イエローストーン&グランドティートン国立公園 7日間




2004年7月16日その1

この旅行記では、訪れたルートを地図に書いてみることにしました。
赤い太線部分が、今日通ったルートです。

公園内には宿泊施設やガソリンスタンドのあるビレッジが7つあり、そのビレッジを結んで8の字型の道路が走ってます。
その上側(北側)の道をアッパーループ、下側(南側)をロウアーループといいます。

今日は、北門から国立公園内に入り、マンモスを訪れ、その後、タワーフォールズに向かいました。
その後、来た道を引き返し(道路工事中のためタワーフォールズからキャニオンは通行止めでした)
ノリスからマディソンをとおり、西口から宿泊地のウエストイエローストーンの街へ向かいます
要するに、アッパーループの観光ですね。




朝7:00にボーズマンを出発。Norikoさんの車で、一路イエローストーンに向かう。ボーズマンからイエローストーンは約2時間だ。
ボーズマンの街を抜け、高速道路に入ると、道の両側には大きな牧草地が広がってくる。モンタナ州は、牧畜業がさかんなところである。さすがアメリカ、農場の広さは半端ではない。
おもしろい形をしたスプリンクラーがくるくるまわっていたり、冬のための干草が作られている光景を見ながらのドライブも楽しいものだ。


ボーズマンから約2時間で、イエローストーン国立公園の北門に到着。
重厚な石の門には「FOR THE BENEFIT AND ENJOYMENTOF THE PEOPLE」と書かれている。

北門を抜けて少し行くと、今度はイエローストーンの看板が見えてくる。→
観光客、お約束の記念写真ね。(笑)

だけど、国立公園の本当のゲートはこの先にある。
そこで、入場料を支払うのだ。
入場料は、1人10ドル、もしくは車一台(人数問わず)20ドルである。
ここの入場料は、お隣のグランドティートン国立公園と共通で、どちらかで一度支払えばOKである。1週間有効なので、もらったチケットは捨てずに取っておきましょう。
翌日からは、ゲートでそのレシートを見せれば、そのまま入場できる。

私たちは、北門に近いマンモスエリア(Mammoth)へ向かう。
マンモスのビジターセンター周辺は、多くの建物が建ち並び、小さな街って様相だ。
公園の事務所をはじめ、ホテル、レストラン、病院や郵便局もあるし、キャンプなどに使われる学校の寮などもある。

観光の前に、まずトイレ(笑)。駐車場に車を停めると、かわいい地リスのお出迎えである。
「いや〜ん、かわいい〜♪」
地リスってあちこちで見れるから、めずらしい動物ではないんだけど、最初にあった野生動物なので、私たち夫婦は興奮しまくり!
気がついてみれば、ものすごい数の写真を撮りまくっていたのだった。(笑)



マンモスといえば、石灰でできたテラスが有名なところ。
まずは、車で坂をのぼり、マンモスホットスプリングスのロウワーテラスのテラスマウンテンまで行く。
最初車を停めたパーキングから、テラスマウンテンまではボードウォーク(木道)が設置されていて、普通はそこから歩いて往復するんだけど、私たちは上まで車で行き、そこから歩いて下まで降りることにした。その間に、Norikoさんは車を下の駐車場に回して待っていてくれることに。こうすると、時間的にも体力的にも無駄がないもんね♪
このあたりは海抜2000メートル近いので、ちょっと歩くと息切れしちゃったりするのです。

地底深くから、噴き上げられた温泉に含まれている石灰分が蓄積され、それが幾重にも重なって巨大なテラスを作り出しているのがここ、テラスマウンテンである。
熱い温泉も、地上に近づくにつれて水が冷え、地表まででると溶けていた石灰質が斜面に沈殿してできたものだそうだ。この現象は約8000万年前から続いており、現在もテラスは形成され続けている。

ここでは、今でも頂上から温泉が流れ落ちていて、自然の造形が続けられている。
毎日、地底から2万トン以上の石灰が運ばれているのだそうだ。

このあたりはボードウォークが完備されていて、とても安全に歩くことができる。
ここでは、今でも、新しいスプリングが生まれてるのだが、それにあわせてボードウォークも数年ごとに作り変えられているそうだ。

また、新しいスプリングが生まれてくるように、枯れていくスプリングもある。なのでメインテラスは絶えずその造形を変えているのだ。

温泉に沈む石灰岩の塊 温泉が枯れてしまった部分 地球はこんなにきれいなテラスを作るんです


こちらはCanary Spring
その名のとおり、カナリヤ色した温泉である。
カナリヤ色とはどうかな・・とも思うが、明るい黄色は土の色ではなく、ここに住むバクテリアの色なのである。
バクテリアがクリーム色の岩肌の上に微妙な色調で混じりあっている。
後でも述べるが、イエローストーンではこのバクテリアが、実に微妙な色を作り出しているのである。






メインテラスを楽しんだ後は、ボードウォークに沿ってロウワーテラスを降りていってみましょう。


● ひとくちメモ
ここのテラスマウンテンは、イエローストーンに訪れたら、必ず立ち寄るポイントだと思います。
温泉のすぐ傍までいけるのですが、夏に行く場合は、かなり暑く感じたりします。なので、気温が30℃近くまであがる日中より、朝の早い時間もしくは夕方に訪れるのがが楽だと思います。
また、温泉の湯気はかなり多く、カメラのレンズが曇ったりするので、レンズを拭くクロス等をお持ちになった方がよいです。


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