ケニヤ撮影旅行13日間
2004年4月27日(その2) マサイマラでの、最初のサファリドライブに出発する。 私たちの車のドライバーはナフタリ。顔はすごく怖そうなんだけど、実際はとても優しい人だった。 ロッジの敷地を出たとたんに、インパラの群れが見えた。1頭のインパラが、私たちの車を飛び越していく。インパラの跳躍力にびっくり!!今までのサファリは、道の両側に動物がいるって感じだったけど、ここは、道でないところもどんどん進んでいくので、まるでインパラの群れの中を走っているって感じ。迫力が全然違うのだ。 ・・・ということは、今まで以上に悪路になるということで、それこそ道なき道を行くって感じである。最初は「ひえぇぇ。」と思わず声がでてしまうことも。油断すると、頭を思いっきりぶつけてしまうし、隣の座席においてあるカメラが転がり落ちたりする。自分の体を支えつつ、片手でカメラをしっかり押さえておかなければならないのだ。 キリンのお食事風景。 マサイマラにいるキリンは、マサイキリン。ナクル湖にいたのとは別な種類のもの。体の網目の模様が微妙に違うんだって。 「ライオンを見に行こう」とナフタリが言う。 ライオンのプライド(群れ)が、ゴロゴロと草むらに寝そべっていた。ライオンのプライドは、大抵1,2頭のオスに、メスが5、6頭。それに子供たち。 プライドで生まれた子供は、みんなで育てる。
ゴロゴロ寝ていたオスライオンが、突然起き上がり、1頭のメスと交尾を始めた。ちょうど繁殖の時期なのだろうか。 そして、その行為が終わり、10分ほどすると、また別のメスライオンのところに行った。今度は違うメスと交尾を始めた。 ライオンの受胎率はかなり低いのだそうで、繁殖の時期になると、オスライオンは一日何度も何度も交尾をするのだそうだ。 それは、プライドを守るオスライオンの勤めなんだろう。 しばらくそんなライオンを見ていると、木の茂みからちょろちょろと小さなライオンが出てきた。 「うわぁ〜ちいさーい」って声が出てしまうほど、小さな子供だ。 今年の雨季は、雨が多く、ブッシュが例年に比べて高いのだそうだ。なので、これだけ小さい赤ちゃんだと、草に埋もれてしまい、なかなかその可愛い姿をみることが難しい。 ← の中央にいるチビちゃん、生後2週間。まだライオンの姿をしていないでしょ。(笑) 普段、これだけ小さな子供は、親が木の影に隠してしまうので、めったに見ることができないらしい。 お兄ちゃんライオンのいいおもちゃになって、あっちにコロコロ、こっちにコロコロと転がされてる。 チビをかまいにきたお兄ちゃんたちと、「いいかげんにしなさいよっ」と怒るお母さんデス。 本日のサファリはこれで終了〜! |
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夕食の前に、ロビーでマサイショーが行われていた。マサイの民族舞踊や、高いジャンプを見せてくれる。 観光客には興味深いけど、マサイって誇り高い戦士ではなかったのか? 観光客相手に、こんなふうに見世物になっていいのだろうか?? 貨幣経済が進んでくると、今までの生活を維持していくのがむずかしくなってくるのはわかる気がする。こうしてダンスをみせることで、お金を稼がなくては生活できないのもわかる。 だけど、何となく悲しい気持ちがするのは、私だけかしら? |
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マラサファリクラブのディナーは、8時からだ。毎日テーブルの位置が違うし、外のテラスで食事することもある。
コースディナーの日もビュッフェの日もあり、飽きることがない。 今日の夕食のときは、もっぱら昼間見たライオンの話題だった。 「ああいう男を見つけなきゃダメだよ」と75歳のおじいちゃんがマジな顔で言っていたのが笑えた。 夕食後、テントに戻り、ランプの下で日記を書いていると、外で「ジャンボ」という声がする。 ジョシュアが湯たんぽを持ってきて、ベッドの中に入れてくれた。 やはり、夜はかなり冷えるので、この湯たんぽサービスはとてもうれしかった。 夜は、テントの前を流れるマラ川の、カバの声がうるさくてよく寝れなかった。(泣) |
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