ケニヤ撮影旅行13日間
2004年4月23日その2 ロッジにもどって、昼食をとった後はしばし自由時間。 ケニヤ滞在中、だいたいの1日のスケジュールはこんな感じである。 |
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自由時間の過ごし方は人それぞれ。朝が早いので、昼食後はお昼寝をする人もいるようだったが、私はゆっくり昼寝する間もなく忙しかった。 昼食の後は、衣類の洗濯をしなければならなったし、午前中に撮ったフィルムの整理や、デジカメデータをパソコンに吸い上げる作業がある。 夕方のサファリから帰ってから、夕食までに1時間くらい時間があるが、この時間はかなり重要!この間にシャワーを浴びておかないと、寝る時間が 遅くなってしまう。 夕食後の時間は、気の合う人たちとロビーでコーヒーを飲んだり、バーでお酒を飲んだり・・。早く部屋に帰れば楽だろうにとも思うのだけど、 この時間が楽しかったりするのだ。 みんなにおやすみなさいの挨拶をした後は、日記というほどではないけど、その日のできごとをちょっとメモしたり、翌日の準備とカメラの手入れ、そしてデジカメのバッテリーを充電したり、データの吸い上げ&CD-Rに保存するという作業が待っていた。 今から思うと、毎日バタバタと忙しかったなぁ。でも楽しかったけど。 ロッジにはプールが完備されていたが、プールでのんびりなんて時間は全然取れなかったデス。 |
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さて、3日目の午後のサファリドライブだ。 午前中は、ナクル湖周辺を回ったので、午後は湖から少し離れたあたりで動物を探す。ナクル湖国立公園は、サバンナというよりも森林地帯といった感じで、木々が多く、林の中にある国立公園といった感じを受けた。 草食動物はたいてい群れをなして生活している。最初の頃は、インパラとガゼルとこのウォーターバックの区別がつかなかった私。 外敵が多い草食動物は、他のものに対してとても神経質だ。だから、サファリカーが近づくと必ずこうして顔をあげて様子を伺う。 害がないとわかると、そのまま草を食べ続けるが、近づきすぎると逃げてしまうのだ。 しかし、このウォーターバックにしても、ガゼルにしてもインパラにしてもシマウマにしても、いつでも草を食べている。 ハンティングをして生きている肉食動物のように、お腹をすかせるってことは皆無なんだろうな。 彼らの人生=食べてるってこと?(笑) |
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このナクル湖国立公園は、サイの保護地区に指定されているところである。 クロサイが絶滅危惧種だということは、前ページにも書いたけど、シロサイの数も激減しているそうだ。しかし、ここはサイの保護区ということもあり、遭遇率はかなり高いらしい。 こちらはシロサイ。でも、泥浴びしたあとは泥で黒くなっているので、クロサイなんだかシロサイなんだか区別つかず(汗) ← シロサイの親子。 サイって「かわいい」って動物ではないけど、チビちゃんってやっぱりかわいいねぇ〜。 お母さんは立派な角を持っていた。 この角は薬になるそうで(漢方薬)、この角目当てに、シロサイの密猟が続いたのだそうだ。 |
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イボイノシシの親子を発見! イボちゃんかわいい〜ってのが、第一印象だった。 イボイノシシっておもしろい顔をしているんだけど、愛嬌があってとってもキュートなのだ♪ 写真では同じような大きさだけど、本当は親子なのでずいぶんと大きさが違っているの。 ちびイボちゃんが、めちゃめちゃかわいくて、すっかり釘付けになってしまった私だった。 ほんとにどこにでもいるのが、シマウマ。 でも、最初の頃は、野生のシマウマを見るだけでうれしくて、ついつい写真を撮ってしまってた。 だけど、だんだん見飽きてくるのか、そのうち撮らなくなったけど・・・。ツアー最初の頃の写真には、やけにシマウマの写真が多かったなあ。 ナクル湖のシマウマは、縞模様が茶色っぽく感じられたんだけど、それは、そういう種類のシマウマなんだって。 |
