あざらしの赤ちゃんに会いに
カナダ マドレーヌ島とナイアガラ7日間


2002年3月9日(土)
今朝もまたまた2:30に目が覚める。それから寝付けず。いったい私の体内時計はどうなってるんだ?

今日はマドレーヌ島を出発する日だ。3日間の滞在は本当にあっという間だった。

昨日まであんなに天気が良かったのに、昨晩から吹雪になった。
朝も霧がかかり、小雪が待っている。
朝のあざらしウォッチングはキャンセルという連絡が回っていた。あざらしウォッチングツアーは、少しでも危ないと思われればフライトがキャンセルされる。あざらしに会えるのを楽しみにやってきている観光客にはつらいことだが、自然がなせることなので仕方ないだろう。

これは後から聞いたことだが、この日と次の日はヘリが飛ばなかったそうだ。3日目にはようやく晴れたが、ヘリが着陸できる氷が見つからず、結局あざらしは見れなかったそうだ。せっかくマドレーヌ島まで来たのに、あざらしに会えずに帰国した方もいらっしゃるとのことなので、2日も見れた私はラッキーだったのかもしれない。

ホテルのチェックアウトを済ませ、シャトルバスを待っていると、小原さんとホテルスタッフの山本さんが見送りに来てくれた。そこで「もしかしたら今日は飛行機が飛ばないかもしれない。そしたら戻ってきてください」と小原さんから言われた。えええっ!フライトキャンセル〜!あの小さな飛行機にとってはフライトキャンセルは日常茶飯事なのだ。

一応、7:30のシャトルバスで空港へ向かう。空港ではチェックインが始まっていたので、どうやら飛び立つようだ。
でも、途中のガスペとかモンジョリとかで降ろされても困るよなぁ・・・ドキドキする私を乗せて、AC8713便は時間通りに離陸した。
私の心配は取り越し苦労だった。地上ではふぶいていたけれど、雲の上はいいお天気で、揺れもなく快適なフライトだった。飛行機は満席。日本人は私一人だった。そして私以外は全員フランス語をしゃべる方々だった。
アテンダントのお姉さんは私のためだけに、英語のアナウンスをしてくれたようだ。

飛行機は遅れることもなく時間通りにケベックシティに到着。ここで、飛行機を乗り換える。
ケベックでは1時間時計を戻すことを忘れずに!

ケベックで約1時間の待ち合わせでAC3595便でトロントへ向かう。トロントは英語圏のせいか、飛行機の中はフランス語と英語が入り混じっている。でも、ずっとフランス語の中で過ごしてきた私にとってはなんだかほっとする時間だった。

トロントへもほぼ定時に到着。まずは荷物を受け取る。そして、14:30のナイアガラ行きのバスを予約してあったのでグランドトランスポーテーションのカウンターへ向かう。ここはEの出口のすぐ脇だ。

夏は観光客で混み合うナイアガラも、冬はあまり訪れる人がいないのだろう。
バスには私と、もう一人バンクーバーから来たというおばさんだけだった。このナイアガラ・エアバスは空港からホテルの前まで連れて行ってくれるのでとても便利だ。
ナイアガラまでは1時間半〜2時間。ドライブを楽しもうと思っていたのだが、ここのところの睡眠不足のせいかあっというまに寝てしまった。気がついたら、ナイアガラに到着していた。時計は4時を過ぎたところだ。

ホテルはシェラトン・フォックスヘッド。少し値段が高くても絶対滝の見える部屋で・・と予約していたが、カナダ滝とアメリカ滝の両方が部屋から見えた。
部屋の広さも充分だし、ちょっとリッチな気分。でも冬はホテルも安いのよ〜!

←窓の外には滝がばっちり見えます。


暗くなる前に、早速滝まで行ってこよう。カメラをもってホテルを出発。滝までは歩いて5分とかからない。しかし、外に出るとぽつぽつと雨が当たり始めた。
カナダ滝 アメリカ滝
シーズンオフとはいえ、滝の周りには観光客の姿が目立つ。
残念ながら、滝は凍っていなかった。凍りつくのは1,2月あたりだという事だ。ここのところ暖かかったのですっかり溶けてしまったらしい。う〜む 残念!

雨の降りも少しづつ強くなり始め、風もでてきた。本格的に降ってきそうな気配だ。ちょっと名残惜しいがホテルに戻ることにした。

ホテルの周りはほんとうにいろいろなお店がある。すぐ隣は、カジノ・ナイアガラ。ここは長蛇の列だった。
それからハードロック・カフェ、キスチョコのハーシーズなど。ぶらぶら歩くだけでもけっこう楽しい。ホテルの中にもたくさんのギフトショップがあった。

さて、夕方降り始めた雨は、夜には小雪に変わり、風が恐ろしいほど強くなった。
そして、楽しみにしていた滝のライトアップだが、7:00頃から始まった。でもね、はぁ?っていう感じのものだったの。
パンフレットやガイドブックではそれはそれはきれいなイルミネーションなのに、このときは全くそんな感じではなく、これがイルミネーションなのって疑問をもつようなものだった。写真も撮るには撮ったのだけれど、全然よくない!
夜は、イルミネーションを眺めながら、カナディアンクラブ(ウィスキー)をちびちび飲むのだと楽しみにしていた私は、これにはがっかり〜。これって強風に関係あるのかなぁ、それとも元々こんなもの?

この夜は、一晩中風の音がうるさくてホテルの部屋でも眠れないくらい。こりゃ耳栓が必要か?
でも、9時くらいにうとうとし始めた私。よし、これなら今日は眠れそうとベッドに入る。そしたら・・・
なんと1時半に目が覚めてしまった。(泣)
ま、こういう時は何をしたって寝れないもんだ。ネットをつないだり、荷造りをして時間を過ごした。
同行者がいれば、夜は自分が寝れなくても相手が寝ていれば、ベッドの中でじっとしていなきゃならない。
でも、一人旅だとこういう気をつかわなくていいからいいよね。3時くらいにもう一度お風呂に入り、少し横になった。

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