あざらしの赤ちゃんに会いに
カナダ マドレーヌ島とナイアガラ7日間
2002年3月8日(金) 今日のウォッチングは10:30からだ。 7:00に飛んだ人たちが「今日は寒いよ〜」といいながら帰ってきた。氷の上は風が強いらしい。 昨日より1枚多くフリースをきてウォッチングにでかける。 今日は、昨日とは違う場所へのフライトだった。 確かに昨日よりは寒い気がするが、あざらしの姿を見るとあまり寒さを感じなくなるから不思議だ。 気温はすごく低いのに、心の中はなんだか暖まっていく気がする。 2日目になると、歩き方も慣れてくる。 |
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帰国してから「あざらしのあかちゃんはやっぱりふわふわ?」と聞かれた。 すいません。わかりません。赤ちゃんはあまりにかわいくて、思わず撫でたくなるのは事実だ。少しくらいなら触っても良いとも言われている。 でもね、人間が撫でると赤ちゃんは「キーッ」って鳴き声を上げるの。やっぱりさわられるのは嫌なんだろうな。 例えば、電車の中で痴漢にあって「少しくらいいいじゃないか」って言われたって嫌なものは嫌でしょう。 それは、あざらしだって同じはず。そんな訳で、私はかわいそうで触ることができなかった。 あざらしの赤ちゃんは確かにものすごくかわいい。ずっとくっついて見ていたい。だけど、ちょっと顔を上げて周りを見ると、ちょっと離れたところから心配そうに見ているおかあさんの姿が見える。 我が子のところに行きたくても、人間がそばにいるから近寄れずただじっと見守っているだけなんだよね。 これでは赤ちゃんだってお腹がすいていてもおっぱいをもらえないし、お母さんだって心配なはず。 氷の上はあざらしの世界。私たち人間は招かれざる客なのだから、やっぱり彼らのことを一番に考えてあげるべきだと私は思う。 赤ちゃんのそばをそっと立ち去ると、お母さんあざらしはものすごい勢いで子供のところに寄っていった。 あざらしの写真を撮りたい方は、望遠レンズを持っていかれることをお勧めする。 あまり近くによると、あざらしたちは緊張して固まってしまう。お母さんは敵だと思って、威嚇したり、こちらに向かってきたりするのだ。 おっぱいをあげたり、ゴロゴロ寝転んでいるようなあざらしの自然な姿を捉えたい場合は、少し離れたところから、望遠レンズを使えば、本当に自然なあざらしの姿を写すことができる。
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ウォッチングから戻ったのが13:45だった。もう少し早く戻れたら14:00からの島内観光に参加しようと思っていたが、どうやら間に合わないようだ。
明日はこの島を離れるので、例のショッピングセンター内のギフトショップに行くことにした。 でも、あまりいいおみやげが見つからずがっかりだ。唯一、あざらしのぬいぐるみを買った。これはこれでかわいいのだが、本物を見た後ではあまりかわいいと感じられないんだけどね。 マドレーヌ島の土で作ったあざらしの人形がホテルで売られていた。その暖かな手触りとなんともいえない柔らかな色合いはすごく気に入ってしまったが、お値段が高くてあきらめざるを得なかった(泣) |