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← ちょっと珍しいおサルさんを発見。これはコロブス・モンキーという名のサルだそうだ。 白と黒の長い毛がなんとも美しいサルである。長い尻尾もとても美しいキュートなおサルさんだ。 スティーブが言うには、この美しい毛のために、過去に乱獲されてすっかり数が減ってしまっている種なのだそうだ。 この辺りの、お偉いさんたちは、この美しい毛を使って、帽子を作っていたのだそう。 緑の木々のなかで、戯れている姿はものすごく優雅な感じがする。同じサルでも品種が違うと、だいぶイメージが違ってくるものなのね。 → こちらは、アカシアの林からひょっこり顔を出したキリンファミリー。 このあたりに生息するのは、ロスチャイルドキリンという種類のものだそうだ。マサイマラにいるのはアミメキリンといって、模様が少し違うらしいんだけど、私はさっぱり区別がつかなかった。 いままで、キリンって動物園でしか見たことなかったけど、こうして目の前に現れると、その大きさに改めて驚いてしまう。 私たちのツアーでは、全部で5台のサファリカーを使っているのだが、それぞれの車には無線が搭載されていて、お互いに連絡が取れるようになっている。大物の動物が見つかったときはもちろん、車がスタックしたのでHelp〜とか、道が通れなくなっているところがあるよーとか、いろいろな情報が入ってくる。朝ごはんの時間や、場所を決めたりするのにも無線は大活躍なのだ。 キリンを撮っている最中に、車の無線でなにやら情報が入った。スティーブは「もういいかな」と撮影を中断させ、車をぶっとばしてどこかに向かい始めた。何か大物が見つかったのだろうか・・・。期待でドキドキしてしまう。 目的地には、すでに何台かの車が集まっていて、みんな双眼鏡で何かを見ているようだ。「何がいるの?」とスティーブに尋ねると、「レオパード」という答えが返ってきた。 レオパード!! ヒョウである。レオパードは個体数が少なく、最も見るのが困難だとされている動物だ。こんなに早く、その姿を見ることができるなんて・・・・♪ ・・と思ったけど、私の目にはレオパードの姿は、双眼鏡で探せどもどこにも見当たらなかった。かなり遠い位置らしい。国立公園内は、決められた道路以外の走行は禁止されているから、むやみに動物に近づいたりすることはできないのだ。 「どこにいるのよ〜」ってだんだんイライラしながら、スティーブに尋ねると、「あの大きな木のカーブした枝の先から真下におりたところの草むらで寝ているよ」と答えが返ってきた。しかし、大きな木っていうのはいっぱいあるから、どの木のことを指しているのかわかんない。それに1本の木からカーブした枝なんて何本も出ているんですけどぉ。 「見つからないよー、どこどこ?」「だからあの大きな木の・・・」という同じ説明が繰り返される。スティーブは指をさして教えてくれるんだけど、指の方向には何本も大きな木があるんだよね。 その周りで、他の同乗者2人が「makikoさん、どこにいるって?」と私に尋ねる。2人とも英語ができないので、スティーブの言っていることが理解できないのだ。だから私に聞くのである。 聞かれても、私自身がどこにレオパードがいるのかわからないので、スティーブの言っていることをそのまま伝えることしかできない。そうするとやっぱり「大きな木ってどの木よ」と返される。 私だって、一生懸命探しているところに、周りからやいのやいの言われると本当に困ってしまう。他の2人にはすっごく悪いのだが、この際、彼女たちの声は無視して、レオパード探しに集中させてもらうことにした。そしたら「スティーブの説明のしかたが悪い」とか「あれじゃ全くわからん」とか文句が続出。きっと「makikoさんたら、意地悪で教えてくれない」とも思われたかもしれない。(汗) ご存知のとおり、現地の人はとても目がいい。目が良いので、たくさんの動物が彼らには見えるのだ。そしてドライバーたちは、少しでも多くの動物を私たちお客に見せてあげようとがんばってくれる。 豆粒にしかみえないくらい遠くにいる動物だって、「あ、あそこに・・」って教えてくれるのだ。たくさんの動物を見つけてくれるのは嬉しいんだけど、私たちの目と彼らの目では性能が違いすぎちゃうのだ。 だから、彼らにはみえる動物が、私たちには見えないってことがよくある。いるのはわかっているのに、見つけられないってことはかなりくやしいものだ。 結局、このレオパード、私は双眼鏡を使って、からだの模様(スポット)だけ確認することができた。でも、それが体のどの部分かは分からなかった。他の2人は、全く見つけられなかったらしい。 この後、別なレオパードポイントもあったんだけど、こちらはもっと見えず(泣)もちろん、ヒョウの写真はなし(泣) そんなこんなで、本日のサファリは終了〜! |
● ひとくちメモ ナクル湖周辺の水はアルカリ性が強いのだといいます。水道からは普通に水がでてきますが、石鹸で手を洗うと、なんとなくいつまでも石鹸のヌメヌメ感がとれない気がするんです。 でも、タオルで拭くときれいになる。同様に、シャンプーをしても、すすぎが足りなくてなんとなく気持ち悪い感じがするんですが、タオルで拭くとちゃんときれいになります。 もちろん、水道の水は飲めないのでご注意ください。 |
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