初夏のニュージーランド8日間
2003年11月13日 その3 キャズムを出てから数分で、バスは、ミルフォード・サウンドに到着した。
私たちは1:00からのクルーズに参加することになっている。クルーズの所要時間は約1時間40分だ。 氷河によって周囲の山々が1000メートル以上にわたり垂直に近い角度で削り取られ、狭く勾配の険しい谷ができる。そして、氷河の後退によって海水が入り込んできてできたのがフィヨルドである。自然によってつくられた壮大な眺めがクルーズ船から見ることが出来るのである。
船は1,2階が客席、地下では昼食時にはバフェスタイルの食事がとれる(要予約)。 2階客席から階段を登るとデッキとなっている。 |
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いよいよクルーズの出発だ。 船は、かなりのスピードで進んでいく。昼食の和食のお弁当をさっさと食べて、デッキに上がる。風が冷たいけど、目の前に広がる雄大な風景を見ていると、不思議なことに寒さはそれほど感じない。ちょうどランチの時間ということもあって、デッキに上がる人は意外と少なかった。 (右側にみえるのが有名なマイターピーク) |
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← 途中、岩肌がこのようにでているところが見られる。 これは、木の雪崩のあとだ。 このあたりは木々が多くみられるが、土にしっかり根付いているわけではなく、岩盤に土がうっすらと乗っている場所に生えているのである。強い雨が降ると、薄い土の層は簡単に流れてしまい、それに伴い木の雪崩がおきてしまうのである。 そうすると、写真のように一部だけ、岩盤が見えるという状態になる。 |
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左側はフェアリー滝。 右側は、ブライダルベール滝。 写真のように、風が吹くと、滝が風で広がり、花嫁さんのベールのようにみえることからつけられた名前だそうだ。 船によっては、この滝のそばまで近づくものもあるようだ。 (私たちの船は行かなかったけど) このような観光ポイントの説明が、船内放送で流れる。 最初は英語で、その次に日本語でのアナウンスがあった。それだけ日本人観光客は多いんだろうな。 |
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入り江を進んでいくと、急に視界が開けてくる。 船が、タズマン海にでたのだ。 海にでると、波がでてきて、少しだけ船が揺れ出したような気がする。 ここで、船はUターン。 今、通ってきたところを、逆に進み、ターミナルにもどることになる。 |
■一口メモ ミルフォード・サウンドクルーズは、フィヨルド国立公園のハイライト! 私は、運良く晴れた日にクルーズできましたが、もともとは雨の多いところ。本当に快晴のクルーズができるのはまれだそうです。 しかし、雨が降ったからといってがっかりすることはなく、晴れた日には見えない景色も楽しめます。 たとえば、降った雨が無数の滝を作り、岩盤を流れ落ちるさまは、それは見事なものだそうですよ。 この時期、このあたりは天気が良くて陽が差してくると、気温が25℃以上にもなるそうですが、天気が悪くて気温が上がらないと5℃くらいまで冷え込むそうです。急に天気が変わったりもするので、重ね着で気温に対応できるようにするといいでしょう。 朝、クイーンズタウンやテ・アナウが晴れているからといっても、雨具と防寒着(フリースやセーター)は必需品です。 風が強いこともあるので、ウィンドブレーカーなど風を通さない上着があるとよいでしょう。(雨具と兼用でもOK)。 |
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