オーロラに逢いに アラスカ6日間


2003年2月21日
フェアバンクスは快晴!
フェアバンクス空港に到着〜!快晴だ!
ああ、2年ぶりのフェアバンクス。もうすでに心はドキドキ!長旅の疲れなんて飛んでしまってる。

ここでレンタルを予約していた防寒具を受け取り、係員のキミコさんの車で宿へ向かう。
途中、スーパーマーケットで食料品等の買出しだ。

フレッドメイヤーはアメリカ北西部に多く店舗を持つスーパーマーケットだ。
スーパーと言っても食料品だけでなく、衣料品や家庭用品、家具などはもちろん、花や野菜の苗や武器弾薬まで何でも売っている。
一応、買い物時間は30分くらいと思っていたが、何がどこにあるのか探すのが大変!
とりあえず、3日分の食料とアルコール類を買い込み、お買い物終了。でも、本音を言うともうちょっとあれこれ見たかっただよな〜。

フェアバンクスの街って、アラスカ州第二の都市だけど、娯楽施設はほとんどない。映画館もないし、大きなショッピングモールもない。レストランだってそんなに数多くはない。
長い冬の間は、屋外での娯楽も制限される。そんな意味では、大型スーパーマーケットは単に買い物をする場所だけでなく、娯楽的要素もあるのかな・・なんて思ってしまった。

車は約40分ほど走り、これから滞在する
クリアリーサミットB&Bに到着した。ここは、フェアバンクス郊外に位置するMt.Aurora スキーランド(スキー場)のそばで、小高い山の上に位置する。山の上なので、見晴らしがよく、またダウンタウンの明かりにも邪魔されることないのでオーロラ観測には絶好のロケーションといえる。
クリアリーサミット外観

見た目はごく普通のロッジだけど、滞在するにはとても快適なB&Bだった。
出迎えてくれたのは、オーナーのチャックさん。
お部屋を案内してくれて、その後、キッチンの設備や使い方など、いろいろなことを教えてくれた。もちろん英語だけど、ゆっくりと簡単な英語で話してくれるので、とてもわかりやすい。

B&Bは全部で3室。(ツイン2部屋 トリプル1部屋)
昨晩から泊まっているという神奈川からのMご夫妻がいらした。
何と、アラスカは夏冬あわせてもう10回以上という大ベテランだ。ここ10年くらいは海外旅行というと全部アラスカなんですって!

B&Bの周りはこんな感じ
買ってきた食糧を冷蔵庫にしまったあと、外が明るいうちにロケハンに。
どこでオーロラを見たらいいか、どこにカメラを構えたら余計なもの(電線とか)が写らないかなど宿の周りをうろうろ歩いてみる。
暗くなると、外灯なんてない真っ暗な場所なので、
明るいうちに下見をしておくことをおすすめする。
昨晩は8時くらいからオーロラが出始めたそうだ。
夕食は早めにとったほうが、慌てなくていいかもね。クリアリーサミットにはレストランがない。共同キッチンがあるので、基本的にはそこで自炊ということになるが、作りたくないという人はとなりのマウントオーロラ・クリーク・キャンプというB&Bでディナーをとることができる。(要予約 1人30ドル)
Mさんたちは、毎日ここのディナーを予約しているそうなので、夕食のキッチンを使うのは私たちだけ。、気兼ねなく好きなときに使うことができる。
ということで、今日のディナーはバジルのスパゲティとカニのサラダ。
そうそう、ダンナがビールをベランダに出してたら、数時間で凍ってた。さすがアラスカ!
冷蔵庫は食品を貯蔵するというより、凍らせないためにあるのかも!

そして夜8時には、いつでも外に出れるように準備OK!
外は、みごとな星空だ。これならオーロラも十分期待できるゾ♪
アラスカへはもちろんオーロラを見にきているんだけど、この満点の星空を見るだけでも充分に感激する。
本当に頭のすぐ上に星があるような感じ。大きさも明るさも日本で見る星と全然違うのだ。流れ星も数多く目にすることができる。
ちょっぴりロマンチックな気分になれるけど、防寒具で着ぶくれて、相撲取りみたいになっている姿がちょっとイマイチだね〜。

B&Bから徒歩5分くらいのスキーランドは夜10時頃にオープンする。
ここは、フェアバンクスでの最もメジャーなオーロラ観測地だ。ツアーなどで来ている観光客は、ダウンタウンのホテルに泊まって、夜になるとバスでここにオーロラを見に来るのが一般的なのである。
もともとはスキー場なので、山の上で見晴らしがいいのと、ダウンタウンから離れているので街の灯に邪魔されることがないのである。
本来なら、入場料が必要なようだが、クリアリーサミットのゲストはそれが無料になる。(といっても、チェックなどなかったけど)
ここのホットチョコレートは結構おいしいので、それを飲みに行こうとぶらぶら歩いていくことにした。
途中、うっすらとしたオーロラが現れて、期待が高まってくる。

スキーランドでは、暖かなロッジがあって、みんなそこでオーロラを待つ。暖かい飲み物も無料で飲めるし、小さな売店もある。
2000年には、一晩に何台もの大型バスが乗り付けて、ロッジは人で溢れかえっていた。座る場所を探すのが大変なくらいだった。
しかし、今年はびっくりするほど人がいない。なんだか寂しいくらい。2000年は11年に一度のオーロラの当たり年といわれ、多くの観光客が訪れたようだが、今年はそれに比べるとずっとずっと減っているらしい。
しかーし、10時を過ぎた頃から雲行きが怪しくなってきた。
あんなにきれいに輝いていた星が、雲で隠れ始めたのだ。ダウンタウンからのご一行が到着した頃には、星が見えなくなっていた。
オーロラ観測にはとにかく雲がないことが絶対条件となる。オーロラが出ていても、雲があるとそれに隠れてしまうからだ。
雲は時折切れて、星が姿をあらわすけど、肝心のオーロラはなかなか姿を現してくれない。
もう、今日はダメかな〜とあきらめかけた午前2時頃。
星が明るく見え始めたと思ったら、北の空にうっすらとオーロラが・・・。そしてどんどん広がっていく。
でも、パワーはものすごく弱い。結局10分くらいで消えてしまった。
オーロラの写真
このときの写真が1枚だけあるのですが、うちのフィルムスキャナーだとコントラストが弱いせいかうまくスキャンしてくれないのです。
何とかして、HPに乗せたいと思っているので、しばしお待ちくださいませ


その後、B&Bに帰り、Mご夫妻とともにワインを飲みながらオーロラを待つ。
明け方まで、いろいろな話をしながら、待ってみるものもどんどん雲が広がっていって、結局現れず。
午前5時に就寝。
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