ向います。電車好きの方はどうぞ(別料金:大人一回25k)。

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ベビーカー

 プラハは石畳の街なので、ベビーカーやバギーにはちょっとつらいところがあります。とはいえ、旧市街の歩行者専用の通りはそれほどでこぼこしていませんし、それ以外の通りも歩道は車道よりはたいらにしてあります。カレル橋周辺も同様です。

 ただ、プラハ城内、とくに「黄金小路」のあたりは凹凸が激しいので、首のすわっていない赤ちゃんや揺れに敏感なお子さんには少々つらいかもしれません。

 また、博物館や歴史的建物のほとんどにはエレベーターやエスカレーターがありません。このあたりはだっこでしのぐ覚悟がいりそうです。一階の受付などに「ベビーカーをここに置いておいてよいか」と聞くとよいでしょう。

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