イエローストーン&グランドティートン国立公園 7日間




2004年7月17日その1

今日はウェストイエローストーンから西門をとおり、マディソンジャンクションを右折。
オールドフェイスフル方面に向かう。途中、Lower Gayer Baisin、Blacksand Baisinに立ち寄り、オールドフェイスフルへ。
有名な間欠泉を見た後、ランチを取る。
それからウェストイエローストーンレイクに向かう。
それから、イエローストーンのグランドキャニオンへ。

今日は、一日かけてロウワーループを1周するというルートでした。






8:30にウェストイエローストーンを出発。
今日から、ガイドはアメリカ人のヘルガが務めてくれる。彼女はイエローストーンのガイド暦20年ちかくの大ベテランだ。
しかし、ガイドは副業。本業は、グリズリーベアーの研究家であり、グリズリー以外にも野生動物や草花にもとても詳しい方だ。

イエローストーン国立公園には150もの滝を見ることができる。
これはFirehole Falls。Firehole渓谷を、800フィート厚さの溶岩層を削りながら流れている。例年なら、7月になると水量が減ってくるという話だが、今年は雨が多かったせいで、まだまだ水量も多く、迫力を感じられた。

イエローストーンの川や湖はとても冷たいのだけれど、ここの水は夏場は暖かいのだそうだ。
でも、泳ぐことは禁止されている。



まずは、Lower Geyser Baisin (ロウアー ガイザー ベイスン)へ向かう。

あちらこちらで、白煙があがっている。初めて目にする光景にわくわくしてくる。
なんだか、別の星に来たような感じがしてきた。



イエローストーンに降った雨や雪は、岩盤を通り、約500年かけて地下深くしみこんでいく。しかし、3000メートル以上の深さに達すると、260℃もの高温で熱せられる。
しかし、地底では高圧のため気化することができず、岩盤の割れ目を通って、急上昇し地表に現れてくる。これが熱水現象である。
イエローストーンでは、このような熱水現象が1万を超えるといわれ、世界一の集中地域になっている。
熱水現象は、その現れ方で次の4つに分けられる。

Hot Springs 温泉 地底で熱せられた地下水が地表に出る時に、圧力が弱いため、噴出はせずに水がたまっているといった状態のもの。Poolと表示されるものもあるが、Hot Springと同じものである
Geyser 間欠泉 熱水が地表まで気化せずに噴出するもの。周期的に熱水を噴出するが、その間隔と噴出時間はさまざまである。 世界の2/3の間欠泉がイエローストーンに集まっているといわれている。
Fumarole 噴気孔 熱水が地表に出る前に気化し、水蒸気となって噴出するもの。ガスのみで熱水はでてこない
Mud pot マッドポット 熱水に泥や鉱物が溶けて、地表に出てくるもの。溶け込む鉱物の種類によって、色が変わってくる


Lower Geyser Baisinでは、このすべてを見ることができる。
Hot Springs
いわゆる温泉です
Geyser
熱水は噴出していませんが
Fumarole
ガスだけが出ています
Mud Pot
これはピンクがかった色でした

ここでは、ボードウォークに沿っていろいろな熱水現象を見ることができる。
ボードウォークは1キロ足らず。ゆっくり歩いて、写真を撮ったりしても30分くらいあれば充分だと思う。
たまに、ここでバッファローがお昼寝していることもあるらしい。


イエローストーンは、温泉や野生動物が有名だけど、草花の種類もとても多い。
例年、高山植物の時期は6月〜7月上旬。
7月中旬だともう終わっているらしいんだけど、今年は雨が多かったせいで、
私たちが訪れた7月中旬に盛りを迎えていた。

この赤い花も、珍しいもので Indian Paint Blashという名前である。
赤い花が、インディアンの絵筆に似ていることから、ついた名前だそうだ。
・・・筆に似ているかなあ?


● ひとくちメモ
Lower Geyser Baisinはさまざまな熱水現象をみることができます。かなり暑いので、夏場は朝もしくは夕方に訪れるのをオススメします。
写真を撮ろうとすると、水蒸気でカメラのレンズが曇ってしまうことがしばしば。レンズを拭くクロスは常に携帯したほうが良いでしょう。


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